ジャルジャル(後藤淳平、福徳秀介)が単独ライブツアー『JARUJARU TOWER 2020 – ジャルってんじゃねえよ – 』を開催します。

出典: ラフ&ピース ニュースマガジン
今回のツアーでは、5月7日(木)の大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティを皮切りに、福岡、名古屋、仙台、東京といった全国5都市をまわり、全14公演を実施。ジャルジャル史上最大となる1万人の動員が予想されます。
今回、ラフマガでは、そんなジャルジャルを直撃。ライブの展望やネタ作り、そして挑戦し続けている『キングオブコント』についてなど、たっぷり話を聞いてきました。
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ライブを観に来ればハッピーに
――毎回、さまざまな試みに挑戦している『JARU JARU TOWER』。今回はどんな単独ライブになりそうですか?
福徳「お客さんの前でやってみないことにはわからないところがあるんで、なんとも言えないんですよ」
後藤「単独ライブはネタでめっちゃ笑かすというのが一番の目的で、そのほかの味付けは二の次というか。もちろん、そういう味付けもお客さんに満足してもらうためには大事なこと。なので、何か楽しいことはないかなって毎回、みんなで考えてはいますけどね」
福徳「前回の単独ライブでいうと、“人々の多様性”っていう大きなテーマが一応あったんです。僕らの中ではそこまで重きを置いてなかったんですけど、お客さんのアンケートを読むと“いろんな人がいることはいいことなんだなぁ”とか書いてあった。お客さんの前でやってみて初めて、“あぁ、今回はこういうライブやったんや”って気付くことが多いんですよね」
後藤「今回もお客さんの印象にどこが残るかはわからないから、どんなライブになるかが僕らにはわからないんです(笑)。最近の単独ライブは毎回、そういう感覚でやってますね」

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――動員でいえば単独ライブ史上最多となる1万人が来場予定と、過去最大規模での開催となります。
後藤「動員数を増やしたいとずっと思っていました。ただ、大きい会場でコントをやるのは限界があるので、動員数を増やすには公演数を増やしていくのがいいのかなと。例えばシソンヌは、衣装をシンプルにして簡単なセットで全国を回っている。あれ、めっちゃいいじゃないですか。コントって道具とか衣装とかの移動があるから、全国でライブをやるのが大変なので……。だから、本人に“どうやってんの?”って聞いたりもしてます」
福徳「数年前、たくさんのお客さんに来てもらっておきながら、赤字になってしまったことがあったんです。今は黒字にしたいっていう意気込みもありますし、僕らのライブに来てくれる人はハッピーになれると思っているので、動員数を増やせばいろんな人をハッピーにできるんじゃないかなということですね」
僕らはネタ作りをサボらない
――単独前には毎回130本くらい新ネタを考えているとのことですが、今回は?
福徳「150本できました(笑)」
後藤「今、劇場が休みじゃないですか。時間ができた分、ずっとネタを作ってるんです」
福徳「僕らはほんまにサボらないんですよ。それは、ラグビーという体育会系の部活を一緒にやっていたというのがデカいんじゃないかなと思ってます。片方がもし部活をやってなかったらサボってたかもしれないですけど、そういうことはない。お互い時間も守りますし、何より楽しいですからね」
――当時の習慣が活きているから、サボりもしないし、時間にもルーズにならないんですね。150本ネタを作られたということですが、ネタ作りは1日にどのくらいやるんですか?
福徳「5時間くらいですかね? ネタが出すぎた、多すぎたなっていう時は早めに切り上げることもあります。3時間半くらいで25本できた時は、もうやめとこうかってなりました。出しすぎもよくないような気もしたので」
後藤「さっきも言ったように今は時間がある分、(ネタ作りの)感覚を忘れない状態で連日ネタ合わせをやったおかげで、ぐわーっと数が増えたんやと思います」
――ネタ作りをしていく中で行き詰まることは?
福徳「そういう感覚はないですね」
後藤「大体、どっちかが仕掛けてきたことに乗っかっていって1本できる。で、メモして、またどっちかが仕掛けて、できたらメモするっていうのを繰り返していくんです。こんなネタを作ろうとかっていうゴールを決めてないからか、行き詰まることはないですね。どんなものでも1本のネタになるっていうか」
――ネタ作りが非常にスピーディですよね。即興でコントを作るライブ『超コントLIVE』をやったことも活きているんですか?
福徳「あのライブを始めてから、僕らのネタ作りはより早くなりました。昔は生みの苦しみみたいなのも多少はあったんですけど、今はほぼゼロです」
後藤「あと、YouTubeに『ネタのタネ』をあげ出したことも大きいですね。単独ライブでボツになった『ネタのタネ』をあげる場所ができたことで、どんなものでも1本のネタにできるようになりましたし、より変なネタもできやすくなった気がします」
福徳「150本もネタを作るなんて、もしかしたら不毛なことをやっているのかもしれないですけどね」
後藤「ほんまはムダなことなので。だけど、僕らがやるムダなことを観て、喜んでくれる人がいるなら嬉しいなと思っています」

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――昨年の大晦日に開催した『大晦日に108回もジャルってんじゃねえよ』で108本のネタをやり遂げたことも、お二人にとって自信になったのでしょうか。
後藤「長時間のライブをやり遂げたっていうのは、やった人にしかわからない領域ですからね。あれはやってよかったなと思います」
福徳「単独終わりやネタ終わりで“どうもありがとうございました”って言いますけど、あの時の108本目では本気の“ありがとうございました!”が出たんです。その時、あぁ、今まで“ありがとうございました”を軽く言うてた気がするなぁと反省しました」
後藤「お客さんは大晦日にお金を払って、8時間も僕らを観ることに使ってくれたわけですから、感謝は濃くなりますよね。ただ、大晦日に8時間も僕らを観るって、だいぶ異常なことでもありますけどね(笑)」
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「キングオブコント」今年も挑戦「まだ優勝してないから」

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――昨年は『キングオブコント』決勝にも進出しましたが、今年も挑戦されますか?
福徳「今年も諦めずに行きます。もうええやん、っていう目も感じるんです。特に予選なんか(周りは)ほんまに知らん芸人ばっかりやし、僕らが初めて『キングオブコント』に挑戦した時におったFUJIWARAさんみたいな気分というか。“あぁ、来たで”みたいな視線を感じるのでちょっと恥ずかしいんですけど、そんなん関係ない。だって、まだ優勝してないですから」
後藤「優勝はもちろんしたいです。けど、僕らが出ることで大会自体がより盛り上がってくれたら嬉しいなっていう気持ちもあるので、今年も挑戦したいですね」
『JARUJARU TOWER 2020ージャルってんじゃねえよー』
<大阪公演>
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
5月7日(木)開場18時15分/開演19時
5月8日(金)開場18時15分/開演19時
5月9日(土)開場12時45分/開演13時30分、開場17時15分/開演18時
5月10日(日)開場12時45分/開演13時30分<福岡公演>
会場:西鉄ホール
5月16日(土)開場15時30分/開演16時
5月17日(日)開場13時/開演13時30分<名古屋公演>
会場:ウインクあいち
5月23日(土)開場13時30分/開演14時、開場18時/開演18時30分<仙台公演>
会場:電力ホール
5月29日(金)開場18時30分/開演19時<東京公演>
会場:ルミネtheよしもと
5月30日(土)開場19時/開演19時30分
5月31日(日)開場19時/開演19時30分
6月1日(月)開場18時30分/開演19時
6月2日(火)開場18時30分/開演19時チケットはコチラ
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