4月18日(木)から4月21日(日)まで沖縄県内にて開催される『島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭』の発表会見が、3月4日(月)、吉本興業株式会社東京本部にて行なわれました。

2009年にスタートした『沖縄国際映画祭』。2015年より『島ぜんぶでおーきな祭』と名称を新たにし、沖縄各地の協力のもと、映画、音楽、ダンス、お笑い、ファッション、アート、スポーツなどの総合エンタテインメントの祭典、そして沖縄の春の風物詩として成長してきました。

第11回目となる今回のキャッチコピーは、「化けろ!やりたいことをやろう」。そんな合言葉を掲げ、沖縄のさらなる可能性を日本中、世界中に発信する起爆剤になるべく、さまざまなイベントが開催されます。

沖縄在住の「全力応援芸人」たちが各地のイベントをPR

MCは沖縄出身コンビ・ガレッジセールとフリーアナウンサーの木佐彩子。ゴリは「もう11年目なんて信じられない。2年で終わると思ってたのに、すっかり県民にも浸透して。春になると『おーきな祭の季節がやってきたね』と言われるようになった」としみじみ。木佐より、総合エンタテイメントイベントとして、例年以上にさまざまなイベントが開催予定だと明かされると、「全てに手を出そうとするのは、よしもとらしいね」と大きくうなずきます。

沖縄41市町村に住む「全力応援芸人」たちの発表では、まずキャプテンの宮川たま子から「昨日までインドネシアへ行っていて、現地在住の『住みます芸人』と一緒に(沖縄のPRを)盛り上げてきました」と報告がありました。

沖縄からはるばる東京まで来たとあって、なんとか爪痕を残そうと必死の沖縄芸人たち。恩納村(おんなそん)全力応援芸人の初恋クロマニヨン・松田は、右側の脇の下に空いた大きな穴を見せながら「このTシャツを穴が空くくらい何度も着て、一生懸命やってます!」とアピールするも、報道陣の反応はイマイチ。

「こんな空気にしてしまって申し訳ありません!」と謝ると、ゴリは「遠くから来てますから! みなさん、温かい目でよろしくお願いいたします!」と先輩らしく報道陣へ呼びかけます。

相方の頑張りによって緊張が増したのか、「よろしくお願いします」を噛んでしまった嘉手納町(かでなちょう)全力応援芸人の初恋クロマニヨン・新本。まさかのハプニングに報道陣からドッと笑いが起こると、木佐は「東京は寒いですから、口が回らないのかもしれないですね」と優しくフォローしました。

故・樹木希林のアドバイスにしずちゃん感激

映画部門では、話題の作品を集めた「特別招待作品」、映画祭自体のコンセプトである“ラフ&ピース”な作品を上映する「特別上映作品」、テレビ局と吉本興業がタッグを組んだ「TV DIRECTER’S MOVIE」、劇作家・演出家の高平哲郎が厳選した「日本のコメディ・世界のコメディ」、新しい映画の楽しみ方を提案する「桜坂映画大学」、沖縄の風景や文化、風習などを紹介する「沖縄ヒストリカルムービー」、次世代の映像作家発掘を目的とした「クリエイターズ・ファクトリー」といった7ジャンルで、さまざまな映画が上映されます。

昨年亡くなられた女優の樹木希林が企画した注目作『エリカ38』(2019年6月公開予定)は、「特別招待作品」にて上映。実際の事件を元にした同作で、60歳を過ぎても色香で男たちを惑わす主人公を演じたのは、女優の浅田美代子。「希林さんとは、私的にもすごく仲が良くて。2人でワイドショーを観て雑談をしているなかで事件を知ったんですけど、希林さんが『美代ちゃん、面白そうだね。あんた、こういうのをやったほうがいいよ』って言ってくださって。『私に(オファーは)来ないと思うよ』って返していたら話が来たので、希林さんが動いてくださったんだなと感動しました」と、オファー時の様子を回想します。

樹木に憧れていたと話すのは、南海キャンディーズ・山崎静代ことしずちゃん。「ご一緒させていただけると聞いた時は、舞い上がってしまいました」と当時の興奮を口にしながら、「私は(主人公に仕える)お手伝いさんの役だったんですけど、(樹木さんから)『後先を考えろ』というアドバイスをいただきました」とコメント。

スタッフに言われるがまま演じていた山崎に対してかけられた言葉だそうで、「物語の流れを考えると、確かにおかしかった。樹木さんは常に全体を見てらっしゃるんだと感じて、改めてすごい方なんやなと思いました」と感嘆すると、浅田は「希林さんはキャスティングにもこだわっていて。しずちゃんが家政婦をやってくれると決まって、『よかったね、美代ちゃん』と言っていた」と声をかけます。その言葉に、山崎は「ありがたいです……」と噛みしめるようにつぶやきました。

ノンスタ・石田、自身の脚本作を「説明しにくいなぁ!」

「TV DIRECTER’S MOVIE」からは、MBS『酔うと化け物になる父がつらい』の主演を務める松本穂香、ABCテレビ『クソみたいな映画』で脚本を担当したNON STYLE・石田明、小山健作のウェブ漫画の映画化作品のCX『生理ちゃん』のキャラクター・生理ちゃんが登場します。

本作で高校生から30歳までを演じた松本は、「今22歳なので(上の年齢については)想像つきませんが、意識してしまうとお芝居に違和感が出てしまうので、気持ちだけを追うようにしました」とコメント。沖縄での楽しみを訊かれて「サーターアンダギーが食べたいです」と返すと、ガレッジセール・川田に「銀座(のアンテナショップ)で買えますよ」とツッコまれます。

さらに、松本は「特別招待作品」の『おいしい家族』にも出演。「(父親役の)板尾(創路)さんがずっとふざけていて楽しく、浜野(謙太)さんも楽しい方で、ギターの演奏シーンの合間に歌って過ごしました」と、非常に仲の良い現場であったことを告白。「あったかい愛の話。家族のやさしい時間みたいなものが描かれています」と、作品をアピールしました。

自ら脚本を手がけながらも、内容について「説明しにくいなぁ!」と困った表情を浮かべたのは石田。「ユーモラスサスペンスコメディ。映画なのか、映画じゃないのかがずっと続くんですけど、この感じは観ていただいたら分かります」と話しながら、「『明日って大切やな。大切な人のために、明日をどう生きようか』って考えさせられる作品。最初の10分と最後の10分でまったく違う映画になっています」とその魅力を語りました。

ゴリが監督時、江口のり子に「申し訳なかった」と思った出来事とは?

「地域発信型映画 supported by ひかりTV」にて制作されたのは、12本の作品。その中の1作品、滋賀県彦根市を舞台とした『誰にも会いたくない』に出演したのは、たなか(前職ぼくのりりっくのぼうよみ)。「社会に適合できなかった引きこもりの象徴として、妖怪になるという話。思いっきり特殊メイクをして、青鬼になりました。準備に2時間くらいかかりましたね」と、撮影を振り返ります。

沖縄県恩納村を舞台とした『NAGISA』にて、監督を務めるのはゴリこと照屋年之。江口のりこ、新井美羽という演技派2人が登場する同作は「生きたい子供と死にたい大人」の物語です。

江口が寝転がりながら泣くシーンで、ゴリは「モニタからは涙が見えなかったんですが、映ってなかっただけでずっと泣いてくれたみたいで。でも僕は気づかず、『泣くまで付き合いましょう』と思いながらモニタを見続けていて、結局10分くらい泣いてもらっていた。申し訳なかったです」と陳謝。「出演者の皆さんには素晴らしい演技をしてもらったので、ぜひ観ていただきたいです!」と力強く語ります。

なお、ゴリが監督を務め、沖縄を中心にヒット中の映画『洗骨』は「特別上映作品」で、沖縄県粟国島を舞台とした『born, bone, 墓音(ぼぉん ぼぉん ぼおん)」は「地域発信型映画 supported by ひかりTV」としてリバイバル上映されますので、こちらもお見逃しなく!

R-1敗者復活戦へ出場する近藤岳登、本格的にお笑いに目覚める!

おーきな祭ではほかにも、SDGsと吉本興業のコラボ映像第3弾『氷を運ぶ男』・『空飛ぶビニール袋』が上映されます。さらにスタンプラリー、SNSを活用し、みなさんのアイデアをもとに各地のCMを制作する「JIMOT CM REPUBLIC」、参加型企画「ラフピータウン」といった企画に加え、お笑いや音楽、eスポーツなどのイベントが行なわれる「ステージイベント」、アスリートによる「スポーツイベント」、沖縄ラフ&ピース専門学校によるイベント、子供向けワークショップなど老若男女が楽しめるイベントが目白押しです。

本日は「スポーツイベント」に出演する元プロサッカー選手の近藤岳登、「ステージイベント」に出演する吉本坂46からトレンディエンジェル、スパイク・小川暖奈、パンサー・尾形貴弘、おばたのお兄さん、吉本新喜劇の小寺真理が登場します。

昨年、同祭のスポーツイベントに参加した元プロサッカー選手の近藤岳登は「(参加した)沖縄の子供たちの目が輝いていてよかった」と感想を語りつつ、イベント自体を盛り上げた参加芸人たちに感謝を述べます。「スポーツはエンタテインメントだと思っていて、現役時代、そこを追求していたら自然と試合に出られなくなって、ファン感謝祭要員になってしまった」と自虐的に語って笑いを誘いました。

今年の『R-1ぐらんぷり』の準決勝まで進んだことで、敗者復活戦の結果次第では決勝進出の可能性も残されている近藤。「僕にとって、セカンドキャリアとして新しいチャレンジができて、吉本にはすごく感謝してます」と話しつつ、お笑いの魅力について言及します。

「ウケた時の快感って中毒性がある。ウケると、サッカーでゴールを決めた時より嬉しいです」と嬉しそうに話す彼に「その快感って、どういうやつなんですか?」と食いつくパンサー・尾形。トレンディエンジェル・斎藤は「みんながみんな、経験したことがあるわけじゃないんです」と尾形をフォローしつつ、近藤へ「決勝へ行って、(霜降り明星の)粗品を倒してください!」とエールを送りました。

今年は芸人としてではなく、アイドルとして「ステージイベント」の舞台に立つ斎藤は、「あっち(アイドル)側にいきたいと思っていたので、ようやくです」としみじみ。吉本新喜劇にも所属する小寺は「開催期間中に吉本新喜劇の60周年公演もあるので、観に行こうかなと。みなさん、吉本新喜劇もよろしくお願いいたします」とアピールしました。

『島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭』は、4月18日(木)から4月21日(日)まで開催。話題の映画に加え、お笑いやアイドルのステージ、スポーツ、ゲームなど、さまざまなエンタテインメントが楽しめる豪華なお祭りに、ぜひ足を運んでください!

第11回沖縄国際映画祭『島ぜんぶでおーきな祭』

開催期間:2019年4月18日(木)~21日(日)

詳細は公式サイト(https://oimf.jp)でチェック!