吉本の若手芸人の中でも「クセになる」と評判のコンビ、カベポスター(永見大吾、浜田順平)。昨年には『第40回ABCお笑いグランプリ』(朝日放送テレビ)にて準優勝するなど、今勢いが止まらない2人の魅力を掘り下げるべく、今回インタビューを行ないました。

左から永見大吾、浜田順平
出典: ラフ&ピース ニュースマガジン

お笑いについて、相方について、感性で話す永見。それを浜田が丁寧にまとめるという絶妙のコンビネーションが炸裂しました!

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浜田は女を泣かせる顔…?

――昨年の『第40回ABCお笑いグランプリ』準優勝に続き、今年1月の『第五回上方漫才協会大賞』ではネタの台本や表現方法が優れた芸人に贈られる“文芸部門賞”を受賞。さらに開催中の『第9回ytv漫才新人賞決定戦』では決勝進出を果たすなど、結成5年目にして大活躍のお二人。まずは“カベポスター”というコンビ名の由来を教えていただけますか?

永見「(コンビ名の中の)“ポスター”という言葉の、“ポス”と“スタ”の響きが好きで!」

浜田「そんな理由やったんか! お互い3つずつ出し合って、トーナメント戦で戦わせて、永見が持ってきたカベポスターに決まりました」

――確かに耳に残ります(笑)。お二人がネタで気を付けているところはありますか?

浜田「キツい言葉や言い方はやめようとなりましたね」

永見「人によって違うと思うんです。この人が言ったら許せるけど、この人が言ったらキツいとか。浜田は“女を泣かせる顔”なんで、キツいのは似合わないかなって」

浜田「なんやそれ!」

――お笑いには昔から憧れていたんですか?

浜田「『M-1グランプリ』を中学くらいから見始めて、“オモロいって(ことは)本当にカッコいい”ってなって。特に笑い飯さんは衝撃的でしたね」

永見「僕は小学校からお笑いは好きで、それが“なりたい”になったのは高校くらいです。さまぁ~ずさんのファンで、ネタが見たくてDVDを誕生日に買ってもらったり」

浜田「高校の誕生日に(笑)。永見のとこ、むっちゃ家族仲良いんですよ」

――そうなんですね。 舞台を観に来てくれたりもするんですか?

永見「それはないですね。家族全員お笑い自体には興味がないんで。ただただ頑張ってるのを見守ってくれる感じです。去年『ABCグランプリ』でテレビに出ただけで、むちゃくちゃ褒めてくれました。だからこそ優勝したいですね。優勝が一番わかりやすいから」

ゲン担ぎにかつ丼は食べるけど…!?

――普段は大阪・よしもと漫才劇場を拠点に活躍されていますが、特にお世話になっている先輩はいますか?

浜田「大自然のロジャーさんは絶対に外せないですね。オーディションで負けてた頃、“面白いから頑張れよ”と声を掛けてくださって、むちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。いろんな先輩を紹介してくれて、相談にも乗ってもらいました」

――刺激を受けている同期や芸人は?

浜田・永見「丸亀じゃんごですね」

浜田「丸亀じゃんごとは、1年くらい一緒にライブをやっていて。向こうが先に賞レースに出たりして、良い刺激をもらってます。個人的には、一緒に住んでるきんめ鯛の真輝志や、趣味が一緒で競馬番組をやっている、たくろうのきむらバンド。お互い切磋琢磨して、将来一緒に番組をできたらと思ってます。それが目標ですね」

――ちなみに賞レースにも積極的に参加されている中で、ゲン担ぎはするほうですか?

浜田「僕はかつ丼を食べます。『ABCグランプリ』の予選で食べて、それで決勝に進出したんで、そこから食べるようになりました」

永見「僕もかつ丼を食べてたんです。でも本番が近づいたら、かつ丼を食ったことを緊張で全く覚えてないんで、“意味ないやん!”と思ってやめました」

浜田「確かにな。2人とも緊張するんですよ……」

浜田の節約家ぶりを「直してほしい」

――それぞれ、相方についてお聞きします。お互いの良いところを教えてください。

浜田「永見の良いところ……。やっぱり面白いところですね。そして背が高い」

永見「彼氏を紹介するみたいな感じになってるやん」

浜田「いやいや、お笑いとして有利やと。独特な雰囲気があるので、相方としてどんどん前に出していきたいですね」

永見「浜田は例えるなら、『サザエさん』の“サブちゃん”。“今日サブちゃんが出るんや、やった!”みたいな。主人公ではないんですけど、嬉しいアクセント」

浜田「むっちゃええやん」

――では、逆に「これは直してくれよ!」というところはありますか?

浜田「今は良い感じなんですけど、少し前までは、人の気持ちをあまり考えないところはありましたね。最近は気を使ってくれるようになりました」

永見「30歳にしてやっと人間になれました……」

浜田「ちょい遅いけどな(笑)」

永見「実家が三重で、最初は大阪でくつろげる精神状態やなかったんですよね。“やってやるぞ”という気持ちで来てるのもあって。“近鉄電車”に乗っている間にスイッチを入れて」

浜田「どこらへんで?」

永見「大和八木あたりで(笑)」

――ちょうど何分か停まりますからね(笑)。では、永見さんから浜田さんに直してほしいところは?

永見「家計簿をつけるのをやめてほしい……」

浜田「ええやん別に!」

永見「いや~、芸人の豪快なイメージ的にどうかと」

浜田「僕、節約家なんです。以前はエクセルで1円単位でつけてました。ほら、“サブちゃん”も“三河屋”さんの帳簿つけてましたからね」

――なんで“サブちゃん”に寄せてるんですか(笑)。

浜田「でも今はつけてないです。パソコンが壊れちゃって」

永見「やめた理由がそれかい!……そういえばもう一つ、今どきの情報に疎いのも腹立ちますね。“なんでこれ知らんねん”ていうことが多くて」

浜田「ああーそれはその通り。話題についていけないことが多いです。テレビを観ないんで、芸能人とかもあんまり……。僕も直したいんですよね」

永見「理由も“いや、メジャーリーグ観てるから”って。腑に落ちない」

浜田「メジャーリーグはアメリカの時間なんで放送が朝早いんですよ。だから夜は何も観ないんです(笑)」

――ちなみに、もし芸人になってなかったら何をしていたと思いますか?

浜田「僕は前職でサラリーマンをやってたので、それを続けてたんじゃないかなあ」

永見「僕はおもちゃを作る人かなあ。木でできた、カラクリ系の」

――おもちゃ作り! 予想の斜め上の答えが来ましたね。

永見「以前コンビニでバイトしてたんですけど、向いてなくて。人と関わらないの(バイト)に変えていったら最終的に深夜のビルのバイトになりました(笑)」

お笑い界の間接照明になりたい

――最後に、今後の活躍に向けて、抱負をお願いします。

浜田「2人とも“ボケツッコミ”、いろんな立ち位置に回れるコンビになりたいですね」

永見「“お笑い界の間接照明”になりたいです。その意味は……」

浜田「ゆるい光り方的な?」

永見「それそれ」

浜田「副交感神経を刺激してリラックスする感じ?」

永見「それそれ。それやねん!」

浜田「ホンマか? 俺、けっこうテキトーなこと言うてんで?」

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奇をてらっているわけではなく、脱力というわけでもなく、まさに“飄々”という言葉がぴったりの2人。この独特なテンションが、クセになること間違いなしです!

取材・文=田中稲

カベポスター公式Twitter

永見:@kp_nagami
浜田:@jumpei182

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