世界各地で新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっている昨今。日本では緊急事態宣言が解除されたものの、まだまだ油断はできない状況が続いています。

そこで気になるのが他国の現状。日本とは文化や風習が異なる海外に住む人たちは、一体どんな生活を送っているのでしょうか? ラフマガでは“住みますアジア芸人”として活躍している芸人たちに、現地の状況を語ってもらいました。

今回は“フィリピン住みます芸人”である、ほりっこしにリモートインタビューを実施。世界最長レベルのロックダウンが続いたというフィリピン・マニラでは何が起こっていたのか? スラム街とも言われるトンド地区でホームステイをしていたというほりっこしに、じっくり話を聞きました。

※6月23日(火)にインタビューをした時点の情報です。現在とは状況が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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完全外出禁止…どんな生活をしている?

――現地はどのような状況ですか?

場所によって違うのですが、僕が住んでいるマニラに関しては(規制が)ちょっと緩くなりました。ざっくり言って4段階。「弱い」「普通」「ちょっと厳しい」「厳しい」で分けると「普通」くらいになりました。

なので、多少買い物に行けるようになったり、電車も動き出したりしたので、今は自由に動ける部分も多いです。ただセブ島のほうはいったん緩くなったんですけど、また「厳しい」に戻っちゃったので、マニラも感染者が増えたりすると「厳しい」に戻るかもしれないです。

――ということは、マニラの感染者数はだんだん減っていっているんですか?

正直横ばいで、減っている感じはしないです。聞いた話だと、重症患者が少なくて軽症患者が増えているということもあって、緩くなったみたいです。

あと、マニラが3月15日(日)から5月末まで世界最長レベルのロックダウンをしていて、数か月外出禁止といった感じでした。今でも20時から朝の5時まで外出はできません。

――しっかりと規制されていたんですね。

1日外に出てはいけない時期もありました。地域によって違いますが、僕がホームステイをしている家の地域では、48時間の完全外出禁止が2回ありました。

――具体的にはどんな規制があったんですか?

軍人さんが街を歩いていて、それこそ20時以降歩くと捕まる人もいて……。買い物もできるんですけど、各家庭にひとつだけパスを渡されて、それがないと買い物にも行けないっていう。それに、大統領が「政策に関して反発する国民は撃ってもいい」というような発言をしたみたいで。

――それはすごい……。コロナ禍で驚かれたことはありますか?

それこそ大統領の発言には驚いたし、「仕事を早くやらせろ」っていう暴動もちょこちょこありましたからね。あと、日本人の方が襲われることもありました。結局、日本の食材店も数多くは品物が入ってこないんで、入荷の日になると多くの人が並んじゃうんですよ。その行列を狙ったお金のないフィリピン人が、強盗をはたらいて……。こうやって一気に治安が悪くなったのはびっくりしました。

でも逆にポジティブな驚きも多くて、フィリピンは貧富の差が激しいので、お金持ちも結構いるんですよ。ニュースを見ていると、そんな皆さんが寄付や募金をしたり、マニラ市や市長にドネーション(寄贈)をしたり……。裕福な方々が多くの寄付をしていると聞きました。

アルコールに信頼を置いている?

――現地の皆さんは、どんな対策をされているのでしょうか?

アルコール消毒やマスクですね。フィリピンの方ってアルコールに対しての信頼度がすごいんですよ。コロナの前から、水や石鹸で手を洗わない。「アルコールをかけておけばいい」みたいなところがあって。だからこそコロナ禍の中では、アルコールが売り切れることもありました。

マスクも必要なんですけど、今年フィリピンは災難なんです。1月にタール火山が噴火して、けっこうな火山灰がマニラまで来て……。その時期に1回マスクがなくなっちゃって。

1月の時点でマスクがなくなって、日本やいろいろな国から送ってもらったりしていたんですね。こういう状況の中で3月にコロナが拡大し、マスクが入手困難になってしまいました。だから、フィリピンの皆さんは洗って使える布マスクをしていますね。

――学校はいかがですか?

学校は完全に休校ですね。すべてオンライン授業になっています。僕が住んでいたトンド地区だと、オンラインで(授業を)やってはいたんですけど、電波が悪いんですよね。結局母ちゃんが「授業料がもったいないから、やめさせる」って言っていました。復活して学校が始まったら通わせるみたいです。地区によって違うんですけど、マニラでは子どもがいる家庭に向けて、(授業で必要になる)パソコンを全部で1万台ほど寄付したみたいです。

――ご自宅ではどんな対策をされたのでしょうか?

どっちみち(買い物の)パスを持っていなかったので、ずっと家にいましたね。家の前にあった小さいコンビニみたいなところで、コーラを買うことを楽しみにしていました。

――スラム街で暮らしていたほりっこしさん。やはり大敵は暑さですか?

裕福な家でエアコンがあれば家にいられるんですけど、スラム地区はもちろんエアコンはないですし、扇風機も1部屋に1個。そんな家に5〜10人住んでいるので、そうなると外の方が涼しいんですよね。フィリピンは3~4月が一番暑い時期だし、家にいるよりも「外で風に当たっていたほうが涼しい」ってことで外に出ちゃうんじゃないかと。

――いまは別の家にお住まいだとお聞きしました。

ちょっと前までスラム街でホームステイしていたんですよ。ただロックダウンになって、そこから舞台の仕事がなくなり、オンラインがメインになったんですね。でも、電波が良くなかったり、暑いっていうストレスがあるし、15人の家族がいて、子どもたちもいてうるさくて……。

前の家で配信が出来ないことはないんですけど、配信中にスマホが熱くなって、自分ではなくてスマホをあおぐっていうこともあったりして(笑)。つい先日から、知り合いの家の空いている部屋に住まわせてもらっています。

舞台の仕事からオンラインへ

――ご自身のお仕事にはどんな変化がありましたか?

フィリピン人コメディアンも「年内は劇場の再開がないんじゃないか」って話をしていたので、あと半年くらいはこの状況が続くのかなって。

最近では、フィリピン人のコメディアンと、毎日Facebookでライブ配信をやっています。ほかにも、僕が以前出ていたテレビ番組のプロモーションとして、日本でいう『SHOWROOM』のようなライブ配信に出てくれって依頼があったり。フィリピンに住む日本人向けのフリーペーパーに4コマ漫画を寄稿しているんですけど、いま時間があるから全部タガログ語に直してネットに掲載したり、ありがたいことにお仕事をいただいています。

――先日、住みますアジア芸人の皆さんがそれぞれ『SILKHAT(吉本興業のクラウドファンディング)』にて『住みますアジア教室』を行ないました。改めてどんなことをしたか教えてください。

基本的に事前に質問を受け付けて、僕たちが答えていくものが中心でした。楽しかったですね!

――次回はどんなことをするのでしょうか?

タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシアの“住みます芸人”のメンバーで、YouTubeチャンネル『住みますアジア芸人チャンネル』を配信しているんですけど、次回はそのメンバーでゲームをやります。

僕、フィリピンでは2種類のネタをしていて、フィリピン人向けにタガログ語で話しているものと、フィリピンに住んでいる日本人向けに日本語で話すものという2つで。日本語の方は毎回作っては捨てている状況でもったいないので、『SILKHAT』で披露しようと思っています。

――今後、個人的にやってみたいことはありますか?

フィリピン人のコメディアンと2人で「YouTubeチャンネルを立ち上げたい」って話をしています。日本語を教えるとか、フィリピンならではの体験をやったり……。オンラインの仕事は楽しく感じているので、できれば続けていきたいです。

取材・文:浜瀬将樹

住みますアジア芸人 関連情報

■YouTubeチャンネル:『住みますアジア芸人チャンネル』

■『住みますアジア教室』(SILKAT)

クラウドファンディング『SILKHAT』にて、アジア各国からビデオチャットで現地の魅力や、移住・ビジネス進出を考える方への有益な情報をお届け!

©SILKHAT

第2弾も開催決定!
URL:https://silkhat.yoshimoto.co.jp/projects/1686/

■AsianGarden(LotusTV)
URL:https://www.lotuslotus.tv/users/562/video

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