1月に吉本新喜劇に入団した元ギンナナ・金成公信(かねなりきみのぶ)が、2月25日(火)、“吉本新喜劇座員”としてのデビューとともに、改名を報告しました。

金成は、1990年代後半より“ハローバイバイ”というコンビで活動し、その後2010年からは“ギンナナ”として漫才の舞台を踏んできましたが、2019年12月に解散。

そして、今年の1月に吉本新喜劇に入団し、間寛平が名付け親となって“千葉公平(ちばこうへい)”に改名。

この度晴れて、2月25日(火)のよしもと祇園花月の公演で、“吉本新喜劇座員”としてデビューを果たしました。

川畑泰史座長の吉本新喜劇にて、中條健一扮する借金取りの弟分として登場した千葉。真っ赤なスーツに身を包み、当初は緊張した面持ちでしたが、エンディングでは「千葉公平です! 東京で23年間、芸人をやってきましたが、今年から大阪で1年目として頑張ります!」と直立不動で観客に向けて挨拶し、初舞台を無事に終えました。

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“千葉公平”、名付け親は間寛平!

終演後の囲み会見では、千葉公平と川畑泰史、島田一の介、島田珠代も登壇しました。

千葉は改名について「吉本新喜劇に入るにあたって、心機一転で改名を考えていたところ、“せっかく東京で間寛平師匠と一緒になることが多いから寛平師匠にお願いしてみたら”と会社の偉い人から言われまして」とのきっかけから、実際に寛平にお願いしてみたと吐露。寛平は「ええよ」と言い、候補を3つ出してくれたそうです。

寛平が出した名前の候補は“千葉真一”と“千葉公平(ちばこうへい)”、“小友公平(しょうともこうへい)”。“千葉公平”については「夜中の1時ぐらいに寛平師匠から電話かかってきまして、奥様と一緒にお酒を飲みながら考えたんやと。千葉は千葉県出身だから、僕は下の名前が“公信(きみのぶ)”といいまして、“公”を残して“寛平”の“平(ぺい)”を1文字いただきまして、“公平”になりました。“ペイやるわ!”と言われました(笑)」と、寛平から1文字もらったことが嬉しかったと、顔をほころばせました。

“小友公平”は、「お前、学生時代に何の音楽を聞いてた?」と聞かれ、「『HOUND DOG』が好きでした」と答えたところ、「それやったら小友公平もええな」と候補に上がって来たそうです。しかし最終的には、「この3つの中で、千葉公平が役の邪魔にもならないか」と思って決めたと語りました。

そんな寛平の、千葉への愛の深さを珠代が紹介。「半年前、熊本で放送されている寛平兄さんの番組にゲストで行った時、朝からずっと“(千葉のことが)好きなんや、(千葉は)力があるんや、何とかしたいんや”と千葉ちゃんの話をしていましたよ」と愛あるエピソードを明かしました。寛平とはルミネtheよしもとの『スペシャルコメディ』で呼んでもらって以降、交流がある千葉。珠代情報によると、寛平は千葉のことを「俺の一座の人間や」とまでかわいがっているほどだそう。

23年の芸人人生で最大の緊張!

そして、2月25日(火)の初舞台について、千葉は「23年、芸人をやっていたのかっていうくらい緊張しました」と語りながらも、「頼りになる皆さんが周りにいてくれたおかげで…」となんとか安心して初舞台を終えた様子。

そんな千葉に川畑は「新喜劇は周りの先輩とかに緊張するんですよね。彼の場合、後輩もおるから“東京で活躍された金成さん”という目で見とるしね。中には“スベれよ”って思っている人もいるかもしれない(笑)。そんなプレッシャーもあったと思う。新喜劇は周りの空気で緊張するので、そんな中でも、落ち着いていてよかったなと思いました。東京の芸人さんの誰に聞いても“金成はおもろい、ええやつ”と。もうそろそろ悪口聞いてもええんちゃうかなと思ってます(笑)」と初舞台の感想を述べました。

そして新喜劇はチームの輪が大事と続け、「“いいやつやで、あいつ”という評判はものすごく大きい。面白くていいやつ、それ以上に必要なことって新喜劇にはなかなかないから……」と、人間性についても高く評価する場面も。

つい先日まで、ハローバイバイもギンナナも知らなかったという一の介はこの日、千葉の舞台を見て「慣れている」と思ったそう。「ちゃんと芝居もできるし。最初のヤクザ役はやりやすかったかもしれないけど、普通の2枚目役とか緊張するかもしれない。徐々にいろんな役をやっていったら、貴重な存在になると思います」とエールを送りました。

そして珠代は20年前から千葉の手腕を買っていたのだとか……。「ルミネ the よしもとのこけら落としがあって、その時にハローバイバイでネタでも新喜劇でも出ていて、引っ張りだこで。だから信頼と実績があるんです。その時もハロバイが出ているから大丈夫やという状況だったので、能ある鷹は爪隠すで、どんどん頭角を現すと思います!」と期待を寄せました。

ちなみに、3月10日(火)からなんばグランド花月(以下、NGK)で始まる川畑座長週の公演にも出演が決定。川畑は「NGKデビューが3月10日。それくらい期待しています!」と語り、今後の千葉の活躍を窺わせました。

大阪に骨を埋める覚悟で入団

そんな先輩たちを前に「大阪に住んで、骨を埋める気持ちで来ております。今の目標は、とにかく皆さんと仲良くさせていただけたら。後輩たちのLINE グループにも入れてもらって、これは遅刻しないためお互いに“8時30分には家を出ました”と連絡するものなのですが、今日は気合が入りすぎて“祇園四条駅”に7時50分に着きました(笑)」とはにかむ千葉。

大きな目標というより、一個一個、目の前のことをやっていけたら……と語る隣で、「ゆくゆくは座長になるくらいの気持ちを持って!」と声をかける川畑。千葉は「はい!」と真っ直ぐな目で応えていました。

また、東京から大阪の吉本新喜劇に入団したことについて「関東圏でも新喜劇が認知されてきたという1つのバロメーターという気がする」と川畑。舞台では、関西弁を使うことから「これからは関西弁も覚えてほしい」とリクエスト。千葉は、千葉県出身の自分を受け入れてくれたことに「新喜劇は懐が深い」としみじみと語りながら、「早く大阪に溶け込んで、新喜劇のためになることができたら」と意気込みました。

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