2月14日(木)のバレンタインデーに発売された、『恋愛依存症のボクが社畜になって見つけた人生の泳ぎ方』(以下、『恋ボク』)が、IT業界人を中心に注目を集めています。

本著は、“フツーの人”として黎明期のソフトバンクに入社し、孫社長にみっちりしごかれながらも、やがて自ら起業した須田仁之氏による波乱万丈な半生を記した、“IT社畜男の人生録”。そのリアルな地獄っぷりが、業界人の間で「あるある!」と反響を呼んでいるようです。お笑い芸人のフルーツポンチ・村上が「偉人ではないこの人の話なら聞きたいと思えた」と評したことでも話題に。

そして、3月6日(水)、東京・Days赤坂見附にて『恋ボク』出版記念イベント『須田仁之と54人の愉快なIT起業家たち』が開催され、須田氏のほか、家入一真氏(株式会社CAMPFIRE代表取締役社長)や溝口勇児氏(株式会社FiNC代表取締役CEO)など、有力なIT起業家54人が勢ぞろいしました。

本イベントは出版記念イベントであるとともに、須田自身が普段から仲良くしているIT起業家の仲間たちの近況報告などを兼ねたトーキングサークル・ライブ形式で行われるもの。

トーキング・サークルとは、ネイティブアメリカンの伝統的な対話の方法で、その名の通り、輪になって対話する形式のこと。「須田氏とゲストのIT起業家の仲間たちが、自由気ままにトークを展開する」という主旨のイベントです。

サークル状に設置された54脚の椅子はもちろん、その周りの観客(応援)席も埋まり、立ち見も出るほどの超満員のなか、いよいよイベントがスタートしました!

「こんな順位は河合塾の模試以来」まさかの順位に嘆く須田氏

まずは著者である須田氏が口火を切りますが、開口一番「今日はオレが主役なわけじゃないから」と、あくまで集まった起業家全員が主役であることを強調したうえで、54人の起業家ひとりずつが自己紹介をしていくことに。

仲間の起業家たちから口々に「出版おめでとう!」と言われると、「出版は『おめでとう』じゃないんだよ。売れてからおめでとうを言ってください」とこぼす須田氏。

なんでも、ネット通販・Amazonの現在のランキングは、本人いわく「こんな順位は、河合塾の早稲田模試以来」の6,020位くらいだそうで、「こんなに売れないとは思ってなかった!」と本音をのぞかせます(3月6日時点。その後、総合26位まで急上昇)。

家族ぐるみの付き合いをしている人がいるかと思えば、会社の監査役を依頼している人、アドバイザーをお願いしていた人、さらに「飲んでいる須田さんの思い出しかない」と言う人や、しまいにはなぜか「びっくりするくらい『はじめまして』です」という人まで、さまざまな起業家の面々が自己紹介を進めるなか、ひときわ盛り上がったのが、須田氏の子分(部下)として著書にも何度も登場する「ホリウチ」氏。

300円居酒屋で「おごるよ」…須田氏の爆笑エピソード連発!

仕事がハードすぎて血尿を出したというエピソードが強烈なホリウチ氏は、「血尿でおなじみのホリウチです」と自虐的に自己紹介したあと、「須田さんとは23年の付き合いで、家にも250回ぐらい泊まってます。印税も少しもらおうと思っています」と明かし、笑いを誘っていました。

また、株式会社Voicyの代表取締役CEO・緒方憲太郎氏は、「須田さんはVoicy(ラジオ形式の音声メディアサービス)を、2年ぐらい使い続けてくれていて嬉しいです。でも、須田さんのチャンネルは、視聴者からクレームが来るほど長いので、見つけてもスキップしてもらえればと思います」と話し、こちらも会場を沸かせていました。

54人全員が自己紹介をしていくだけで、あっという間に1時間以上が経ってしまったこともあり、「後半は面白い話をしようよ!」と場を盛り上げようとする須田氏。

株式会社ハンズシェアの代表取締役・内山達雄氏は「ITの人ってお金持ちっていうイメージだったんですけど、須田さんに初めて会ったとき『おごってやるよ』って言われて、300円居酒屋に連れていかれて……」と話し、笑わせますが、「でもそのことがきっかけでITを身近に感じて、この世界に入れた」とのこと。

また、溝口勇児氏は、「須田さんとの思い出で、いい話を」と前置きし、「会議で僕が責められていたときに、須田さんがテーブルをドンと叩いて『僕たちは溝口さんのことを信じるって決めたんじゃないのか!』って言ってくれて」としみじみ語ります。しかし、「次から須田さん、(会議に)来なくなりました」と、まさかのオチで場を沸かせていました。

業界内外で知名度の高い家入一真氏は、マイクを向けられると「何も語ることがない」と謙虚な一言。須田氏は、「ボクは、家入さんが都知事選に出馬した時に作った『インターネッ党』のTシャツを今でもヨレヨレになった今でも着ているほどの、隠れ家入ファンです」とラブコール。「普段なかなか連絡を取れない家入さんが、まさか来てくれるとは思わなかった」と感謝の意を述べました。

「オレの方がマシだな」と思ってもらえれば…

最後に、本書が出版されるきっかけとなった投稿サイト「STORYS.JP」を運営する清瀬史氏がスピーチ。「こんな前例のないイベントが開催できたのは、須田さんが、それくらい多くの経営者の方に会ってきたということ。それを肌身で感じてもらえたら嬉しいし、この会の意味があったと思ってます」とコメントしました。それを受けて須田氏が、「本を読んで『こんな人いたんだな、オレの方がマシだな』と思ってもらえれば……」と願いを伝え、盛況のうちにイベントは終了しました。

IT企業に入社した“社畜男”の人生顛末記『恋ボク』。IT業界からも反響が多い本書を、ぜひご一読ください!

『恋愛依存症のボクが社畜になって見つけた人生の泳ぎ方』

発行:ヨシモトブックス
価格:1,404円(税込)

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