3月1日(金)・2日(土)の2日間、東京・TBS赤坂ACTシアターにて『大阪よしもと漫才博覧会~この中に絶対いる!~』が開催されました。

こちらは、大阪を拠点として活動する若手からベテランまでのよしもと芸人約100組が2日間3公演で、渾身の漫才を披露するというネタライブ。最終日となった3月2日(土)18時30分からの公演では、なんと4時間にわたり71組の芸人が渾身の漫才で会場を沸かせました。

前半のMCを担当するのは、ヒガシ逢ウサカ。満員の客席を見渡して、まずは「2階のいちばん後ろまでありがとうございます!」とお礼を口にした高見。今井が座った状態から逆立ちをして一本締めするという特技を披露して、ライブをスタートさせました。

M-1王者・霜降り明星登場に大きな拍手と黄色い声!

1ブロック目は、クロスバー直撃、ネイビーズアフロ、ラニーノーズ、ラフ次元、たくろう、滝音、青空、しましまんず、span!、エンペラー、霜降り明星、モンスターエンジン、ダイアン、へびいちご、ティーアップが登場します。

トップバッターのクロスバー直撃は、渡邊による「ミートボールぽいっ! ボートボールミー!」というおなじみのフレーズから漫才をスタート。ラニーノーズはギターを用いたゲームをベースに、軽快なやりとりを見せます。

『M-1グランプリ2018』敗者復活戦で注目を集めたたくろうが、独特な掛け合いを見せれば、青空は須藤の野球好きを盛り込んだネタを、しましまんずはベテランらしい安定したかけあいで笑いを起こしました。

『M-1グランプリ2018』王者の霜降り明星が登場すると、黄色い歓声とともに大きな拍手が。「シンデレラになりたい」という題材で、縦横無尽に動き回ってボケ倒すせいやに、粗品が的確かつ丁寧にツッコんでいくと、大きな笑い声が会場に響き渡りました。

職務質問を題材とした漫才を披露したダイアン。ボケ・西澤が、ツッコミ・津田に「原付の免許、41歳で取ったんやろ? いちばん弱いカードやん」とニヤリとしながら指摘すると、ドッと笑いが起こります。

「実働8分、休憩7時間、移動5時間」とこの日の状況をリアルに伝えて漫才をスタートさせたティーアップ。途中、前田が段取りを間違える事件が発生し、「ネタ時間4分間を意識しすぎて間違えてるやん」と笑う長谷川。このような思わぬハプニングが観られるのも、ライブの醍醐味です。ベテランのまさかのトラブルを目の当たりにし、客席は一気に盛り上がりを見せました。

1ブロック出演者一覧

2ブロック目のトリにはミキが登場!

2ブロック目にはキャタピラー、女と男、ツートライブ、サンドロップ、燗々、コウテイ、ジュリエッタ、ラビットラ、黒帯、パーフェクト・ダブル・シュレッダー、武者武者、キングブルブリン、斜に噛む、ミルクボーイ、セルライトスパ、ホップマン、ガチャガチャ、アインシュタイン、笑い飯、ミキが登場します。

女と男は市川が芸能リポーター・井上公造のモノマネ「井上小公造」を挟みながら、クマの対処法を題材とした漫才を、ツートライブは、「正味(関西弁で“正直なところ”という意味)」を口癖にカッコつけて喋りまくる、ボケ・周平魂のイキった口調が冴えわたる掛け合いを展開していきます。

えんじ色のマオカラーを身にまとったコウテイは、展開力が冴えるファンタジックな漫才で観客の心を鷲掴み! 武者武者はリズムネタ「意義ありボーイズ」で、ライブ自体にアクセントを加えます。

セルライトスパは、先に開催された『R-1ぐらんぷり2019』で活躍したボケ・大須賀のふとした行動が笑いを誘う漫才で笑いを増幅させていきました。

冒頭、自身の顔面について稲田が「ちょいブスでしょ?」と発言し、ドカンと大きな笑いを起こしたアインシュタイン。さらに漫才の最中、稲田の口から放出された何かが、河合の顔面に直撃! 一瞬、驚いた表情を浮かべた河合はその後、ふっと表情を崩して「あごがしゃくれあがってるから、全部かぶってもうたわ」とつぶやきます。

笑い飯が見せたのは、「歌の2番って知らないことが多い。『ももたろう』の2番は知らないはず」と哲夫が切り出したことによって、それぞれが自由気ままに2番をボケながら歌うというWボケ&Wツッコミ漫才。ボケとツッコミの入れ替わりを加速させながら、どんどん飛躍していく展開力にグッと引き込まれます。

2ブロック目のトリを飾ったミキ。「ドライブしたい」と切り出した亜生に、驚いた表情を浮かべる昴生が「えっ、口説いてる?」と返したところから、テンポのいい怒涛の掛け合いを展開しました。

2ブロック出演者一覧

今後が期待される若手漫才師が続々と登場!

3ブロック目はマユリカ、絶対アイシテルズ、ダブルヒガシ、ロックンロールブラザーズ、センリーズ、ビスケットブラザーズ、蛙亭、熱いお茶、ミートばいばい、天才ピアニスト、きんめ鯛、紅しょうがが登場します。

トップバッターは、マユリカ。坊主頭の中谷に客席からざわめきが起こるなか、迷子になった外国人の子どもを題材としたコント漫才を披露。そして、赤と青の衣装で登場したビスケットブラザーズは「好きな女の子にラブソングをつくりたい」という切り口から、原田が飄々とボケていきます。

蛙亭は、ボケ・岩倉が放つ独特な空気感に包まれながら、ちょっぴり猟奇的なコント漫才を。バラエティ番組『ウチのガヤがすみません!』などへの出演で注目を集める紅しょうがは、“ハイキング合コン”という新たな合コンをテーマに、コント漫才を展開。熊元の迫力あるパフォーマンスが光りました。

3ブロック出演者一覧

個性が爆発したデルマパンゲ&Dr.ハインリッヒ

4ブロック目に登場したのは、チャンプチョップ、プードル、シカゴ実業、パーティーパーティー、おたまじゃくし、てんしとあくま、なにわスワンキーズ、ヒガシ逢ウサカ、戦士、エジソン、デルマパンゲ、Dr.ハインリッヒ、ハブシセン、カベポスター、ヘンダーソン、チェリー大作戦。

おたまじゃくしは、中西が特技と自称する“一般人のなりきりモノマネ”を次々と披露。てんしとあくまはバイオリン教室を舞台としたコント漫才で、まさかの展開に次第に大きくなる笑い声。なにわスワンキーズは、ホストの面接をテーマに、トリオならではのバラエティに富んだ掛け合いを見せます。

デルマパンゲは、舞台後方から登場した迫田がツッコミ・広木に噛みつきながら、強引に独特な世界観へ観客を誘っていきます。

女性コンビ・Dr.ハリンリッヒは、顔も声も喋り方も似ている双子ならではのシンクロした口調で、「みょうがみたいな犬」という特異なフレーズから、イマジネーションをどんどん広げていきました。

4ブロック出演者一覧

大トリのプラス・マイナスは大爆笑を起こす!

いよいよ最後のブロック! 人生は夢、ちからこぶ、ドーナツ・ピーナツ、丸亀じゃんご、サンパウロ、いなかのくるま、ニッポンの社長、ブラス・マイナスが登場します。

男女混合トリオ・人生は夢は、“腹立つ人”と言い出した星に圖子(ずし)が乗っかって、ツッコミ・橋爪について散々な言葉を浴びせるというネタを披露。ニッポンの社長は「おっさんになりたい」と言い出した辻に、ケツが「かっこ悪い」とイチャモンをつけたことから、テンポの良い掛け合いを進めていきました。

71組目、本ライブの大トリを務めたのはプラス・マイナス。舞台袖から笑顔で登場し、「最後の1組です!」と切り出した岩橋は、「みんな、バスで大阪に帰ってしまったんで、僕らしか残ってません! 単独ライブでーす!」と挨拶。この一言で観客を一気に惹きつけ、漫才の世界へと誘います。

その後は消防士をテーマに、兼光がトータルテンボスの2人やオール阪神といった得意なモノマネを挟みながら、怒涛のしゃべくりを展開。最後は兼光によるフリーザのモノマネで締めました。

5ブロック出演者一覧

約4時間にわたる、笑いっぱなしのライブは、71組の芸人によって大きな笑いを生み出し、最後には、客席から大きな大きな拍手が起こりました。大阪を拠点として活動するよしもと芸人に、今後も期待です!