俳優、演出家、振付師の中村龍史(なかむらりょうじ 本名:中村良二)が、1月22日(水)東京都内の病院で急逝いたしました。
満68歳でした。

中村龍史は、1951年、東京・上野生まれ。劇団四季演技研究所の4期生を経て俳優修行。
1981年、コンサートの構成・演出・振付を一人で手掛ける演出家としてデビューすると、コンサートに演劇的な要素を取り入れ、卓越したアイディアとストーリー性のある振付で、松任谷由実、小林幸子など、時代のアイドルからアーティストまで、数多くの歌手の舞台をショーアップし、コーラス、バンド、ミュージシャン、観客まで共に踊る、今では当たり前のようになっている観客参加型のステージを確立しました。

また1989年には、Epic SONYからの要請で、歌って踊るアイドル集団の先駆け・東京パフォーマンスドールを誕生させます。

『Popな宝塚』を目指し、大阪パフォーマンスドール、中国・上海で上海パフォーマンスドールと立て続けに手掛け、その守備範囲の広さとクオリティーの高さから、各方面で高い評価を獲得し、その後、ミュージカル・演劇から国体の開会式(大阪なみはや国体)の演出・振付まで、300本以上の様々な舞台を創り出しています。
2001年には、日本発のノンバーバルのオリジナルミュージカル・筋肉(マッスル)ミュージカルを創り上げ、2007年の夏まで構成・演出・振付を手掛けました。
また、日本人の創るオリジナル・ショウとしては始めてのラスベガスでのロング公演『MATSURI』を2006年、2007年の二度にわたり成功させています。

2008年には、アスリートをエンターテイナーに育成し、三世代で楽しめるステージを追求する中村JAPAN DCを主宰。
2012年9月、遺伝性の病と共に生きる初の自伝『満身創痍工夫』を上梓し話題を呼んだほか、2016年1月には北海道富良野演劇工場にて『走る』(作・共同演出・倉本聰)の演出・振付を手掛け、全国ツアーは各地で満員、大絶賛を博しました。

2018年夏からは吉本興業と組み、マッスルミュージカルを進化させた、スポーツミュージカル『energy〜笑う筋肉』(作・演出・振付)を創り始め、翌年2019年3月、クールジャパンパークOSAKA・TTホールにて初演、11月には大阪文化芸術フェスティバルに招かれ、第二回公演を開催しました。

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笑いと明日への活力をテーマに、日本発のエンターテインメント創りに邁進し続けた演出家であり、振付師でした。

俳優としては、2017年、テレビ朝日にて倉本聰脚本の『やすらぎの郷』、2019年『やすらぎの刻』に中井竜介役で出演。
又、『やすらぎ体操・第一』『やすらぎ体操・第二』を作詞・作曲・振付しています。

そのほか、『energy健康リズム体操』を11月公演で披露し、頭と身体を鍛える体操として、関西医科大学の健康科学の木村教授からも太鼓判を押され、大きな話題となりました。

みなさまには生前のご厚誼を深く感謝するとともに、ここに謹んでお報せいたします。