6月13日(土)、株式会社エクサウィザーズのYouTubeチャンネル『Inc. ExaWizards』にて、在宅介護をしている人に向けた無料のオンラインイベント「今日からできる! 優しさを伝えるケア技法」が開催されました。

今回の出演者は、レギュラー(松本康太、西川晃啓)、span!(水本健一、マコト)、大阪キッズ藤田の3組。

レギュラーは松本・西川ともに『介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)』と『レクリエーション介護士2級』の資格を取得。『レギュラーの介護のこと知ってはります?』(竹書房)も出版し、「介護×笑い=笑顔」をテーマに全国で講演会も実施しています。

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大阪キッズ藤田は、芸人としての活動と介護施設のアルバイトを両立。

span!は、水本が『レクリエーション介護士2級』、マコトが『折紙講師』の資格を持っています。介護施設では、マコトが利用者に折紙を教えている間、水本は全身白タイツ姿に、マコトが折った折紙を全身に張り付けた「折紙マン」に変身するそうで、レギュラーからは「ちょっとごめん、飲み込まれへんねん」と、ツッコミの声が上がっていました。

今回体験するのは、高齢者、認知症の人に有効だとされるケアメソッド『ユマニチュード®』。見る・話す・触れる・立つという4つの柱があり、今回は「見る」「話す」を、ゲームを通して簡単に体験していきます。

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西川はなにをしても「気絶」?

まずは、声を出さずに視線でメッセージを伝える「心のジェスチャーゲーム」。今回は「正直さ」「嘘隠し事」「見下し」「やさしさ」のうち1つを表情だけで伝えることにレギュラーが挑戦します。

さて、西川のこの顔は……。

「気絶?」「現実逃避?」とspan!は困惑しながら回答。しかし、さすが相方・松本はズバリ、「西川君、この顔よくやるんやけど、“隠し事”」と正解しました。

続いては、高齢者と正面から目を合わせる練習をする「スマイルアイコンタクト」。あらかじめ2人で合言葉を決め、目が合ったら2人でその合言葉を言う、というゲーム。合言葉を「エクサウィザーズ」に決めたのですが、本番前西川が「エクサ……ええ……ええ……」と、不安げな様子を見せると、「そういうとこやで西川くん!」と松本からツッコミが飛びました。

しかし、いざゲームを開始すると、照れ笑いをしながらも2人でしっかりと目を合わせ、同時に合言葉を言うことに成功しました。

続いて、松本はマコトと「真顔で5秒いたあと、どちらかがとびきりの笑顔で笑いかける」というレクリエーションに挑戦。2人で5秒間、無表情を続けようとしたのですが、マコトが我慢できずに吹き出してしまいます。一方で、松本の大笑いのどアップが延々と流れ続け、「僕ら何見せられてんの?」と、西川のツッコミが入ります。しかし、笑顔を忘れがちになる大変な介護シーンでは、こういった「笑顔を作る」心がけはとても重要なのだとか。

また、松本が考案したレクリエーション「満腹アヒルの大冒険」を披露。満腹アヒルになりきった松本が「ぶぶぶぶぶ!」と口を尖らせて発した言葉を当てるというものですが……意外と難しいようで、始終盛り上がったゲームとなりました。

ゲームで、コンビの絆も深まる

最後のレクリエーションは「ポジティブワードスパークリング」。話し役が聞き役を、30秒使ってひたすら褒めていくゲームで、span!の2人が挑戦します。

1回目は話し役の水本が早口過ぎて失敗したものの、再挑戦では「コンビを組んでくれて本当にありがとう。マコトとならずっと漫才やっていけそうな気がする」とゆっくり笑顔で語りかけます。

1回目と全く違う水本の口調にマコトは感動し、また水本も「ソーシャルディスタンスがなかったら、抱きしめていました」とコメント。『ユマニチュード®』はコンビの絆を深める効果もあったようです。

また、家で簡単に『ユマニチュード®』の体験などができるアプリ『CareWiz』(ケアウィズ)も紹介。実際に介護現場で働いている藤田は、さっそく現場に活かしたいと話し、「在宅介護は家族同士やったら心無い言葉で怒ってしまったりするんですよ。そのときに、このアプリがあれば、介護者のストレスが軽減できる」とコメントしました。

また、レギュラーは「在宅で介護をされている方との距離が、生配信を通して近くなるのがいいと思いました」とコメントし、span!はなんと「コンビ名、ユマニチュードに変えます!」と宣言。終始温かな雰囲気のまま、イベントは終了しました。

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介護でも劇場でお笑いをやっているスタンスを守りたい

イベント終了後、レギュラーの2人にオンラインでインタビューを行ないました。

――オンラインイベントならではの苦労や、逆に「こんな風に使えるかも」など発見はありましたか。

松本「在宅介護の皆さんと直接お話しできないのは残念なのですが、家にいながら、この配信を観てレクリエーションをやってもらえるのは凄いことだと思いました」

――目線の持って行き方など、とても分かりやすかったです。

西川「そこが配信の良さですよね。カメラが寄ってくれますから。細かい部分もお伝えできるいい機会やなと思いました」

――レギュラーのお2人は、2014年に介護の資格を取っているんですね。

松本「はい。仕事が無い時期、次長課長の河本準一さんの声掛けで、介護のボランティアのお手伝いに行ったんです。そのときの反応がすごく良くて、“1度勉強してみれば”と勧めていただいたのがスタートでした」

西川「『ユマニチュード®』を知ったのは最近なのですが、介護の現場で、知らず知らずのうちにやっていたこともありましたね。言葉でいくら言っても笑ってくれないときは、面白い顔をしたり」

松本「西川君が、利用者の方々の近くまで行くようにして体に触れて質問したり、ひとりひとりにしっかり笑顔を見せるようにしてから、変わってきたんですよ」

西川「笑ってもらうまで、意地でも目をそらさない(笑)」

松本「聞きようによっては怖い(笑)。みんなに平等にやるのがサービスで、ホスピタリティは、ひとりひとり違う、というのも介護レクチャーで教えてもらいましたね」

――(行進するような)「あるある探検隊」の動きも高齢者の体操にいいですよね。

西川「腕を振るのだけはね!」

松本「腰の動きはダメです。ゼリー状のやつ全部擦れてなくなりますからね!」

――これから動画を視聴される方にメッセージをお願いします。

松本「自分の身内が介護が必要にならないと、なかなかピンと来ないと思うんですけど……お笑いを通して知識を入れておいてもらったら焦らないで済むので、お笑いを見るような感覚で気楽に(動画を)観てもらえれば。西川君ともいつも話しているのですが、劇場に出るスタンスで介護に携わることで、間口を広げるお手伝いができたらと思います」

YouTubeチャンネル『Inc. ExaWizards』

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