12月22日(日)に放送された『M-1グランプリ2019』(ABCテレビ・テレビ朝日系列)にて、ミルクボーイ(駒場孝、内海崇)が15代目王者に輝きました!

出典: ©M-1グランプリ事務局

プロ・アマ問わず、芸歴15年まで、“とにかく面白い漫才”を出場資格とした漫才頂上決戦『M-1グランプリ』。過去最多となる5,040組がエントリーした今大会は、からし蓮根(伊織、杉本青空)、ミルクボーイ、ぺこぱ(シュウペイ、松陰寺太勇)、オズワルド(畠中悠、伊藤俊介)、すゑひろがりず(南條庄助、三島達矢)、ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)、インディアンス(田渕章裕、きむ)、見取り図(盛山晋太郎、リリー)、かまいたち(山内健司、濱家隆一)の9組と、300万もの投票から敗者復活戦を勝ち上がった和牛(水田信二、川西賢志郎)を合わせた計10組が白熱した戦いを繰り広げました。

史上最高得点を叩き出した“リターン漫才”で初優勝!

決勝のMCは昨年に続き、今田耕司と上戸彩。審査員は松本人志(ダウンタウン)、上沼恵美子、富澤たけし(サンドウィッチマン)、立川志らく、塙宣之(ナイツ)、礼二(中川家)、オール巨人(オール阪神・巨人)が務めます。

ファーストラウンドの出番順は今年、日本で初めて開催されたラグビーワールドカップにて初の決勝トーナメント進出を果たしたラグビー日本代表の福岡堅樹選手、堀江翔太選手、稲垣啓太選手が“笑神籤”(えみくじ)を引いて決定。10組の出番順と得点は、以下の通りです。

1:ニューヨーク……616点
2:かまいたち……660点
3:和牛(敗者復活)……652点
4:すゑひろがりず……637点
5:からし蓮根……639点
6:見取り図……649点
7:ミルクボーイ……681点
8:オズワルド……638点
9:インディアンス……632点
10:ぺこぱ……654点

上記10組の中から、681点という審査員7人となって以来の史上最高得点を叩き出した初出場のミルクボーイ、3年連続決勝進出にしてラストイヤーのかまいたち、10番目の出番で最後の1枠を掴んだぺこぱといった3組が最終決戦へ。

出典: ©M-1グランプリ事務局

結果、“コーンフレーク”と“最中”(もなか)というワンフレーズを軸に、巧みな話術と緩急ある掛け合いを見せる“リターン漫才”で大きな笑いを起こしたミルクボーイが、15代目王者の座を手にしました!

出典:©M-1グランプリ事務局

優勝が決まった瞬間、「いやいや!今年初めてテレビで漫才して……ウソです、こんなもん! 夢、夢、夢、夢!」と目を見開いた内海。駒場も「僕のほうが、もっとウソやと思うてる」と5,040組の頂点を獲ったことが信じられない様子。夢見心地のまま、トロフィーを受け取りました。

オール巨人は「誰が獲ってもよかった。最高の戦いやった」とコメント。松本は「過去最高と言ってもいいのかもしれない。数年前なら誰もが優勝してたんじゃないかっていうくらい素晴らしい大会でした」と、全ファイナリストを称えました。

後輩・霜降り明星の優勝が刺激に「若い世代には負けられない」

放送終了後、優勝者発表記者会見に登場したミルクボーイ。

出典: ©M-1グランプリ事務局

「今まででいちばん長い時間、テレビに出られたのが『M-1』。それだけでも嬉しいんですけど、(優勝したなんて)信じられないですね。まだふわふわしている状態です……」と、大勢の報道陣を前に目を泳がせる内海。一方、優勝が決まった瞬間から汗が止まらなくなった駒場は、ネタにかけて「いろいろと忘れたオカンに優勝を伝えたい」と感謝の言葉を。内海も「駒場のオカンに感謝ですね」と続けます。

1本目のネタ終了後、松本から「これぞ漫才や」との感想をもらったことに、内海は「松本さんとお会いするのも初めてでしたし、ただただ憧れの審査員のみなさんにネタを観ていただけたのが嬉しくて。決勝に出るだけでも十分やったんですけど、ありがたいですね」と、優勝を噛み締めます。

オンエア中には、オール巨人から「今でも貧乏やと思うけど」、今田から「駒ちゃんは先輩からの飲みの誘いを断って漫才を頑張ってた」と苦労を伺わせる言葉も。

出典: ©M-1グランプリ事務局

『M-1』が2010年に一度、幕を閉じたことで目標を見失い、4年ほどお笑いをサボっていたと語る2人。内海は趣味のギャンブルに明け暮れ、駒場は遊びに飲みにとプライベートを謳歌し、ネタ作りとは離れた日々を過ごしていたそう。そのため、「苦節12年ではない」と言い切ります。

そんな中、5年の時を経て2015年に『M-1グランプリ』がついに復活。そこで「また、漫才やらなあかんな」と、再び『M-1』という目標へ向けて再び歩み始めたそうです。

それから、好きなギャンブルを一切やめてネタ合わせに打ち込んだという内海は、「バイトが終わったら、2人で集まってずーっとネタ合わせを行なっていた」と語り、駒場も「ネタ合わせが終わっても気になるところがあれば、お互い連絡を取り合ってました」と密なコミュニケーションで努力を重ねてきたことを明かしました。

また、昨年、大阪・よしもと漫才劇場で一緒に切磋琢磨してきた後輩の霜降り明星が優勝したことも刺激になったようで、「若い世代には負けないぞという気持ちになれた」と語りました。

【独占】決勝進出者が語る“M-1グランプリ”!ミルクボーイ「応援してくれた人たちのためにも優勝を」

 

今後はたくさん漫才をやっていきたい

すでにマネージャーの元に多くのオファーが舞い込んでいることが伝えられると、「漫才ばかり頑張ってきたので、トークなどは不安です」と話す内海。しかし、「1からなんでもやらせていただきます。もちろん漫才も頑張っていきたい!」と今後の活動への意気込みは十分!

出典: ©M-1グランプリ事務局

一方、駒場も「それこそ、テレビで漫才をすることが今までなかったんです。舞台の出番自体も少なかったので、たくさん漫才をやらせてもらいたい」と真面目に答えつつ、すぐさま我に帰って「今、ボケがゼロでしたね……」と反省します。

出典: ©M-1グランプリ事務局

1,000万円の使い道について、内海は「いつも(髪を)切っていただいてる(理容院の)お父さんが、角刈り技能コンテストで3位になった方。その方のお店に僕専用の角刈り専用散髪台を設置させていただいて、角刈りしに来た人を無料に。その散髪代を僕が払わせてもらえれば」とコメント。

一方、駒場は「今までお金がなくて、結婚とか出産した後輩にお祝いを渡せなかった。お世話になった後輩にも、いろんなかたちで恩返しができれば」と真摯に語りつつ、「またゼロボケでしたね。すみません!」と平謝り。そんな初々しい2人に、報道陣から大きく、そして温かい拍手が送られました。

15代目王者に輝いたミルクボーイの今後の活躍に、どうぞご期待ください!

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