3月8日(日)に行なわれる『R-1ぐらんぷり2020』(関西テレビ・フジテレビ系列)を前に、“ひとり芸”日本一の座を虎視眈々と狙うファイナリストたちを直撃! 第6回は、『M-1グランプリ2019』(ABCテレビ・テレビ朝日系列)では“鼓”片手にネタを披露し、強烈なインパクトを残したすゑひろがりず・南條。

今回、同期でルームシェアをしていたほどの仲である、同大会ファイナリストのななまがり・森下との爆笑エピソードを披露! そして、気になる賞金の使い道も聞いてきました。

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「M-1」決勝進出がターニングポイントに

―― 一昨年は準々決勝進出、昨年は2回戦進出。そして今年決勝に行きました。何か取り組み方法を変えたのですか?

準々決勝まで行ったネタの枠組みはそのままで、中身を変えたのですが、それが良かったのかなって思います。去年は全然違うことをやって全く(ダメ)やったんで……。

――クオリティはもちろん、見せ方も変えたんですか?

そうですね。一昨年落ちた時は、ボケを出しているだけで繋がりもなく見せているだけやったんですけど、今回は、繋がりを大事にしました。今、できているってわけではないですし、たいしたことではないんですけど、間(あいだ)を意識するようになりましたね。

――それこそ、『M-1』で披露された漫才の作り方に似ているんでしょうか。

漫才では繋がりを意識した1年やったので、それが頭の中に残っていたのかもしれないです。『M-1』を経て、ボケも大事やけど、なんでもないところも意外と大事なんかなっていう思考回路に変わったと思いますね。

――すゑひろがりずさんのイメージが、『M-1』をきっかけに世間へと浸透したのも大きいのでは?

大いにあると思います。準決勝で感触が良かったっていうのはあって、『M-1』に出てなかったらそんな空気にはなってなかったと思います。

――本格的に『R-1』に挑戦したのは数年前からだそうですが、キッカケはあったんですか?

(大阪から)東京に出てくるまでは、毎年出てなかったんですよ。でも東京に来てから“コンビでやっているけど、個人の能力は絶対いるやろ”と。相方が休んだり、病気になったりして、1人でやらなアカン時に、まったくピンネタがなかったんです。何かできるものを用意しとかなということで、鍛錬というか精神修行のために出ていたんですけど、毎年エントリーするたびに気が重くなって……。やっぱり1人で出るのは怖いですよ。

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ななまがり森下の喝でファイナリストに!?

――何かゲン担ぎをされていますか?

去年の3月に、ななまがり・森下と「芸能の神様がいる」って言われている埼玉県の三峯神社へお参りに行ったら、去年1年間本当に良い年やったので、「また行こうな」って約束していたんですよ。今年の3月11日に行く予定にしていたんですけど、2〜3か月前、「8日の『R-1』決勝はどうせバラシ(無し)になるから、行くの8日にせえへん?」って言うたら、森下が「俺は決勝に行く気やから8日は空けとこ」って……。

その時は『M-1』の決勝にも行っていない時で、自分が『R-1』のファイナリストになれているイメージが湧いてなかったんですけど、森下が前向きな言葉をかけてくれたので、そこで決勝に向けてのスイッチというか、意識をし出しましたね。しかも、神社に行ってから良いことがあったんで“三峯神社の神様からも言われてんのかな?”って感じがして……。決勝はどうなるか分からないですけど、早く報告したいです。

――決勝へ向けて、予選中に何か作戦は立てられましたか?

これもななまがり・森下の話になるんですけど、準々決勝は正直そんなに手応えがなかったんですよ。(参加者)全員ドッカンドッカンとたくさんウケていて、僕も悪くはないけど“もしかしたら落ちるのかな?”って思っていました。そしたら森下が「ちょっとネタのテンションが低かった。いつもの感じじゃない」と。

その時は意識してなかったんですけど、全員がめちゃめちゃウケるもんやから、気分的に折れてたんかもしれないですね。その次の準決勝は“スーパーテンション”で挑んだら良い感じだったんで、ここでも森下の一言が効いているなと思います。

あと、これが一番良い結果に繋がっていると思うんですけど、去年の『M-1』の前に、相方・三島が盲腸で入院したんですよ。5日間くらい入院して、営業、寄席、前説とか8ステージくらい1人でやらないとダメな時があって、その時にだいぶ経験値が積めました。相方には申し訳ないですけど、怪我の功名というか、ネタをすることで、メンタルも鍛え上げられました。

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「R-1」は修行の場…1人で舞台に立つ怖さ

――優勝賞金の使い道を教えてください。

全く何も考えていないですけど、とりあえず“奥さん孝行”をしないとなって思います。結婚式も挙げてないですし、写真も撮ってないですし、なんやったら指輪もあげてないんですよ。結局『M-1』も賞金がなかったんで、(優勝賞金の)500万円を獲って、何か恩返しをしたいなと思います。

――決勝で活躍すると、メディアに出る機会が増えると思います。出てみたい番組はありますか?

コンビとしてでもあるんですけど、石田靖さんがやられている『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系列)の企画『出張なんでも鑑定団』に行ってみたいですね。あの番組自体が好きで、おじいちゃん、おばあちゃんらも喜んでくれて、めちゃくちゃ良い番組じゃないですか。あとは、中継に出て何かやれればいいなって思います。

――南條さんにとって『R-1』とはどんな大会でしょう?

修行の場。自分を試す場です。こんなダイレクトに自分1人にくる舞台なんてないので……。1人で何かやることがあっても周りには誰かしらいるし、誰もおらんところでネタをやれることは長い芸歴の中で、まぁないです。すごい経験になっていると思います。

――最後に意気込みを聞かせてください。

『M-1』の追い風で行けたと思っている方も多いと思いますけど……。まぁ、それもあるかもしれませんが、ネタとしても皆さんに笑ってもらえるような作りになっていると思います。当日は、一番ウケて優勝したいと思います!

 

『R-1ぐらんぷり2020』決勝は3月8日(日)に放送されます。果たしてどの組が栄冠を勝ち取るのか? ぜひ、その目で確かめてください!

取材・文=浜瀬将樹

『R-1ぐらんぷり2020』

日時:3月8日(日) 19:00〜
関西テレビ・フジテレビ系全国ネットで生放送(一部地域を除く)
公式サイト:http://www.r-1gp.com

『R-1ぐらんぷり2020』決勝進出者インタビュー

【公開予定】

2月28日(金) 守谷日和
2月29日(土) ヒューマン中村
2月29日(土) おいでやす小田
3月2日(月)   マヂカルラブリー・野田
3月3日(火)   ななまがり・森下
3月4日(水)   すゑひろがりず・南條

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