2019年6月以降、体調不良により休業していた宮川大助・花子の宮川花子が、12月11日(水)、仕事復帰についての会見を吉本興業大阪本社で行ないました。

相方で夫の宮川大助と、主治医の奈良県立医科大学附属病院の天野逸人先生が同席のもと、多発性骨髄腫を患っていることを明かし、経過や近況などを報告しました。

関連記事:吉本の全てが詰まった「最高の寄席」に宮川大助・花子、石田靖、間寛平、ジミー大西も出演決定!GWは「東京グランド花月」へ

 

花子から現状についての説明

大助、そして車椅子に乗った花子と天野先生が会見場に姿を見せます。大助・花子の2人はまず報道陣に一礼。花子は会見当日、『ラグビーワールドカップ2019』日本代表のパレードがあることを引き合いに出し、「私もそちらが見たかったんですけど……」と笑いを誘います。

そして「今回、復帰会見となっていますが、復帰の目処はまだ経っていません。退院の日にちも決まっていません」と話し、このタイミングで会見を行なった理由として、ある程度病気の回復の目処が立ったからと明かしました。

花子は昭和から平成にかけて胃癌、平成から令和にかけて再び癌で入院することになってしまったと話し、同じ立場の人々に向け「諦めずに治療して、1日でも命を大切に延ばしていってもらいたいとこの会見に臨みました」と強調。病院の外に出ること、車に乗ること、なんばに来ることも半年ぶりと話しました。

天野先生からは今回の病状に関して「多発性骨髄腫では一番いい状態まで回復している。ただ筋力は低下しているので、まだまだリハビリは続けないといけない状態」と説明。「将来的には舞台の上で名人芸を」と言いかけたところで、すかさず花子が「そこどんどん言うといて!」と合いの手を入れ、笑いを誘いました。

大助・花子の鉄板ネタも!

ここで花子から一言と振られた大助。「え〜」と話し始めると、花子がかぶせて喋るという鉄板ネタも披露。そして「今は復帰に向けてのリハビリで、ベッドから立ったり座ったり、日に日によくなってる」と笑顔を見せ、「余命6か月(と告げられ)、それからここに座っています。“イッツショータイム”と僕は言いました……」と言葉をつまらせます。

それを見た花子は「泣いたらあかん。私は病院に入ったときから泣いたらあかんと思ってた。自分が泣くときは、NGK(なんばグランド花月)の舞台に立ったとき、感謝の涙を流したい」とフォロー。

劇場の仲間や師匠にも2、3日前に連絡したことを明かし、西川のりおには「俺ら戦友や。おしゃべりやし、みんなに言うとくわ!」と言われたと話し「たぶん他の人に伝わったのは、のりおさんからだと思います」と笑いを誘いました。

病院での生活について、花子は「毎日大助くんがカーテンを開けるたびに、生きとかなあかんと思った。夜が来るのが怖かった」と告白。続いて、このタイミングで記者会見を開こうと思ったきっかけについて、「悪い結果を皆さんに報告するわけにはいかない。そこの戦いがあった」と話すと、天野先生も「(花子には)“私は漫才師。みんなが笑えない状況では言いたくない。隠しているわけではなく、プロ根性で泣いてしまうような状況で話をしたくない”という強い意志があり、このタイミングになった」と補足しました。

夫婦の絆を改めて確認

大助に改めて一言と問われた花子は、ベッドの周りが大助の持ってくる“サンタクロース”でいっぱいと告白。「ずっと病院に来てくれて。看護師さんも“テレビで見る以上に優しいだんなさん”と言っている」と明かし「今回思ったことは、結婚するときどんな人といっしょになるかやなくて、最後を誰と迎えるか、すごくそれを感じました。夫がいつもいてくれて、40年以上変わらない愛情を注いでくれた。最後を誰と迎えるかということを考えたら、いつお迎えが来ても私はすごく幸せやと思った」と話しました。

そして「大助を見送るまで絶対生きておこう。それが嫁としてできる最後の愛情」と笑顔を見せます。大助は、病気を告白されたときには自分が代わりになることもできず辛かったと振り返ったあと、「嫁はんがここまで戻ってくることは願ってたし、信じてた」と話しました。

大助が「女房はいつまでも本当に元気であってほしいと思う。もっと女房孝行しておけば……」とこぼすと、「十分してる」と花子。それを聞いた大助は改めて「僕、嫁はんが好きなんですよ。好きでいっしょになったんで、今回余計好きになりました」と話します。

さらに「女房に2度目の恋をするって言いますけど、大助・花子の人生劇場ですね」と続け、「病気で闘っている人も、立ち直るチャンスがあるんで、そのメッセージを飛ばしたいって言ってるんです。そういうのも2人でこれから続けていくと思います。それが大助・花子のこれからのショータイムになると思います」と明言。

花子は復帰について、今は漫才のことは想像できないとしつつも、「やっぱり笑いの殿堂はNGK。お客さんが全て教えてくれると思う」と話します。大助も「復帰目がけて一生懸命スタートを切ったという形。今日はこういう形でスタートを切って、逆に僕は元気になって帰れると思っています」と未来を語りました。

【関連記事】