6月19日(金)、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休館となっていた、大阪・なんばグランド花月での公演が再開されました。

本公演上演前には、なんばグランド花月を代表する桂文枝、西川きよし、中田カウス、桂文珍が、記念すべき公演再開の喜びを観客と分かち合うセレモニーを開催。イベントは、新型コロナウイルス感染症予防対策として、それぞれの間にアクリル板を挟んで行なわれました。

誰も経験したことのない新しいカタチの寄席

チケット完売となったこの日の公演では、新型コロナウイルス感染症予防対策として、客席は1.8m間隔の距離をとって用意。文枝ら師匠4人と司会進行の浅越ゴエがステージに姿を現すと、なんばグランド花月の場内には、観客の大きな拍手が響き渡りました。

文枝は「これが、これからの新しいカタチの寄席ということで、ご覧になっている皆さまは、我々がこういう状態だとさぞかしやりにくいだろうな、とご覧になっていると思いますが……やりにくいです」と、たちまち客席を沸かせます。「でも! 我々に一番の力と勇気をくれるのは、笑いです。皆さんの笑い声があれば、本当にこんなにうれしいことはありません」とうれしさを噛みしめる表情も。

続けて「こんな話をすると暗くなるけど……志村けんさんがお亡くなりになり、我々ここにいるみんなは70歳を過ぎていて年ですので……」と、同世代の仲間の逝去に思うところがあったことを告白。「絶対に元気に、もう一度舞台を踏みたい。そればかり考えて、家にこもっておりました。そして、こうして皆さまの前で舞台に出られて、こんなうれしいことはありません。涙が出そうです」と語りました。

きよしは、アクリル板をゲートに例えて「各馬、一斉にゲート・インしました! 気持ちはキタサンブラックです」と言い放ち、会場を盛り上げます。続けて「お天気が悪いから、どうなるかなと思ったけど、天気予報より早めに雲が行ってくれたので良かったです。今日からなんばグランド花月や色んな劇場がオープンしますから、笑いの神様に守っていただいているような気がします」と喜びをあらわにしました。

そして改めて「新たにスタートするということで……各馬、一斉にゲート・イン! 一朝一夕とは言いませんが、小さなことからコツコツと!」とおなじみのセリフで盛り上げました。

カウスは公演再開を喜びつつ、「漫才は本当にこまるんです」と、アクリル板を挟んで文枝のほうを見ながら「こうしてしゃべっても、僕の顔がアクリル板に反射して映るんです。これが非常にやりにくい。すぐに慣れるかな? きっと元に戻るんですが、それまでは今しばらくこの形」と語りました。さらに「大阪は商売の街。その大阪が元気かどうかという指針は、なんばグランド花月が元気かどうか。それもお客さんがあってのこと。どうぞよろしくお願いします」と笑顔を見せていました。

文珍は「記念すべき、リスタートの日にお集まりになる方々。本当にお好きだな〜というか、ありがたいお客様で感謝でございます」と感謝の気持ちを述べます。「ありがたいことに着物を畳みながら涙ぐむような、そんな感じです。今も胸がいっぱいです」と感無量な様子。「吉本はみなさんに健康な笑いを届けるようにがんばります。うがい、手洗い、笑い。この3つがキーワードだそうです」とも語りました。

また、この日のチケットが完売だと知った文枝は、久々の観客のナマの拍手と笑い声に「やっぱりお客さんの拍手が大きくて心地いいですね。できたら1人で3人分笑っていただけたら」と話し、4人は笑顔をこぼしていました。

「反応がある感覚が久々に味わえてうれしい!」

ラフマガでは、公演を終えた8組にインタビューを実施。久々に舞台に立った感想などを聞きました。

ミルクボーイ(駒場孝、内海崇)

――久しぶりのなんばグランド花月の舞台はいかがでしたか?

内海「緊張してちょっとネタがおかしくなりました」

駒場「やっぱりでも、漫才のいい意味でのしんどさというか。めちゃめちゃ今、この10分間で体力の消耗がすごいです」

内海「たしかに無観客でやっていた時と全然違いますね。お客さんのありがたみがわかりました」

駒場「お客さんと面と向かってやるというのは、僕らからしても戦いですもんね。でも、やっぱり反応があるこの感覚が久しぶりに味わえてうれしいです」

――アクリル板やマイク2本があるのはやりにくいですか?

駒場「アクリル板は大丈夫なんですが、マイクが1個ずつあるのが歌手みたいやなって。普段、僕はマイクの右側に立つので、今日もそうしてました。最初は真正面に立ってたんですけど、もう頭が真っ白になって、気づいたらマイクの右側に立っていました」

内海「2本あるねんから正面でいいんちゃうの。普段の慣れた感じが出ちゃいますね、やっぱり。今日、やってみてうれしかったんですけど、あの状況でも大爆笑を起こしたいなっていう気持ちになりました。悔しいといいますか……」

駒場「めちゃくちゃ噛んだからな(笑)。でもあれはいいと思う。僕らのあとに続く先輩方も“緊張する”って言ってはったんですけど、僕らが最初に“テヘヘ”ってなったことによって“ええんや”ということになったので、ムードがぱっと明るくなったから」

――今日は駒場さんは、ネタの冒頭でお客さんに何をもらったんですか?

駒場「“除菌されたベルマーク”です。くれる方もゴム手袋してましたから」

内海「これは本当に、いいのを見つけたなと思っていて。今までのをもう一周できます」

駒場「全部、“除菌”を付ければ(笑)」

「お客さんの拍手がすごく大きく聞こえた」

学天即(よじょう、奥田修二)

――久々のなんばグランド花月の舞台はいかがでしたか?

奥田「やりにくいんかなと思っていたんですが、そもそもお客さんの前でやるのがまるまる3か月ぶりだったので、前の感覚がたいして残ってなくて、全然やりやすかったです(笑)。これでいいや、という感じでした」

よじょう「僕は、今日はちょっと緊張しましたね。いつもの劇場の雰囲気よりサイズが2倍くらい大きいような気がしましたね。心細くて」

――ソーシャルディスタンスをとるため、お客さんがいつもより少ない中での漫才はいがかですか?

よじょう「前に、無観客で配信だけ、というのを経験しているので、それに比べたらめちゃくちゃありがたかったですね。反応があるので」

奥田「少ないといっても100人くらいの方は来てくださっているので、久しぶりの拍手はすごく大きく聞こえました 」

――アクリル板やマイク2本がある状況はどう感じられましたか?

奥田「アクリル板をいじって笑いが2回くらい、ちょこちょこ取れましたし、今日に関しては“あってよかった”と思いましたよね(笑)。あるとアドリブが浮かんできましたね。ありがたいと思いました」

よじょう「そうですね(笑)。うまいこと使いはるなと思いました」

――これから劇場に来られるお客様にメッセージをお願いします。

よじょう「飛沫が飛ぶので笑うことはできないですが、自分たちからしたらスベっているという感覚がないので、そこらへんはありがたいですね」

奥田「ウケたらウケたで幸せなことをさせていただいた、スベったらスベったで、飛沫を飛ばさないようにさせていただいたんだということで、どっちもプラスでとらえております」

よじょう「Win-Winなので、ぜひ来てください!」

「こんなカタチの漫才は今しか観られないですよ!」

テンダラー(白川悟実、浜本広晃)

――100日ぶりの公演でしたが、自粛期間を経て久々の公演はいかがでしたか?

浜本「アクリル板がある漫才をするのは初めてやったんで、“どんな感じかな?”と思ってたんですけど、ちゃんとやりにくいなっていう(笑)」

白川「期間が空いてるわ、こういうカタチやわ、ね。やっぱり声が聞きにくいんですよ。だからなんか、考えながらやってましたね」

浜本「以前ならスラスラと出てきた言葉が“あれ? 次何やったっけ”みたいな。離れたことによって、なんかすごく感覚が……」

白川「いつも横でしゃべってるのが、離れてるだけでこんなにやりにくいんやなっていうのはありましたね」

浜本「コンビを組んで26年になるんですが、コンビ的にね、気持ち的にこういう時期もあったでしょうけど」

白川「それ言わんでええやつ!」

浜本「いざ壁を作られると、やっぱり壁はないほうがいいな、と」

白川「確かにないほうがいいね(笑)」

浜本「やっぱり仲いいほうがいいんやなって、改めて気付かされましたよね(笑)」

――相方に対して、ツッコミで触れたりできなくなりましたね。

浜本「そうなんですよ、だからできないボケがあるねんな、と。それに、どこまで行っていいんやろうっていうのがありましたね。動きも考えながらやっちゃいました。もっとたぶん動いてよかったんやろうけど……」

白川「わかる、わかる。近づいたらあかんっていうのがあったりね」

――新しいスタイルが続くと思うのですが、どういう風に昇華していきますか。

浜本「漫才ネタで、“なんやねん、おまえ!”みたいな、言い合うようなネタは、ちょっとやめとこうかなと思ってて。離れて言い合いしてたら、ホンマにおっさんのケンカにみえるというか……。お客さんはどんな気持ちで観たらいいんやって(笑)」

白川「ええ年したおっさんが言い合い(笑)」

浜本「でも、慣れていかないとね」

白川「場数踏まないと慣れへんわね」

――これから来られるお客様にメッセージをお願いします。

浜本「ステイホーム中、皆さん画面でいろいろなエンターテインメントを観ていたと思うんですが、やっぱり生の舞台を観ていただきたいです。今はこういう形ですが、これを逆手に取ったネタも増えてくると思いますので、それも楽しみにしていただけたら」

白川「しかも今しか、この形は観られないかもしれないしね。レア感もありますから」

浜本「そうですね。それで、いざアクリル板が取れて、元の形に戻ったとしても、“ああ、でもこの人ら、心の中はアクリル板があるんやな”とか」

白川「それずっと言うやん! ちょっと待って、そんだけ言うってことは、オレにはないけどお前の中にあるんちゃう?」

浜本「いやね、“そんなコンビもおるんかな〜?”っていう。そんな見方もいいんじゃないですか?」

白川「どんな見方やねん!」

「皆さま、家族おそろいで“きよし”!」

西川きよし

――劇場が再開して久しぶりの舞台はいかがでしたか?

西川「待ちに待った、その時が。いつかいつかと待っていたわけですのでうれしいですね。我々はやはり舞台の上、板の上に出していただいてなんぼ、みたいなね。そういう社会で育ってきましたので、舞台に出てしゃべらせてもらうのはうれしいですね」

――まだ会場には入れるお客様は通常時の12%、約110名くらいなんですが、やりづらさはありますか?

西川「横山やすしさんとやすしきよしを組んで、昭和41年からスタートして、その頃は名古屋の舞台とか姫路の舞台とか参りましても、お客様が3人とか5人とかいうのがしょっちゅうでしたのでね。かえって初心を思い出して、おひとりおひとりに笑いを提供しようと目配せをしながら、ひとりでも笑顔が増えたらなあと。こういう時期ですから。そういう風にとらえてやらせてもらいました。楽しかったです」

――お客様のためにメッセージをお願いします。

西川「休んでいる間、(両手にしていた白い手袋に触れ)なんで手袋をしているかといいますと、家内が除菌スプレーからマスクから全部“もっていけ”と言うんです。で、最後にコレ(手袋)付けたら選挙を思い出す、というオチにしたんですが。これは毎日本当に持ち歩いて、ちゃんと使っています。そして、これからなお一層お客様に来ていただきたい。リモートやらを駆使してやってますけど、やはり生の舞台にお越しいただきたく思っています。

休んでいる間に、忠志やかの子や孫に教えてもらって、僕もInstagramでラジオ体操第1、第2をやらせてもらって、流行のもので勉強させてもらいました。あと塗り絵が上手になりました。そういう身近なものをネタの中に組み込んで、おもしろい笑いをつくっていきたいなと思いますので、皆さま、また家族お揃いで(なんばグランド)花月にお越しいただけたらうれしいです。おそろいで、きよし!」

「無観客と比べて断然やりやすかった!」

モンスターエンジン(西森洋一、大林健二)

――久しぶりの舞台はいかがでしたか?

西森「NGKで最後にやったのは無観客の配信やったんで、それに比べたらかなりよかったですね」

大林「やりやすかったですよね。それに比べると」

西森「誰もいないとボケてツッコんだあと、普段なら反応があるところがシーンとなるので、ほんまに心臓が止まりそうになるんです(笑)。前に1回(それが理由で)倒れそうになって耐えたことがあるので(笑)、今日は全然」

大林「ほんまにやりやすかったです。久しぶりということもあって、どうなるかなと思いましたが楽しくできました。だから、お客さんが増えてくるともっといいんだろうなと思いました」

西森「はじめに“覚えてくれてますかね〜”って言ったら、普段の800人の満席の時でも“わ〜!”みたいなのがあるんですけど。今日もあったんですが、今日のほうが10倍くらいうれしかったです」

大林「確かに。これを機に、またお客さんにも来てもらえるようにと思います!」

西森「オンラインでも観られますからね。1,200円で。遠方の方はオンラインで、ダラダラしながら、アイス食べながら、ひげボーボーで」

大林「それは別にええやん。オンラインで観る人は自由でいいんですよ。ひげ剃っててもボーボーでもいいので、遠くの方はぜひ(オンラインで)観てください」

「アクリル板を小道具のように有意義に使いたい」

笑い飯(西田幸治、哲夫)

――久しぶりの舞台はいかがでしたか?

哲夫「今までだったら連日超満員で入っていただいていたのですが、ソーシャルディスタンスのため客席がすごく等間隔で……一定区間を空けてお客さんが座っていらっしゃったので、柱みたいな風に見えました」

西田「変な感想! お客さんの前でやるの、3か月ぶりくらいでしょ? なんなん? “柱に見えました”って」

哲夫「でも率直な感想がそこだったので……」

西田「率直でそんな変な意見やったら、ウソついてでも“いや〜お客さんがいて本当にありがたいです!”とか言ったほうがいいよ。なんや“柱に見えました”って」

哲夫「でも、NGKで一時、無観客っていうのもやってたんですが、それと比べたらやっぱり100人程度のお客さんが入ってくださって。で、それがすごく等間隔だったので、なんか、客席に柱が生まれたかのような。“支えられてる”って……」

西田「さっきと一緒! なんやねん! ほんでネタも間違えてたぞ!」

哲夫「間違えますわ〜。ずっとNGKでやってたネタなんですが、やっぱり久しぶりにやったらちょっと間違えましたね」

西田「いろいろ勝手が違いますのでね。マイクが2本あったり、間にアクリル板があったり」

哲夫「でも、楽しんでやらせてもらいました」

西田「ええ、やっぱり笑っていただけるのがうれしいですからね」

――アクリル板があり、マイクも2本だとやはりやりづらいですか?

西田「やれるネタが限られてきますね」

哲夫「普段やってるのとは変えてみたんですよ。でも、アクリル板を使って、小道具として笑いを取らせていただくというのもできたので、有意義に使えたらなと思いました」

――では、これから劇場に足を運ぶお客さんにメッセージをお願いします。

哲夫「徐々にたくさんのお客さんに来ていただけるようになるとうかがってますので、ぜひ生の笑いを観に来ていただけたらなと思います」

西田「ちゃんと言うんや(笑)。ちゃんと言うなら最初からちゃんと言う! 前半、変なことを言うなら、最後も変にしないと。バランスが悪いから」

哲夫「じゃあ、柱の数が増えたらいいなと思います」

西田「それでええ。それでええよ。ぜひ来てください、皆さん!」

「二度とこんな経験はないかもしれないと思えば楽しめる」

ティーアップ(前田勝、長谷川宏)

――劇場が再開し、久々の舞台はいかがでしたか?

前田「アクリル板があると聞こえにくいですね」

長谷川「舞台ではある程度、返りがあるからいいんですけど、ああいうのは、なんか水族館とか動物園を見てるような感じで……」

前田「アクリル板はやりだすと別に気にならなかったです。ただ、マイクの右側に僕が立って、相方も自分のマイクがあるのに左側に立ってしまっていたという(笑)」

長谷川「各自、マイクの前に立てばいいのにね。やっぱり自分の立ち位置側に立ってるんですよ。これは漫才師のクセやね」

前田「30年やってる習慣が出ますね、えらいもんで」

長谷川「アクリル板での漫才って、今日、僕らは初めてやったんで、お互いコンビがそうしてるのを舞台の途中で気づいて、“あ〜”って思いましたね(笑)」

前田「で、声の出し方がやっぱりちゃうから、ちょっと張るというか。えらいもんで、やっぱりちゃうんやなと。漫才やりつつ思いました」

――現在、動員は通常よりも少ない約100名ですが、やりづらさはありましたか?

長谷川「いや、無観客の配信をやっていましたから、それに比べたらやっぱりお客さんがいるほうが、僕はやりやすかったです」

前田「無観客は、舞台袖を笑かそう、笑かそうとして(笑)」

長谷川「内輪ネタばっかりになってくるねんな(笑)」

前田「ネタからずれていって、ずれていって(笑)。今日もちょっとしましたけど、僕はあれはあれで、違う緊張感が生まれておもしろいです」

長谷川「この状態を楽しんでる。こんなん言ったら不謹慎かもしれないですが、楽しみながらやらないとね。多分二度とこんな経験はないかもしれないですからね。このままこの先ずっと漫才をやっていくうえで。だから、楽しんでる部分もありました。“どんなんやろう?”っていうね」

――これから来ていただくお客様にメッセージを!

長谷川「いよいよお客さんを入れて再開ということですが、徐々に、徐々にとは思いますし、こうしてアクリル板もあって、100%の体制ではないですけれど、NGKも一歩、二歩と進んでいきますので、皆さまぜひ足を運んでください」

前田「やっぱり漫才はおもしろいのを観て、笑いましょう。皆、イライラすることもあると思いますが、観ている間だけでも楽しんでください!」

「お客さんの存在のありがたさを痛感しました」

トミーズ(健、雅)

――久々の舞台でしたが、いかがでしたか?

雅「NGKじゃないみたいでしたね。NGKというのは、出たら必ず満席ですから。いや〜、びっくりしたわ」

健「客席が違うね。なんか景色が違いますわ」

雅「なんか、海に向かって漫才やってるみたいで。やっぱり漫才師っていうのは、お客さんに乗せていってもらって、だんだんこっちもエンジンがかかってくるからね。やっぱりお客さんがいっぱいおらなあかんね〜。つくづく思ったわ」

健「お客さんは温かい、いいお客さんなんですよ。ただ、今はポツンポツンと座ってるから笑い声が小さくホホホと笑って、拍手してくれたりね。誰もいないところで笑うと、笑った自分でたぶん照れはるのかな」

――しばらくこのくらいの数のお客さんしか入れられないと思うのですが、この先の漫才はどうですか?

健「慣れるんとちゃいます? この状況に」

雅「慣れるかな? NGKは800人入るのが当たり前と思ってるから、びっくりした。やっぱり、つくづくお客さんがたくさんおって、乗せてもらって僕たちは漫才師だったんだというのを感じました」

健「舞台というのは、芸人というのは、お客さんに育ててもらうという部分がかなり大きいですもんね」

「やっと一歩、踏み出すことができた」

桂文枝

――久々の舞台となりましたが、感想はいかがでしたか?

文枝「やっと来たかということで、もちろん十分にソーシャルディスタンスというんですか、席は前も後ろも空けていますから、チケット完売といっても、お客さんがポツポツ、ポツという感じです。私は無観客で2回やりましたけど、やっぱりお客さんがいらっしゃるというのはありがたい。そら満員の時の反応はまた違いますけども、でもやはり、それでも来ていただくということはありがたいことです。

お客さんに我々、お笑いの人間、芸人は育てられるんですけど、やっと1歩踏み出すことができたな、と。この時期をずっと待っていました。家にいる時にいろんなお誘いがありましたけど、なんかあったら困るから、この日を元気に迎えたいと、そればかり考えて今日まで来ました。 自分の出来はともかくも、ここへ来られて、また舞台に出ることができて、本当にこんなにうれしいことはありません。そしてまた、観に行ってやろうという気持ちで来ていただいたお客様には、本当に心から感謝申し上げます。ありがとうございました」

――今後、ぜひ劇場で生のお笑いを観たいというお客様に向けてメッセージをお願いします。

文枝「劇場へ足を運ぶというのも、皆さん方もリスクがあると思うんですね。電車に乗って来られる方もいるでしょうし、車で来られる方、いろんな方がいらっしゃいます。そういうリスクをかえりみず、大枚のお金を払っていただいて。自分たちで笑おうという気持ちもある一方、一所懸命がんばっている芸人たちを励ましてやろうというお気持ちもおありだったと思うんです。それがありがたいです。だから我々は、もっと努力して、おもしろいものを見せていけるようにやりますので、これからもよろしくお願い申し上げます」

 

なんばグランド花月では、安心して公演を楽しめる環境づくりを徹底していますので、ぜひ劇場に足をお運びください。

なんばグランド花月

公式サイト:http://www.yoshimoto.co.jp/ngk/

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