ダウンタウン、ナインティナイン、和牛など、芸能界で活躍する芸人やタレントを多数輩出してきたNSC(吉本総合芸能学院)は、来年度生を募集中です。

放送作家や先輩芸人(特別講師含む)にネタ見せを行ない評価をしてもらえるだけではなく、ダンスや演技の授業など、卒業後にエンターテイナーとして幅広い活躍ができるよう基礎を学ぶことができるNSC。

今回は同校の魅力を探るべく、NSC出身で『女芸人No.1決定戦 THE W 2019』(日本テレビ系)で優勝した3時のヒロイン(福田麻貴、ゆめっち、かなで)にインタビューを実施しました。

実は彼女たちは、福田が大阪校女性タレントコース5期(タレントコースは現在閉校)、ゆめっちが大阪校36期、かなでが東京校20期と芸歴も出身校もバラバラ。それぞれの授業の特色を伺いつつ、なぜ3人がトリオを結成するに至ったのかをお聞きしました。

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3時のヒロインがNSCを選んだ理由とは?

――お笑いを学べる学校がたくさんある中、なぜNSCを選んだのでしょうか?

福田「吉本新喜劇を観て育ってきたのもあって“お笑いといえば吉本やな”と思っていました。他の事務所も調べてみたんですけど、吉本っていう安心感がありましたし、しっかりした授業を受けられるのも魅力に感じましたね。最初は入学金のいらない事務所を探していたんですけど、お母さんから“せっかく芸能界に足を踏み入れるなら、お金払ってでもちゃんと授業を受けられるところに入ったほうがいいよ”って言われたんで、“じゃあお金払ってくれるんやったら、こんなんあんねんけど……”ってパンフレットを見せました(笑)」

ゆめっち「私は熊本県出身で、お笑いの情報がまったく入ってこなかったんですよ。当時憧れていた江頭2:50さんも、ずっと吉本の人だと思っていたくらいでしたし、お笑いの事務所は吉本しかないと思っていました。NSCを知って大阪校に問い合わせて、見学をさせてもらったときに、(生徒が)めっちゃ楽しそうで“絶対に行きたい!”と思って、私も親にお金を出してもらいました(笑)」

かなで「もともとは“自分なんかが吉本でやっていけるかな?”って考えて、別の養成所に行こうと思っていたんですけど、色々調べると、吉本は卒業したら芸人にはなれる(劇場などのオーディションを受けられる)と。でも、他の事務所さんは卒業したら(事務所側が)手を挙げてくれないと、事務所が受け入れてくれないところが多いって真偽不明の噂を聞いて“私には手が挙がらないだろうから、吉本しかないな”って思いました。最初は吉本で不安があったんですけど、もう頑張って吉本行くしかないなって」

福田「何回“吉本”って言うねん」

――(笑)。いざ入ってみてギャップに感じたことはありますか?

ゆめっち「講師の先生が(ネタだけではなく)身なりのアドバイスをしてくれるんですよ。“前髪切ったほうが明るく見えるから切っておいで”とか、服装も“こうしたほうがいいよ”とか、ネタに関しては自分らで考えるしかないんですけど、ちゃんと話が聞けるし、めちゃくちゃ甘い考えでノリで入っちゃった私でも、ここまで来られたのでありがたいですね。悲しいギャップで言うと、入学時は同期が600~700人くらい入ってきていたのに、夏前には半分になって、卒業のときは100人いるかいないかくらいで……みんな面白かったのに途中で通わなくなっちゃうんですよね」

かなで「NSCを卒業したら、一部の生徒は講師のアシスタントにつくんですけど、その先輩スタッフが礼儀とか挨拶に厳しかったですね。あの厳しさがあったからこそ礼儀を学べたと思います。でも、だんだん打ち解けて、途中から話しかけてくれて嬉しかったですね」

福田「礼儀に関しては、卒業してからより(教えてもらって良かったと)感じるよな」

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今でも思い出す…講師からの金言

――講師の先生もすごい方ばかりです。教えてもらったことで、印象的だった話はありますか?

福田「特別講師で友近さんが来られたことがあったんですけど“ブレない大切さ”を教えてもらいました。“(講師でも)いろんな意見の人がいるから、自分が思うものを貫き通していい”っておっしゃっていて、今でもそうしています」

ゆめっち「めっちゃ印象に残っているのは、特別講師で来られたNON STYLEの石田さんです。石田さんは、壁にぶつかって休んでもいいけど“絶対に続けたほうがいい”ってことを一番におっしゃっていましたね。NSCを卒業した後、上京して1年くらい東京でやっていたんですけど、うまくいかなくて芸人を辞めていたことがあったんですよ。でも、石田さんの言葉が頭の片隅にあったし、8.6秒バズーカーとか同期の活躍もあって“続けたい!”と思って頑張っていたら、素敵な相方に巡り合えて、こんなに最高の時間を過ごせているのでありがたいです。

以前、石田さんと舞台で一緒になったときに感極まりながら“あのとき、アドバイスいただけたから続けられました”って伝えたら、優しく“そうかそうか”っておっしゃってくれて……。少しでも恩返しできて良かったなって思いました。あのとき辞めて熊本帰っていたら、ただのパッパラパーなんで」

福田「今でもパッパラパーやけどな」

ゆめっち「(笑)」

福田「レギュラーで講師をされている方は、歴代の売れてる芸人さんを教えてきた先生たちなんで、“ナイナイはこうだった”、“キングコングはこうだった”とか教えてくれて、毎回すごいなって思っていました」

――NSCで学んで今でも糧になっていることはどんなことでしょうか?

福田「私はタレントコースで、ロケレポートとかトークとか、お笑いもありつつ、テレビのことも学んでいたんですけど、今でも授業でとったノートを見直していますね。そのときはテレビは遥か先の話だったんですけど、続けていたらどんどんテレビの仕事が近くなって、見返すことが多くなりました」

かなで「今も度胸はないほうなんですけど、入学前は今よりもなくて、NSCで生徒や講師の前でネタをやることで度胸がついてきました」

トリオ結成には福田の決意があった?

――“期”がバラバラの3人がどのようにトリオを組むようになったのでしょうか?

福田「前の相方と東京に出てきて解散した後に、ユニットコントのライブでゆめっちと出会って、かなでとは吉本が主催する演技ワークショップで出会ったんですよ。それこそ期がめちゃくちゃ下じゃないですか(福田よりゆめっちが4期下、かなでが5期下)。どうしても芸人は同期と組む風潮があったんですけど、同期っていうても人数が限られているし、いいなって思う人も別の相方と組んでいたりするし、私は“絶対に視野を広げたほうがいい”と思っていました。当時は、4年も5年も下の後輩と組む人ってめっちゃ少なかったんですよ。そこを広げてでも才能ある人と組みたいと思ったんで……」

(ゆめっち&かなでがニヤニヤする)

福田「嬉しそうやな! 期とか関係なく、そのとき2人はめちゃくちゃ若手で、粗削りだったと思うんですけど、そんなん関係なく、伸びしろとか考えて誘いました。もし、これを読んでいるNSC生がいたら、同期だけやとは思わないほうがいいと思います。卒業したら先輩も後輩もいろんな人がいるんで、なるべく多くの人と知り合ってほしいです。私とかなでなんて演技ワークショップで出会っているし、どこで出会うか分からないんで、視野を広げたほうがいいなって思います」

――NSC内でも各コンビ、結成や解散が繰り返されているんですよね?

ゆめっち「めちゃくちゃあります。私は3年くらい続けていましたけど、周りは何回も解散している人がいたので、合う人が見つかるまで、繰り返しコンビ組んでもいいと思いますけどね」

――コンビ結成には様々なパターンがあるんですね。「1人でも大丈夫かな?」と不安を持つ方もいると思うのですが、別に気にすることはないんですかね?

福田「言ってしまえば学校なので、入ったら慣れるし、1人で入学する人のほうが多いと思います。とにかくゆっくり探したほうがいいです」

ゆめっち「私も1人で入学したんですけど、何の心配もなかったです。内気でも大丈夫です。それがキャラになるし、素敵な相方も見つかると思います」

福田「周りに隠してこっそり入る人も多いんですよ。私は大学に通いながら入ったんですけど、同級生に何も言わずに入学しています。ほかにも、迷って入った人とか、恥ずかしいなと思って入る人もいましたけど、入学してしまえばこっちのもんです」

――最後にNSCに入ろうかと考えている読者にアドバイスをお願いします。

ゆめっち「お笑いが好きで、自分のやりたいことがある人は絶対それを曲げずにやったほうがいいです。夢って叶うんで」

福田「誰が言うてんねん。前に“何もせんとここまで来られた”って自分の口で言うてましたからね」

ゆめっち「(笑)。いろんな縁がきっとあるんで、夢に向かってみてください! 自分が楽しいと思うことをやったほうがいいと思います」

かなで「私も楽しんだもの勝ちだと思います。結局“人を笑わせたい”って職業じゃないですか。もちろん厳しいこともあるとは思うんですけど、その厳しいことも楽しんでほしいです!」

福田「入学する前に、入った後のことをあれこれ考えても、いざ入学してみたら思っていたことと全然違うんですよ。1年間通っていると、自分がどうしたいか気持ちが変わることもあるので、入った後のことはそのとき考えればいいと思います。

1年で芸人辞めて居酒屋の店長になった人もいますけど、NSCで学んだ経験が仕事場でめっちゃ活きているんですよ。たまに“NSCに入っててん”って人にも会いますけど、そういう方々は仕事を頑張っている人が多かったりもします。別にお笑いで生きていかなくても、絶対何かには役立つので、とりあえず迷っているなら“入ってみたらどうかな?”って思います」

 

NSCの入学申し込みは現在受付中です。賞レースで優勝したり、テレビで活躍したり、YouTubeに進出したりと様々な場所で活躍するスターが通った学び舎に、あなたも挑戦してみませんか?

NSC

【受付期間】
第2次募集締切:2019年12月末日必着
第3次募集締切:2020年 2月末日必着
第4次募集締切:2020年 3月末日必着

公式サイト:https://www.yoshimoto.co.jp/nsc/
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