2020年2月19日(水)、YouTube上に突如現れた『フォートナイト下手くそおじさん』チャンネル。『Nintendo Switch』や『PlayStation 4』などで遊べる『フォートナイト』(Epic Games)のみをストイックにゲーム実況する同チャンネルは、瞬く間に人気に。

トークスキルの高さが際立っていたり、顔が映る動画もあったりしたことから、視聴者は気づいていたようですが、このたび公式に動画の投稿者が吉本新喜劇・小籔千豊であることが明かされました。

今回、ラフマガではそんな小籔にインタビューを実施。YouTubeでも9時間の生配信や視聴者とのコラボを行なうなど、すっかり『フォートナイト』にハマっている様子の小籔に話を聞きました。

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「フォートナイト」友人を増やすべく

――YouTubeを始める前から『フォートナイト』をやられていたとお聞きしました。

前までは息子の『Nintendo Switch』を借りてやっていたんですけど、ジェニーハイ(小籔がドラムを担当しているバンド)とか他の仕事で忙しい1、2年だったので、“ハマったらアカン”と買うのを我慢していました。

でも、とうとう2019年6月頃に自分専用の『Nintendo Switch』を買いまして。そのときに“病気か”ってくらいにハマって、ジェニーハイでもうすぐレコーディングやっていうときは、大阪に『Nintendo Switch』を置いて歯を食いしばって東京に来ていました。

たまに仕事の合間に『フォートナイト』仲間であるスタッフ2人とやっていたけど、3人でやっていてもうまくならんから『フォートナイト』の知り合いを増やしたいなと。

そこでスタッフが「YouTubeやりませんか?」って言ってきたんですよ。それが昨年の夏の話で、ジェニーハイのレコーディングやフェスやツアーがあったので延び延びになり、ツアーが2月に終わるから、終わったらやりましょうってことで始めたら、コロナがきまして。時間ができたのもあって、いま(インタビュー時点で)280時間くらい配信をしています。

――(笑)。あえて正体を隠したのには何か理由があるんですか?

僕が「YouTubeをやります」って言うたって、“そない興味がないやろな”って思ったんですよ。僕には、トーク、文句、説教、悪口、新喜劇とか「そんなんやったら見よかいな」っていうお客さんしかいないんですよ。

今まで来てくれたお客さんの中には「ゲームなんて見たないわ」って思っている人もいると思うし、『フォートナイト』好きの子どもたちは、別に小籔自身を見たないと。だから「ゲームのYouTubeを始めるって誰に知らせんねん!」ってなって。

しかもYouTubeは、YouTuberさんたちが作り上げた難しい大変な場所。(その方々に)失礼な気もして、細々とYouTubeをやっていつか常連さんができて、『フォートナイト』が強い友達ができたらいいだけやから、スタートはわざわざ自分が芸人とは言わずに頑張ろう、テレビやSNSでは告知せずにやろうって。

でも、いつまでも内緒も無理やろうからYouTubeに認められるか、先輩YouTuberに認められるか、大きな区切りみたいなのがあれば発表しようと言ってたんですけど、今回(『フォートナイト』を販売している)『Epic Games』さんからお仕事がきたので、「これは発表させてもらおう」ということになったんですよ。

――コメント欄を拝見すると、お笑いのお客さんとは毛色が違うゲーム好きの方も多いような気がします。

チャンネル登録者数が最初は5人くらいやったのに、いま3万人以上いるなんて(7月8日(水)現在で3.95万人)夢のようやし、1万人を超えたときは感無量やったんですよ。だからもういいやって思ったんですけど、みんなとやっていると、親子大会をやりたくなったんですよね。

ステージに親子がデュオ(ペア)で出てきて、それをスクリーンでみんなが見ていて、横で僕らが実況・解説をして、みんなが笑うっていう。20代以下の部、30代の部、40代の部、50代以上の部……とか。やっぱり20代とかに比べたら、50代の人たちは下手ですやん。おじさんたちが頑張っているのって微笑ましいし、子どもたちは「下手やなー」って笑ってくれるし、そんな大会をやりたいなって思ったときに登録者数を増やしたいなと思ったんですね。

ただ、いま大会をやっても認知度が低くて小規模になるので、コロナが終わって、(登録者数も増えて)お客さんが入っていい時期になったら“姫カップ争奪親子大会”をやりたいなって思っています。出場する人が少なくても、会場に観に来てくれる人が増えたらイベントとして成立するので。中年のプレイヤーたちが出られる大会や、親子で出られる大会ができたらなと思っています。

新喜劇の座長も誘ったけど…

――配信をする際に気をつけていることはありますか?

なにもないです。YouTubeで成功しようと思うこと自体おこがましいことやと思っているので。他のジャンルの仕事をさせてもらうときに思うんですけど、やっぱりプロには勝たれへんというか。

自分ができるだけのことは誠意を持って真面目に取り組むってことだけ約束させてもらって、失礼のないようにしたいと思っているんですよ。ドラマに出演させてもらったら演技はめちゃめちゃ下手ですし、僕より年下の俳優さん・女優さんのほうがめちゃめちゃうまいです。そういう人たちに勝とうなんておかしな話ですので、セリフだけはしっかり覚えていくとか。

ドラムをやるときはちゃんとレッスンを受けて、僕なりに真面目に頑張る。それを見ていただいて“芸人がドラムをやっている……は?”って思う人もいる中で、“あいつ下手やけど、一応真面目にやっとんな”と思ってもらえるように頑張ろうと心がけています。

YouTubeもひと跳ねしたい、なんておこがましい話です。でも『フォートナイト』が好きって気持ちは配信時間を見ていただくとわかる通り、ハッキリ言ってそこそこ上位やと思います(笑)。

――ゲーミングPCも買ったりして本気ですもんね。

好きって気持ちが溢れ出てもうてるだけです。僕らのチャンネルに来ていただいた方が楽しんでいるのかどうかはわからないですけど、『フォートナイト』の友だちを増やそうと思ってやったんで、3万人も友だちがおれば十分ですね。

――最近では、吉本新喜劇の座長・酒井藍さんもゲームに参戦されていましたね。

今のところ、他の座長(川畑泰史、すっちーなど)にもすすめています。藍ちゃんは「『フォートナイト』って面白いんですか? 私もやりたいです」ってやり始めたんですけど、あとの2人はボサッとしていたんで「アンタらもやりなはれ」って最近やらしたんですよ。近々“座長スクワッド”がYouTubeに投稿されると思うんですけど、3人とも下手くそすぎて、めちゃくちゃ笑いましたけどね(笑)。

もちろん初心者やから仕方がないんですけど、普段僕のところに来る人がうまい人ばっかりやから、それとのギャップが面白すぎて。藍ちゃんも「敵がいます!」って言うから助けに行ったら、敵のそばでしゃがんで……。「何してんの? 撃たんかいな」って。それくらい下手やったんですけど、それに輪をかけてすっちーと川畑さんが下手くそやったんで、めちゃくちゃ面白かったです。

――小籔さんは、ふだん有名配信者とコラボすることもあるので、視聴者さんは、上手い人もいれば下手だけど頑張っている人もいる……っていうギャップが楽しめそうですね。

そうですね。上手い人のテクニックや、すごいプレイを観たい人は他のチャンネルを観ていると思いますけど、僕らのチャンネルでは“下手なおじさんが真面目にやっているところ”を観てほしいと思います。子どもたちが“大人やのに下手やな”って笑ってくれたり、僕と同い年くらいの人は、僕に重ねて“気持ちわかるわ~”とか、いろんな見方をしてほしいですね。

――YouTubeをはじめて約4か月。自分の実力をどう見ていますか?

最初のレベルが小学1年生やとしたら、いま小学3年生くらいになったと思うんですよ。(『フォートナイト』プレイヤーの)ねこくん!が読売ジャイアンツの坂本勇人選手だとしたら、ぼくは「リトルリーグに入りました」くらいの実力です。まだまだ先は遠いです。

――YouTubeをやることによって、いろいろ発見できたことも多そうですね。

そうですね。『玉摩り隊』や『リテイルロー軍団』っていう有名なチームに入らせてもらったり、有名配信者の方々が遊びに来てくれるんですけど、そういう方々に話を聞くと「そんなこと覚えなアカンのか」とか「こんなことあんのか」とか、いっぱいあるんですよ。上達のスピードがめっちゃ遅いですけど、ひとつずつ覚えています。

――『フォートナイト』をやっていると性格が出そうな気がします。自分はどういうタイプだと分析しますか?

僕は“慎重派じゃないんやな”と思いましたね。息子が勝手に突撃してやられてしまうときがあるので、僕も下手なりに「一人で行って勝てると思ってんのか?」ってダメだしをするんですけど、気が付いたら僕が敵に突っ込んでいるんですよね。自制できずに、人に言うだけで自分を振り返れないっていう……。

敵と遭遇した時も視野が狭くなって、気が付いたらめっちゃ敵の近くにいるんですよ。だから、向いていないんですよ。僕が本当の兵士やったらすぐ死んでいると思います。

昔からゲーマーだった小籔

――子どもの頃からゲームをやられていたんですか? 特にハマったゲームはありますか?

むっちゃやっていました。家に200本くらいソフトがあったんですよ。『ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々』の電源を入れて音楽が流れたときに、体に電気が流れたのをいまだに覚えています。

他にも『信長の野望』、『ポートピア』、『A列車で行こう』、『大航海時代』、『ダービースタリオン』、『桃太郎電鉄』、『いただきストリート』、『ウイニングイレブン』、『パワフルプロ野球』……とか。でも座長になる前くらいにいったんやめたから、10年以上(ゲームから)離れていましたね。

ただ、『フォートナイト』は全然違うゲームやと思います。“未来すぎるゲーム”というか。これまでゲームでは平面でしか動いていなかったんで、敵が僕の真後ろにジャンプをしてきたから、後ろに振り向いて撃つ……とか、今までになかったことで。おっさんからすると、すごく難しいですね。

――10年以上、時間が空いているにもかかわらず『フォートナイト』にハマった理由って何だと思いますか?

むちゃくちゃオモロイだけです。“おっさんでも十分楽しめるゲーム”って割と認知がされていないと思うので、ぜひともお子さんが『フォートナイト』をやっていたら、お父さんやお母さんもやってほしいと思います。

――幅広い世代が小籔さんのチャンネルを観ている印象があります。

『フォートナイト』をやっていなくてもチャンネル登録をしてくれている方もいますし、作業をしながらラジオ感覚で聴いている方もいらっしゃいます。

ゲームを参加型にしていて、子どもが来てくれたときに(小籔が)「初任給の5万は親に渡せよ」とか言うんですよね。子どもは喜ばないんですけど、観ているおじさんたちからは「いい話だ」とか「そうだ!」って(笑)。だから子どもにニーズを合わせているのか、大人に向けているのか、よくわからないです。

――平気で何時間も生配信をされていますが、お休みのときも『フォートナイト』漬けですか?

生配信で12時間やった後もプライベートでやりましたし、この間は夜中の生配信が終わって、夜中の2時半から朝の8時まで生配信をしました。仕事がなければ永久にやっていると思います。

――今回、改めて小籔さんのチャンネルであることを公表する形になりました。チャンネルに興味を持ったという方にメッセージをお願いします。

ゲームから遠ざかっている方も、『フォートナイト』は面白いんでやってもらいたいと思いますし、親御さんで全然うまく出来ないという方は僕と同じ気持ちやと思うんで、僕と一緒にうまくなる方法を見つけてくれたらと思います。そして、いつか大会もやりたいです。ぜひともチャンネルを観に来てほしいと思います。

取材・文:浜瀬将樹

『フォートナイト下手くそおじさん』

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