こんばんは。寒くて寒くて、朝起きるのが辛い。もうめっきり冬ですね。まじ、めっ冬。僕は同期芸人でシェアハウスしてるんですが、あまりにも寒いのでみんな部屋じゃなく、リビングのこたつに常に集まっていて。上から見たらこたつから首だけ何本も出てる、キングギドラ亀です。まじ、グギ亀。
略し方稀有! 無限大ホール番記者、サンシャイン坂田です。

出典: ラフ&ピース ニュースマガジン
今回で9回目。
今回のテーマは
「シンガーソングライター芸人」です。
僕ら芸人は漫才やコント、ネタに重きを置いて活動してる方が主にですが、他にも色んな特技や趣味を生かして活動してる方も沢山います。その中で音楽を取り入れたネタをしてる方も沢山いるんですが、中でももう、ネタじゃなく、とびきりのオリジナルソングを持っている、もうシンガーソングライターだろと言える芸人がいます。今回はそんな吉本が誇る僕のおすすめスーパーシンガーソングライター芸人を2人紹介します。
1人目はこの方。
うるとらブギーズ佐々木さん

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アーティスト名は
「TAKAHIRO」です。
言わずとしれた、今年のキングオブコントで準優勝した今最も実力派と言われるスーパーコント師ですが、別の顔は、スーパーシンガーソングライターTAKAHIROなんです。
去年、僕らサンシャインがキングオブコントの為に1年間に100本新ネタ作りますと言って四苦八苦してる中、TAKAHIROは半年で100曲作ってました。しかも趣味で。凄いというかもう、変態やん。それでコントも作って、キングオブコントで準優勝してるんで、なんかもうムカついてきましたね。
TAKAHIROはインスタでほぼ毎日新曲をあげています。僕のオススメは
「オーマイガール」
「8月のような2月」
「今日女子5人と喋ったから疲れた」
「ドゥビンドゥビン恋してる」
「許せ人生」
もうタイトルから面白いでしょ?先日、TAKAHIROの100曲記念ライブがあったんですが、音楽ライブの歴史上1番笑いが起こりました。ダサくてダサくて、変な歌い方で、なにもかっこつかない。それなのに、たまにめちゃくちゃ、めちゃくちゃ刺さるいい曲があるんです。
「許せ人生」なんか特にそうで。このギャップに僕たちは惹かれ続けています。

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そんなTAKAHIROが今度、楽曲配信し、歌手デビューするかも??というところらしいので是非是非これは皆さん要チェックです!!
そして2人目はこの方。
アイロンヘッド辻井さん

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アイロンヘッドさんと言えば、漫才にコントに歌ネタ全てのネタ、そして平場も超絶面白いスーパーパーフェクトオールラウンダーです。中でもギターと曲作りを担当している辻井さんは、ギター以外に、ピアノも弾け、サッカー、けん玉、と僕が見てきた芸人の中で1番器用でなんでも出来るスーパーお兄さんです。
歌ネタ王のファイナリストにもなるほど、歌ネタも豊富ですが、ガチ歌もこれまたとても良いのです。
その証拠に、あんなに漫才やコントのネタがたくさんあるのに、アイロンヘッドさんのYouTube公式チャンネルはガチ歌3曲のみです。

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なんでやねん!!
もう歌手やん。
特におススメは「旗上げ」です。
そしてもっとおススメなのは、楽屋での辻井さんの練習風景です。ギターを持ってフリーでセッションしてる様は本当にかっこよく粋で目がキラキラしています。
僕もだいぶ口周りが青い方なんですが、辻井さんの青さは桁違いです。剃れば剃るほど青くなる。しかし、この青さというのは、なんだか青春の真っ只中に辻井さんが立っているから。青春の青さ。そう思わざるを得ない目の輝きをしているんです、辻井さんは。正真正銘の、アオハルソングライターです。
そして3人目は
シマッシュレコードさん

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シマッシュさんはツインギターツインボーカルという、唯一無二のスタイルでネタをされてます。2人とも歌もギターも凄すぎて、そして面白いという唯一無二すぎる存在です。
今では、「イメージ」という、偏見を乗せて歌う勝手なイメージ〜の歌ネタで沢山の芸人とコラボしています。平場での嶋田さんの、ギターを使ったツッコミも最高なんですよね。
もうすでにiTunes Storeで曲も配信していて、
「手羽先の歌」
「親孝行」
「メモリーズ」
「俺は待っていた」
「レボリューション」
「失恋」
が配信されています。もう全曲最高なんですが、僕が1番好きなのは、
「スーパーオートバックス大宮バイパス店のテーマ」
です。これは配信もされてないので皆さん知らないでしょうが、この曲はスーパーオートバックス大宮バイパス店さんで僕らは定期的に催しをさせてもらってるんですが、そのテーマソングをシマッシュレコードさんが作ってるんです。
これ凄すぎないですか?普通に大手の企業のテーマソングを作っているんです。MVには大宮セブンの先輩方が出演されていて、ライブのエンディングで、お客さんと一緒に歌うんですが、これがもう、愛のみ。愛のみなんですよ。最愛の歌、一度大宮バイパス店まで皆さん聴きに来てください。
そして最後は
トニーフランク

出典: ラフ&ピース ニュースマガジン
つい先日、馬と魚から改名した、本物のシンガーソングライター芸人です。
ネタ番組にも多く露出し、R-1でも準優勝した、これまた実力派のスーパー芸人。
ネタで、もし桃太郎を色んな歌手が歌ったらこんな風じゃないか?というテーマでaikoさん、コブクロさん、竹原ピストルさんなどなどの色んなミュージシャン風に歌ってるネタも最高に凄くて面白いです。
しかし、とうとうもう、面白いなんて言ってられなくなりました。もうトニーは芸人の枠じゃありません。ミュージシャン。音楽人です。それを決定づけてくれたのがこの曲です。
「壁の向こうに笑い声を聞きましたか」とんでもない名曲が生まれました。
僕ら芸人は、悔しくてしょうがない夜、結果が出ず打ちひしがれる夜、大好き先輩や後輩、共に戦った同期の仲間と別れる夜。いつもいつも、心がちぎれそうになって、カラオケで各々の魂の歌をうたうのですが、もうこの曲に決まりました。
ビートたけしさんの浅草キッドに並ぶ、お笑い史に残る大名曲。こちらはすでに配信されているようなので是非お聴きください。
どうでしたか、皆さん?こんな風にお笑い以外でもとてつもない才能を発揮してる芸人さんが沢山います。是非是非色んな面を知ってもらえれば、もっと僕ら芸人のことを愛してもらえるんじゃないかと思います。でもそのためにも、僕らも愛さなければダメですよね。
愛されるより愛したい。
僕はKinKi Kidsは剛派です。
【番記者・サンシャイン坂田の∞の青春!】