バタバタとした師走が終わり新年を迎えた今、ようやくゆっくり時間ができた!という方も多いのではないでしょうか。
2019年、ラフマガではたくさんの書籍を、それぞれの本にまつわるストーリーと共に、読者の皆さんにお届けしてきました。
今回は、「趣味・エンタメ篇」「集中読書篇」「マンガ・絵本篇」の3つに分け、ご紹介しています。
今回は「集中読書篇」をお届け。
芸人たちが書いた書籍を中心に、シリアスに読み耽るタイプの書籍を集めてみました。

小説の世界にどっぷりハマりたいなら

芥川賞作家・又吉の最新刊をじっくりと

言わずと知れた、芥川賞作家であるピース・又吉直樹。
「火花」(文藝春秋)、「劇場」(新潮社)に続く「人間」(毎日新聞出版)は、2018年9月から今年5月まで毎日新聞夕刊にて掲載された同名の連載をまとめたもの。38歳の誕生日を迎えた日にかつての友人より受け取ったあるメールから振り返った青春時代の苦い思い出を通して、今後へと続いていく主人公・永山の苦くも救いのある日々が描かれています。
これまでの小説では、一貫して人々が抱く夢や目標について描いてきた又吉。今作について、ラフマガのインタビューには「“何者かになれなかった何者は何者なのか”ということを書いている」と語ってくれました。
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南キャン・山里の妄想小説

2010年10月発売の月刊テレビ誌「B.L.T.」(東京ニュース通信社)よりスタートした南海キャンディーズ・山里亮太による短編妄想小説連載 「あのコの夢を見たんです。」が1冊の本になって発売された本作。
旬な女優・アイドルをモデルに山里が妄想をし小説として執筆してきたこの連載は、今年で9年目を迎え、その数は60本を超えるまでに成長。
連載の中から人気の高かったストーリー16本を厳選、加筆・修正を施し、連載掲載当時からさらにパワーアップして紹介する本作は、山里にとって初挑戦ともなった小説の待望のムック本。その後結婚を発表したことでこの本も大きな注目を集めました。
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サンシャイン・坂田と青春を味わう

ラフマガでは渋谷・∞ホールの番記者としても大活躍中のサンシャイン・坂田。
そんな坂田の処女作は、吉本興業とSTORYS.JP(ストーリーズ)による1人ひとりの人生の物語を発信するプロジェクト『カタリエ2』のノンフィクション部門の大賞を受賞した作品に大幅な加筆を加えたもの。
東京で大学の同級生・信清淳とともに憧れの芸人としての道を歩むことに決めた坂田が、自身を形成した過去を振り返りながら、芸人としての毎日、そして東京で出会った彼女とのすれ違いなど、芸人として生きるヒリヒリとした日々を綴った作品。やりたいことを実現できないもどかしさ、焦がれてやまないお笑いへの愛、出会った人たちや家族への溢れんばかりの心情が、ほとばしく情熱とともに表現されています。

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「ガキ使」放送作家・高須光聖の痛快時代小説を読んでみる

ダウンタウンの幼馴染にして、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ)をはじめ数々の有名番組を手掛けてきた放送作家・高須光聖が、初めての小説に挑戦。戦国時代を舞台とする、時代小説『おわりもん』は親も仕事も何もない“おわりもん”と揶揄される五郎左衛門と又兵衛の2人が主人公。
生と死が隣り合わせで、明日何が起こるのかもわからないような厳しい時代に、アイデアだけで様々な苦境を乗り越えていく2人の姿が描かれています。
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ブラマヨ・吉田のエッセイを読んでみる

ブラックマヨネーズ・吉田敬の新作エッセイ集『黒いマヨネーズ』。
カルチャー雑誌『パピルス』、月刊文芸誌『小説幻冬』にて、約4年間にわたり連載されたエッセイを収録した同著。吉田にとっては『ブラックマヨネーズ吉田敬のぶつぶつ』、『人生は、パチンコで教わった。』に続く3冊目の本となっており、吉田の自信作と言われています。
吉田の頭のなかから絞り出された“一番臭く、一番本質”的な言葉の数々を、みなさんもぜひ味わってみては?
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モンエン・西森の日記を覗いてみる

2016年の元旦から日記を書き続け、毎月大阪で『日記朗読ライブ』を開催しているモンスターエンジン・西森。
その中から選出した内容をまとめたエッセイ集『声を出して笑っていただきたい本』(ヨシモトブックス)に続く、第2弾である『超人間観察』(ヨシモトブックス)が全国の書店にて発売中です。

他の人が見れば何でもない日常でも、西森から見える世界はどこかユニーク。時折見せる妄想や的確なツッコミはもちろん、西森の紡ぎだす言葉一つひとつに朗読ライブではいつも笑いが絶えません。書籍でもたっぷり味わえること間違いなし!

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宗教、政治など、ためになる本もたくさん

笑い飯・哲夫と仏教を学ぶ

笑い飯・哲夫が、宗教学者で浄土真宗本願寺派如来寺住職である釈徹宗氏と共著本をリリース! 人気番組『100分de名著』(NHK)に出演中の僧侶・釈徹宗と、『M-1グランプリ』王者で仏教にも精通している哲夫による異色のコラボレーションが実現。往復書簡形式で「友達って必要?」「仕事は楽しい?」「怒るということ」など、日常の問いに対し仏教的視点で答えています。

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ほんこんやせいじに政治、国際問題を学んでみる

東野幸治がMCを務めるニュース番組『教えて!NEWSライブ 正義のミカタ』(朝日放送テレビ ※関西ローカル)にパネラーとして出演するほんこん。政治や世間を揺るがす事件についての発言は、たびたびTwitterのトレンドに上がり、ネットでも注目を浴びています。本作は、憲法改正や領土問題、社会に対するほんこんの思いなどがまとめられた一冊です。
誰もがどこかで思うことはあってもなかなか表現できない日本についての記述に注目が集まっています。

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一方、世界中を旅したことで、日本に対して様々な疑問を感じた千原兄弟・千原せいじは、経済学者、軍事アナリスト、元官僚、歯学博士、カジノ研究者らと対峙し、日本の税金や失業率の問題から、eスポーツのことまで様々なクエスチョンを投げかけた一冊を出版。
同著は巻末に大ヒット漫画『闇金ウシジマくん』の作者である真鍋昌平氏との対談も掲載したボリュームのある内容で、空気を読み過ぎる日本人に対して、自身の驚異的なコミュニケーション術を説いた書籍『がさつ力』(発売中)とはまた一味違った一冊と話題を呼んでいます。

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いかがでしたか? お気に入りの本に出会えたでしょうか?
ぜひぬくぬくしながらお楽しみくださいね。

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