「ああ、いるいる……(笑)」と、街中のどこかにいそうな“ちょっと変な男女”のコントに“ニヤニヤしてしまう!” と人気の蛙亭(中野周平、岩倉美里)。

抜群のコントラストで魅せる2人がコント日本一を目指し、4月から東京という大海に飛び出します。そんな蛙亭に、コンビ誕生秘話や東京進出に賭ける意気込みをインタビューしました!

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中野「いまだに岩倉さんは謎です」

――まずは2人がコンビを組んだきっかけから教えてください。

岩倉「NSC(吉本総合芸能学院)で、相方がいない人同士が相方を探す会があって、そのときですね」

中野「婚活みたいな感じで(笑)。それぞれ前に出て大喜利とかギャグとかアピールをして、誰か自分とコンビを組んでくれってアピールするんです。みんなスベッてたんですけど、岩倉さんはウケてて。“うわ、凄い人おるな”って僕から話しかけたのが最初です」

――岩倉さんは、中野さんの第一印象についてはどうでしたか?

岩倉「私は冷めてて、(中野を)面白いとは思わなかったんで。うわ、喋りかけてきた~って。でも、2か月くらい普通にグループで遊んでいて、何度も“おもろかったね”と言ってくれるので、組んだらずっと面白いと言ってくれるのかなと思って」

――なるほど。そう言われたらモチベーションも上がりますしね。

岩倉「はい(笑)」

――組んだ後、お互いの印象は変わりましたか?

岩倉「最初にネタを見せ合ったとき、中野さんの書いたネタがやっぱり面白くなくてビックリして。“これちょっとヤバいかも……”とは思ったんですけど、構成はしっかりしてたんです。なので、お互いに足りないところを補っていけばいいかと」

中野「僕は、“岩倉さんはちょっと変でのほほんとした感じの子かな”と思ってたんですけど、意外にしっかりしているのがわかって。だから余計に“しっかりしてるのに何でこんなしっかりしてない感じなんだろう”と不思議で。いまだに謎ですね」

岩倉「自分でも自分がよくわかんないんですよね……。」

――男女コンビですが、やりやすい部分、やりにくい部分はありますか?

岩倉「そもそも男として頼りない!  一緒にいても道間違えるとかしょっちゅうでイライラするんですよ。一緒にいるのは無理ですね」

――一緒に渋谷とか絶対行けませんね(笑)。

岩倉「絶対無理です」

中野「道案内はともかく、ネタ的にはメリットのほうが圧倒的に大きいと思います」

東京進出のきっかけは、演技…?

――東京で頑張りたいと言い出したのは、どちらからだったんですか。

岩倉「私です。本当は大阪で賞を獲ってからと思ってたんですけど、去年『キングオブコント2019』(TBSテレビ)を受けて、早めに東京に出て修業したい、と思いました。東京の方はとても演技が上手いので、そこを勉強したいなと」

中野「最初話をされたとき、“よし、行く!って決めるのが凄いな”というのが1番でしたね。僕も、絶対いつかは行った方がいいというのはありましたけど、なかなか言えないことだと思いますから」

岩倉「3年くらい前にも1回言ったんですけど、中野さんも“今じゃないかな”という感じでした。確かにそのときは憧れだけで。でも今回ははっきり伝えましたね」

――大阪で経験したことで、これからも活かしたいと思っていることは?

中野「よしもとは、コントだけ、漫才だけというのではなく、両方やらざるを得ないんですよね。でもそれがすごく糧になっていて。コントはもちろん1番にあるんですけど、漫才も活かしていければと思います」

岩倉「私はとにかく、人に騙されないでおこうと」

中野「お笑いとかではなく(笑)」

岩倉「キャッチとか自転車撤去とか、大阪に来てから細かいいろんなことがあったので、用心深くなりましたね。東京ではもっと用心深くなろうと思います」

中野「大阪に来て1年目くらいのときに、深夜に、百貨店の前でおっさんに“パンツを売ってくれ”って言われたことがあるらしいんですよ」

――そ、それは気を付けたほうがいいですよね……。ではお笑いに関しては?

岩倉「お笑いに関しては、東京に行くからといって、何か変えようとか合わせようとかはなくて。今まで通りやっていこうと思います」

賞を獲って一撃で恩返ししたい!

――東京進出について相談された先輩はいますか?

岩倉「ニッポンの社長の辻さんには、『キングオブコント2019』(TBSテレビ)が終わってから、話を聞いてもらいました。“むっちゃいいやん、(東京に)合うと思う”って言ってもらえました」

中野「僕、シャンプーハットのこいでさんが書かれている『パパは漫才師』(小学館)のお手伝いをさせていただいていて。こいでさんに“東京に行こうと思います”と言うと、“行った方がいいよ”とお声をいただきました。こいでさんの同期で東京に行っている方の話など、アドバイスもいただいて。嬉しかったですね」

――今後、挑戦したいことはありますか?

中野「(岩倉を指して)この人はNHKとか、子ども番組が合うと思います」

岩倉「NHKは絶対出たいです。子どもとキャッキャしたい! そしてとにかく、演技がうまくなりたいです。あとは標準語を……。どうしても宮崎県訛りが出るので。漫才は訛りのままでいいんですけど、コントではやっぱりイントネーションとか気になるので、ちゃんと勉強したいなと思います」

中野「今でも、コントで“この大阪弁のイントネーションの正解はどうだ?”って考えるときがあって。僕も岡山弁なんで。でも、時々グレーのまま臨んだりします。多分こう、みたいな(笑)」

――最後にファンの皆さんにメッセージを。

岩倉「結果を出すことが1番の恩返しだと思ってます。『キングオブコント』で優勝して、一発・一撃で恩返ししたいです!」

中野「初めて単独ライブをしたときからずっと来てくれているファンの方はもちろん、東京のお客さまの、期待を超えられるくらいになれるよう、頑張ります!」

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4月には早速東京で単独ライブが開催される予定の蛙亭。3月の大阪ライブは惜しくも中止になりましたが、披露するはずだった新ネタも東京で爆発させるそうで……期待が高まります!

取材・文=田中稲

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