1月18日(土)、絵本『なかよしっぱな』(小学館)刊行記念のよみきかせ会&サイン会が開催され、著者のジャルジャル・福徳が出席しました。

本著は、右の鼻の穴“みぎっぱな”と左の鼻の穴“ひだりっぱな”が、いろいろな動物の鼻の穴と出会いながら冒険するお話。福徳が考えたストーリーに、彼のいとこである北村絵理がイラストを添えて、同絵本が完成しました。

この日、2回に分けて行なわれたイベントは、チケット販売が開始するや否や、即日完売。雪が降る悪天候にもかかわらず、多くのファンが会場に足を運びました。

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この日のテーマは“よみきかせをする奴”!?

登場早々、客席を見渡した福徳は「本来、“よみきかせ”は子どもが寝る前にするもので。パッと見た感じ、みなさん、自分で読めるなと思いますけど」と笑いを誘います。

本イベント直前まで、相方・後藤と一緒にいた福徳。1人での活動はあまり得意ではないらしく、再び客席を見て「今、目が合ってると思ってるでしょ? でも、人の顔を見るのが苦手なので、誰とも目が合ってません!」と照れくさそうに笑いました。

元々、学習雑誌『小学一年生』(小学館)の付録として書かれた今作。原案の段階では鼻の穴たちが宇宙に行ったり、恐竜に会いに行ったりするというアイデアも出たそうですが、「結果的にこういう形になりました」と説明します。

編集担当者から「今日は“よみきかせをする奴”ということで」とジャルジャルのコントのタイトル、“~する奴”にちなんだ設定を告げられると、「いいですね!」と返答。「ちゃんと読めるようにがんばりたいと思います」と意気込んで、よみきかせをスタートさせました。

福徳がお気に入りのシーンは?

丁寧に一言一言を発しながら、キャラクターによって声色を変えたり、抑揚をつけたりしながら、熱量のあるよみきかせを披露した福徳。大きな拍手に「聞いていただき、ありがとうございました」と感謝しつつ、「こういうニュアンスで書きましたよ、という意味を込めて読みました」と自身の想いを説明します。

福徳のお気に入りは、冒頭の鼻の穴が飛び出すシーン。「自分の鼻の穴が飛び出したと想像した時、実際はこういう現象にはならない。けど、ここで妄想の世界に思いっきり入り込んでほしい」と呼びかけます。その際、鼻の穴が“驚きの声”をあげていることについて、「“僕たちは鼻の穴から抜ける(飛び出すことのできる)タイプだったんや”っていうリアクションではなくて、“今日出かける日なんや”っていうリアクション。そういう文脈を感じ取ってもらえたら、嬉しいなと思います」と語りかけました。

福徳のある体験が反映「一晩に…」

絵本では、“ケンタくん”が昼寝をしている間に、鼻の穴たちが冒険へと出かけますが、この設定には福徳自身の体験が反映されているそう。

「眠りが非常に深くて、睡眠は短時間で済ませられるタイプ。4時間半くらいでパッと起きるんですけど、一晩にだいたい10種類くらいの夢を見るんです。その夢が基本的にはハッピーで、恐ろしい夢はごく稀。夢が楽しくて笑いながら起きることがしょっちゅうあるくらい、毎晩笑かされていて。“夢ってすっげぇな”っていつも思ってるんですけど、“その夢を作ってるのも俺か!”って思うとテンションが上がるんです」と楽しそうに話します。

言葉として発した時の文字の“音”に関する面白さを説明する中で、突然「芸人をやっときながら、言葉で説明するのが苦手」と切り出した福徳。自身の思いを言葉にできないあまり、身振り手振りが多くなってしまうそうで、「過去、異性に告白した時、“ほんまにさぁ……そうやねん!”って身振り手振りがついてしまって。だから、こうやって文字にしてると伝えやすいなとも思います」と、ネタとは違う絵本での表現の面白さを感じたとのこと。

イベント終了間際に設けられた撮影タイムでは、サングラスを着用して応対。何でも「恥ずかしいから」だそうで、コントでサングラス着用のキャラクターを演じることが多いのもそれが理由だとか。

一方、その後に行なわれたサイン会では、一人ひとりの言葉に笑顔で目を合わせながら丁寧にサインをする姿が印象的でした。

絵本『なかよしっぱな』は好評発売中。子どもから大人まで、ぜひ手に取って“福徳ワールド”を楽しんでみてはいかがでしょうか?

※写真の絵本は、よみきかせイベント用の特製大型絵本となり、実際のサイズとは異なります。

『なかよしっぱな』

価格:1,100円(税抜)
判型:B20取40ページ
品番:ISBN 9784097253068

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