ピースの又吉直樹が、3月22日(金)に三越劇場にて開催された、自身が作・演出を手がけるユニットコントライブ『さよなら、絶景雑技団2019』の本公演に出演しました。

又吉が普段感じている「絶景」をテーマに作られたコントが披露される同公園は、2009年に浅草花月から始まり、今年で10年目を迎えます。

出演は、又吉のほか、グランジ・五明拓弥、しずる(池田一真、村上純)、ライス(田所仁、関町知弘)、サルゴリラ(児玉智洋、赤羽健一)、囲碁将棋・根建太一、ゆったり感・中村英将、井下好井・好井まさお、パンサー・向井慧、スパイク・小川暖奈です。

ラフマガでは、3日間行なわれた公演から初日を潜入! 今回は、その様子をレポートします!

まさに“又吉ワールド”…珠玉のコントを熱演

最初のコントは『不動産屋』。客の田所が、店主の又吉に翻弄される内容です。しかし、途中から思わぬ出来事が……。コント中、観客にはある事実が明かされました。

続いては、向井と好井のラジオ風コント。2人が又吉のことを話すフリートークに近い内容で展開されます。このラジオはコントの合間にたびたび繰り広げられ、ネタの紹介や一般からTwitterで募集した「あなたが見たい絶景」の作品が紹介されました。

また、最終的には“ラジオ好き”な向井の秘密が露わとなり、観客を巻き込む大スペクタクルとなりました。

『又吉さん』は、一時期同居もしていたほど仲の良かった向井と児玉が、亡くなった又吉に想いをぶつけるコントです。幽霊となった又吉は2人を見つめ声をかけますが……。

『妖怪ショートコント』は、関町、池田、児玉、又吉が出演。普段生活をしていて違和感を感じる瞬間をうまく誇張し、笑いに昇華させます。

小川がある女優さんになりきり、男だらけの酒場に足を踏み入れる『漁師町の飲み屋』は、田舎町に有名女優が来たことで男性陣が大慌て。『妖怪ショートコント』とリンクする内容でもあり、観客を笑わせました。

『WORLD』は、又吉が2008年に制作したというコント。ラジオコントで好井は「(ピースが)どん底の時に作った作品」と紹介します。その言葉通り、笑いのなかにも考えさせられる瞬間がある内容で、観客を翻弄。児玉のある行動に、会場は大爆笑となりました。

日替わりコントや演劇も!

続いて、五明、赤羽、池田、根建の考える『絶景』を立て続けに披露します。こちらは日替わりで、メンバーそれぞれが思い思いの『絶景』を表現しました。

ここから3本は、初日だけ披露されるコント。『捜査本部』は、ある凶悪事件の捜査本部に現れた若手刑事(又吉)が、「俺に捜査をやらせてください!」と志願するところから始まります。ここでも児玉が活躍。キレッキレの動きに会場は爆笑となりました。

『絶景日本語講座』は、多様性のある日本語をうまく使ったコントです。又吉が案内役となり、様々なシチュエーションでの人間模様を、関町らが表現しました。

日替わりラストは、映画の撮影現場のコント。厳しい監督が仕切る現場では、キャストやスタッフも不満顔。そこで事件が……!?

最後は演劇に近い作品『ある風景』。同棲中のカップルの日常を描いています。劇団を主宰しつつも貧乏な彼氏(又吉)は、なかなか芽が出ないのに現状を変えようとしません。小川扮する彼女は愛想を尽かし、実家に帰ろうとします。

そこで彼氏は、“自分にしか出来ない方法”で彼女の心を取り戻そうとします。胸が苦しくなるラストには、大きな拍手が起きました。

又吉は負けず嫌い?しずると向井が暴露!

公演後、又吉、しずる、向井が囲み取材に応じました。又吉は「ようやく初日を迎えられました」と振り返ります。10年前から同じメンバーで公演をしてきたため、向井は「又吉さんとは1~2年目からお世話になっていて、そんな方とこんな素晴らしい劇場で公演ができるなんて、感慨深いです」とコメント。

村上が「ここにくるまでの動線(ロビー)に、画廊があるじゃないですか。10年ですごいところに来たなと思います」と嬉しそうに語る横で、「俺はバカだから難しいこと分かんねぇけど」と、急に何かのキャラを演じだす池田。又吉らから「(報道陣を前に)恥ずかしい」とツッコミを受けていました。

執筆活動や芸人活動などで多忙を極める又吉。向井は「減らした方がいい。心配です」と本音を吐露します。

村上は「もっと偉そうにしてほしい」と懇願。いつのまにか、しずるら後輩たちが又吉と友達のような関係性になっており、「気づいたら、楽屋でみんな座ってるのに又吉さんだけ立っていたことがあった」と述懐しました。

そんななか、池田は「又吉さんは負けず嫌いなところがある」と注意します。「誰が一番足が速いか」という話になった際、「俺は昔、(CONVERSEの)オールスターで、50m走を6.2秒で走れた」と張り合ってきたそうで、「オジサンが何言ってんだ!」とツッコミ。

村上も「稽古中も、誰も聞いてないのに『オレ片手腕立てできるで』って、謎のアピールをしてきた」と暴露し、記者らを笑わせていました。

笑いあり、感動ありの『さよなら、絶景雑技団』。大人気のこの舞台、次回の開催もお楽しみに!