2月4日(月)、大阪・難波の『YES THEATER』にて、ビスケットブラザーズ・原田によるお笑いライブ『原田ビューティクリニック』が上演されました。今回が初開催となる同イベントは、開催前から赤いルージュをさした原田の写真に、「変わりたい?」というキャッチコピーが添えられたポスターでも話題に。

タイトルから一見“美を追求する”テーマに思えますが、そこは原田プロデュース。一筋縄ではいかない展開となった、魅惑の60分をご覧あれ!

赤いドレスで熱唱のオープニング

暗転した舞台に、アニメ『美少女戦士セーラームーン』の主題歌『ムーンライト伝説』のイントロが流れ始めると、こってりメイクを施した爆ノ介、さや香・石井、紅しょうが・熊元プロレス、祇園・櫻井が歌いながら登場。サビの部分で、真っ赤なドレスを身を包んだ原田が登場する度肝を抜くオープニングアクトで、さっそく盛り上げます。

本編では、先ほど歌声を披露した“美の戦士”4人と、まだ事態が飲みこめていない様子のそれぞれの相方4名、祇園・木﨑、さや香・新山、ビスケットブラザーズ・きん、紅しょうが・稲田がひな壇にスタンバイ。原田が「『変わりたい?』をテーマに、コンプレックスの改善や最新コスメ情報など、とことん美を追求する」とイベント趣旨を説明すると、木﨑らから疑問の声が上がりますが、爆ノ介は「説明は(自分たちの)顔面で終わってる」と涼しい顔。

“美の戦士”とは、よしもと漫才劇場でも特に美意識の高い芸人からなるチームで、「いまもっとも女性に近い男・櫻井」、「口紅ひとつでアメリカとわたりあった女・熊元」など、独特のキャッチフレーズでも笑いを誘います。

メイクの起源は…あの男!?

最初のコーナーは「美の歴史を学ぼう!」。「効果音が可愛くない」とリテイクを要求し、随所に美へのこだわりを見せる原田が、知られざるメイクの歴史をひも解いていきます。スクリーンに映し出される地球や恐竜のビジュアルをバックに、紀元前まで遡ってメイクの起源を解説。しかし、「隕石が地球にぶつかり、生命の80%が消滅しましたが、目を凝らすとそこには……」の言葉に続いて、スクリーンに映し出されたのは……?

「これ、ダブルヒガシの東やん!」と指摘されると、「違います、ダブルメイクの起源さんです」と言い張る原田。文句をつけた木﨑や新山を退場させるなど、やりたい放題。

「お化粧の基礎を学ぼう!」では、プロのヘアメイクアップアーティスト、パドリックさんが登場。パリコレクションや宝塚歌劇団でも活躍されており、原田や“美の戦士”たちのメイクも担当するパドリックさんを交え、原田独自のメイク術を紹介していきます。

独自のメイク術によって、人生は夢・星霰が“佐々木希”に、ラフ次元・梅村が“尾木ママ”に、そしてクロスバー直撃・前野が“カメックス”に変身した比較写真が映し出されると、会場からは笑いと悲鳴が起こりました。

「毛穴は粘土で埋める」!? 衝撃の原田流メイクテク

「美のQ&A」では、観客からの事前アンケートをもとにメイクにまつわるお悩みに答えていきます。「メイクがくずれがち」という人には、パドリックさんが「粒子の細かい粉をはたいて。ハイビジョン対応のフィニッシングパウダーがいいよ」とアドバイスすれば、すかさず「きな粉ですね」とかきまわす原田。

このあとも「高いコスメとプチプラコスメの違いがわからない」「唇がカサカサで口紅がダマになる」などの悩みにパドリックさんが答え、原田がボケるというパターンが続きます。「『原田ビューティクリニック』やねんから、原田さんの意見が聞きたい」との声を受け、「毛穴を隠したい」という悩みに答えてみるも、「今まで、私は粘土で埋めてたんですけど……」と、どこまでも全員をズッコケさせていました。

「化粧水のあと、乳液を塗らなくても大丈夫?」「馬油が毛穴の汚れを落とすと聞いたんですが……」と、相次ぐ出演者からの質問にも、的確に答えていくパドリックさん。稲田の悩みだという「重めの一重まぶた」のメイク術では、“男性ウケ”と“女性ウケ”ごとにハウツーを披露。「(男性ウケと女性ウケでは)グラビアアイドルと(雑誌の)『JJ』ぐらいメイクも変わる」と言い、原田のメイクを「JJ」、稲田のメイクをどちらでもない「ギャル」と診断していました。

いよいよ実際にメイク!きんがあの「ビッグボーイ」に

ここまでのレクチャーを生かして、早速実践コーナーへ。「バレンタインまでに、かわいく美しくかっこよく!」を目指し、“美の戦士”たちが残る4人にメイクを施していきます。熊元は不安がる木﨑に「まかせてください!」と力強く宣言。爆ノ介はきんに「あきらめないで!」、櫻井は稲田に「女のコ、取り戻そ!」、石井は新山に「強い気持ちでいくからね!」と、それぞれ決めゼリフを放ち、メイクを開始!

仕上がりを待つ間も、さまざまなメイクの質問に答えていくパドリックさん。眉毛の角度や色、アイシャドウのぼかし方など、お役立ち情報満載で、観客も熱心に聞き入っています。

出来上がりは、スクリーンに映してお披露目。木﨑は「ふだんキレイなので、ちょっとダンディに。わざとヒゲなどを描きこんで男らしさを強調しました」というワイルドメイク。歯には青ノリもついています。

新山のメイクは、顔まわりを黒く塗りつぶして「小顔効果を狙った」と石井。新山は「ボンバーマンやん!“かぶりもの”になってるやん!」と、ぼう然。

櫻井による稲田のメイクは「ふっくらしてるのが気になるということだったので、『DEATH NOTE』のリューク感を出してみた。目の回りはダンプカーをイメージ」。パドリックさんから「口が左右対称になってないのが残念」と厳しいチェックが。

そして、爆ノ介の手にかかったきんは、なんとファミリーレストラン『ビッグボーイ』のキャラクターに!ヘアスタイルまで寄せていく徹底ぶりに、パドリックさんからも「眉毛の位置は正しい」と褒められます。

改めて全員でカメラの前に立つと、新山は「おもんないハロウィンやん」とポツリ。3人に比べて中途半端なメイクに終わった木﨑は、「逆に一番恥ずかしい」と嘆いていました。

「最も美しくない人」が決定!原田ワールド炸裂のエンディング

全てのコーナーを終えたところで、「今日、このなかで最も美しくなかった人」を決めることに。出演者全員が指さしたのは……?

やはり、原田! すると「やだ、消えてなくなっちゃう!」と絶叫し、暗転とともに舞台から消え去りました。「こうして原田は、自分が美しくないと知り、泡のように消えてしまいました」のナレーションが流れると、きんは思わず「えぐい……!」と一言。原田ワールドが炸裂した幕切れに、観客も出演者も大爆笑となりました。

エンディングでは、きんから「この日のために、1週間前からピリピリしていた」と暴露された原田。緊張の糸が切れたのか、「思い通りにはなりませんでしたが、すごく楽しかったんで……エンディングって、皆さんどうやって喋ってました?」と、しどろもどろ。観客に向けて、「皆さんも、時間をとらせてしまって本当にすみません」と、なぜかお詫びの言葉で締めくくりました。