浮き沈みの激しいお笑い界で、25年もの間、活躍してきた人気お笑いコンビの品川庄司(品川祐、庄司智春)がこの春、漫才で日本を巡る『品川庄司漫才初全国ツアー』を開催します。

4月14日(火)の名古屋公演を皮切りに、全国10か所14公演を行なう予定で、2000年代前半のお笑いブーム前夜にネタ一本でのし上がった彼らの“本気”が見られるライブとなっています。

今回、そんな2人にインタビューを敢行。なぜ、“コントではなく漫才”にこだわったのか? 芸歴20年を超える彼らに、今の気持ちを聞いてみました。

コンビ結成25年目にして、「初」の漫才全国ツアーをやることになったきっかけとは

――コンビ結成25年目おめでとうございます!

品川「これみんなに言っているんですけど、実は25年じゃないんですよね」

庄司「1996年デビューなんですよ。うちら95年にNSC(よしもとの養成所)に入っているので、そこから計算する人もいれば、お客さんの前に出たのが96年なので、そこから数える人がいたり」

品川「自分たちとしては24年だと思っています。はっきり言ってどちらでもいいんですけどね(笑)」

――失礼しました(笑)。節目だから、ライブツアーをするというわけではないんですね。

庄司「品川がもともとトークライブをやっていて、そこに僕も入ってネタを披露していく形になったんです。そして『ネタが溜まれば、単独ライブみたいな形にしてもいいよね』って話が出てきて、今回のツアーに進んでいきました」

品川「全国をまわるのも、漫才なので単純に回数を重ねれば重ねるほど、出来が良くなるので、いっぱいやりたいなと」

――庄司さんは品川さんからツアーの提案を受けたそうですが、当時の心境は?

庄司「『品川庄司的には新しいな』と思いましたし、嬉しかったですよね」

「漫才」にこだわる理由は「品庄の漫才が昔よりおかしくなった」から!?

――コントもたくさんやっていたイメージがありますが、なぜ漫才にこだわったのですか?

品川「実は僕らコントの数の方が圧倒的に多いんですけど、テレビやルミネ the よしもとの出番では、コントをやらないんです。何年か前にコントだけの単独ライブをやったときに、それをそのまま漫才でやろうってなったけど、なかなか上手くいかなくて。だったらそもそも漫才でネタをつくった方がいいよなって思ったんです」

――漫才ともなると、バラエティー番組に出ているおふたりとは一味違いますよね。

品川「バラエティーの僕の立ち位置が、そんなにボケっていうわけでもなくて、どちらかといえば、トークとかイジリとかツッコミを重宝してもらっていると思うんですよね。逆に庄司は、番組的にはボケというか裸だったりするので(笑)。その世間のイメージがある時点で、品庄の漫才が昔よりおかしくなってきちゃったなっていうのはあるかもしれないです。

東京でやっている分には、僕らの漫才を知っている人が来てくれると思うのですが、これから地方をまわっていくなかで、お客さんを戸惑わせないようにするのが一番大事だなと。かと言って、庄司がボケで、俺がツッコミで……っていうのは、それはそれで東京の人に違和感を持たせてしまうので、自然なグラデーションのように見せられたらいいなって思います」

地域によってはチケット完売!追加公演も決定

――これからネタ合わせもしていきますが、いかがですか?

庄司「稽古をしている時に、アドリブで付け足したところが意外と本ネタになったりしますね」

品川「庄司が完全に覚えていない状態でアドリブを入れると、『まだ覚えてないから』って変な顔するんです(笑)」

庄司「それは対応しきれないよね」

――(笑)。

品川「『聞いたことない音を口から出している』って顔しているので。ただ、昔はその時点で『こっちがご機嫌でアドリブ言ってんのにそんな顔しやがって』って腹立っていましたけど、もうお馴染みの顔ですから、『はいはい出たその顔な。じゃあ今日は無理なのね』みたいな感じですよ。だから前ほどはケンカにならないのかなぁって」

――チケットが完売した地域もあり、追加公演も決まりましたね。

品川「売れたといっても、名古屋、北海道、福岡(取材時)が売れただけですからね。他の地域はまだ売れてないので、嬉しい反面、『なんで福岡や名古屋の人たちはそんなに俺らが見たいんだろう』って(笑)」

庄司「初日の名古屋は、もともと公演があった前の時間に追加されるので、一発目が満席の状態だったのに、そこでスカスカだったら……(笑)」

品川「でもそれは掴みとして面白いからいいやって思いますけどね。ただ、初日を観たいっていう人が多いなかで、抽選までして買ったのに『1回目じゃねーのかよ』っていう申し訳なさはあります。それは本当ごめんなさいって謝るしかないです」

品川、庄司のツイートに不満「家族でどこかに行ったっていうツイートはやめてほしい」

――ツアーで挑戦してみたいことはありますか?

品川「正直あんまり言いたくないです(笑)。1本のライブなので、大きな流れをつくるというか、普通じゃない漫才もやろうと思っていますね」

庄司「新しいチャレンジに、うまく対応出来るように頑張ります」

品川「しばらくは庄司も、家族でどこかに行ったっていうツイートはやめてほしいですね。『こいつ俺が一生懸命ネタ書いているのに、なんで家族と遊園地行ってんだよ!』って気持ちになりますから」

庄司「それはいいだろ!」

品川「家で座禅して写真撮って、画像付きで『今品川がネタ考えていそうなので、俺は待ってます』みたいなツイートしろ! そっちの方がいいですよね?」

庄司「わざとらしいだろ!  安田大サーカスのクロちゃんみたいになってるから!」

――(笑)。

「生」の品川庄司の漫才は面白いという自信

――芸歴20数年を振り返ってみていかがですか?

品川「一生漫才をやっていくだろうとは思っていましたけど、もう1回こんなふうに漫才と向き合うとは思っていなかったかもしれないです。今は本気で面白いネタを考えたい気持ちが強いですし、『漫才』っていう人生の岐路なのかもしれないです」

庄司「漫才をやりたくてこの世界に入っていますし、漫才で世間に出させてもらっているので、同じ気持ちではいるんですけど……でも、『いつまでできるのかな』っていうのはあります。品川が『俺もう映画だけ撮ろうかな』ってそっちに流れちゃったら、裸になるしかないですからね(笑)。この先はどうなるか分からないですけど、この芸歴で漫才ツアーをまわれるっていうのは芸人として素敵なことだと思います」

――最後に、ラフマガの読者へ向けてメッセージをお願いします。

品川「今回、DVDにはしません! YouTubeで流すかもしれないですが、それも一部だけなので、ぜひ生で観に来てほしいと思います」

庄司「生の品庄の漫才は面白いという自信がありますので、これを機会に観に来てほしいです!」

品川庄司の2人が20数年かけて磨いた珠玉の漫才の数々を、ぜひ生でご覧ください。

品川庄司漫才初全国ツアー

チケット料金:前売3,800円/当日4,000円
チケット取り扱い:チケットよしもと 0570-550-100(※要Yコード、24時間受付)
お問合せ:チケットよしもと(http://yoshimoto.funity.jp/
電話番号:0570-550-100(営業時間 10:00~19:00)

【公演日程】

■名古屋公演
4月14日(日)
(1)13時30分開場 14時開演 ※追加公演
Yコード:107556

(2)17時30開場 18時開演 ※チケット完売
会場:伏見JAMMIN’
住所:愛知県名古屋市中区栄2-7-1 東洋パーキングビル1F

■札幌公演
2019年4月20日(土)
(1)12時30分開場 13時開演 ※追加公演
Yコード:107562

(2)16時30分開場 17時開演
Yコード:107475
会場:BFHホール
住所:札幌市中央区南2条西5丁目 札幌プラザ2・5地下1階

■福岡公演
(1)2019年4月26日(金)18時45分開場 19時開演 ※チケット完売

(2)2019年4月27日(土)11時30分開場 12時開演 ※追加公演
Yコード:107563
会場:よしもと天神ビブレホール
住所:福岡県福岡市中央区天神1丁目11 天神ビブレ8F

■熊本公演
2019年4月27日(土)
16時30分開場 17時開演
会場:熊本DRUM Be-9 V1
住所:熊本県熊本市城東町5-13
Yコード:107477

■岡山公演
2019年5月3日(金・祝)
16時30分開場 17時開演
会場:岡山シンフォニーホール イベントホール
住所:岡山県岡山市北区表町1-5-1
Yコード:107478

■広島公演
2019年5月4日(土・祝)
16時30分開場 17時開演
会場:広島市南区民文化センター・スタジオ
住所:広島県広島市南区比治山本町16番27号
Yコード:107479

■福島公演
2019年5月11日(土)
16時30分開場 17時開演
会場:いわき芸術文化交流館アリオス 小劇場
住所:福島県いわき市平字三崎1番地の6
Yコード:107480

■仙台公演
2019年5月12日(日)
16時30分開場 17時開演
会場:仙台市戦災復興記念館 記念ホール
住所:仙台市青葉区大町二丁目12番1号
Yコード:107481

■大阪公演
2019年6月15 日(土)
17時30分開場 18時開演
会場:道頓堀 ZAZA HOUSE
住所:大阪市中央区道頓堀1-7-21 中座くいだおれビル地下1階
Yコード:999101

■東京公演
2019年6月16日(日)
(1)13時30分開場 14時開演
(2)17時30開場 18時開演
会場:シアター代官山
住所:東京都渋谷区恵比寿西2−12−12
Yコード:107555