12月1日(日)より、大阪・LAUGH & PEACE ART GALLERYにて、『世界のみなさんこんにちわ「みずほ万博」本田みずほと19人のなかまたち』が開催中です。

高校卒業と同時に間寛平に弟子入りし、1990年代はバラエティ番組『とぶくすり』(フジテレビ)にレギュラー出演するなどして活躍。その後、約8年のブランクを経て再スタートを切った本田は、趣味として取り組んでいたキャンドル作りの才能を開花させます。COWCOW・善しの後押しにより、2011年からEm Zed Eych(エムゼットエイチ)名義でキャンドル作家としての活動を開始しました。

今回の個展では、自身が大好きな19人のクリエイターたちと本展のためだけに創作したコラボレーションキャンドルをお披露目。初日のオープニングレセプションの様子をお届けします。

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大阪での初個展に喜び爆発!

ギャラリー内には、本田とさまざまなアーティストの世界観が時にぶつかり合い、時に混ざり合いながら生まれた作品がズラリ。

制作スタイルはさまざまで、打ち合わせで決めたテーマに沿って自身が先に作って渡したものもあれば、コラボレーションするアーティストの作品を受けて作ったものもあるそう。

「打ち合わせも、早く終わる方もいれば、まる1日かかる人もいたり……」と振り返る本田。レセプションの冒頭では「初の大阪、初の大阪なんです!」と大阪での初個展開催を喜びました。

参加アーティストたちも多数来場し、初日をお祝い。

彫刻家・大森暁生氏は、「木彫は未来永劫残ることをよしとするが、はかなくてすぐ消えてしまうキャンドルは真逆。そういうものに憧れていた部分があったので、今回は自分の作品を通して“消えてしまう美学”を楽しませてもらえた」と感想を述べました。

ぬいぐるみとキャンドルが双子のように対になった作品を手がけたぬいぐるみ作家・コボリサヤカ氏は、「片方が消えてなくなる、もう片方はずっと残るっていうのが、ちょっと哀愁があって、それがステキだなと思って作りました」とのこと。

また、イラストレーター・竹井千佳氏は今回が2度目のタッグだそうで、「みずほさんの大事な個展に呼んでもらえて、前とはまた全然違うものを作っていただいて……すごくうれしかったです」と話していました。

さらに、『とぶくすり』以来の友人であり本田が“戦友”と呼ぶ光浦靖子や、吉本プラモデル部部長であるパンクブーブー・佐藤哲夫も参戦。

光浦が羊毛フェルトでブローチを作り、それに本田が額縁を付けたり、佐藤のプラモデルにキャンドルという正反対なモノを融合させたり、新たな試みに挑戦しました。

入り口には、ピンクのキャンドルで埋め尽くされた祭壇を思わせるスペースもあり、こちらはフォトスポットとしても大人気。本田は来場者からの質問に答えるなど、ひとときの交流を楽しんでいました。

光浦との打ち合わせは原宿の路上で!?

レセプション終了後のインタビューでは、クリエイターへの転身や、今後の目標などを聞いてみました。

──まずは、初日を迎えられた現在の心境から教えてください。

気持ち的には、安心(笑)。そして、19人の皆さんへの感謝ですね。「こういう企画があるんだけど、どうですかね」って聞いたら、皆さん「やるに決まってんじゃん」と言ってくれて、本当にうれしかったです。寛平師匠からは、チラシにコメントをいただきました。そのひと言で「本気でやんなきゃ!」って背筋が伸びましたし、「絶対に成功させないと」と思っています。

──佐藤さんとのコラボは、どのような形で決まったんですか?

「プラモデルって面白そうだな」と思って吉本プラモデル部のライブに行ってみたら、すごく楽しかったんですよ。で、部長(佐藤)に「私も入れて」って言ったんですけど、制作が忙しすぎて“入る入る詐欺”になっちゃって(笑)。あるお仕事でご一緒したときに謝ったら、「何かコラボしたいですね」「しましょうか!」という話になりました。部長の作品の忍者、空手、侍と、私が作るちょっとメルヘンなキャンドルが意外と合っていて、面白い作品になったと思います。

──光浦さんとの作品についても聞かせてください。

「こういう企画があるんだ」って言ったら、すぐ「やりたい」と言ってくれて。「じゃあ何を作ろうか?」って、原宿の路上で5分ぐらいの会話で決まりました(笑)。光浦さんがフェルトでブローチを作ってくれて、それに私がフレームを付けたんですけど、最初、“動物”と聞いていたのが、送られてきた(作品の)写真はタコで(笑)。実は私のエンブレムにタコが入っているので「だからタコなのか」と思ったら、光浦さん、エンブレムを知らなくて……「どんだけ自信過剰だよ」って言われました(笑)。

これからも“自分が作りたいモノ”を

──芸人からアーティストへの転身について、ご自身ではどう感じられていますか?

自分の中では同じ表現だと思っています。モノづくりだろうが、舞台に出ていようが、テレビに出ていようが、どれも私だし、表現のひとつ。ぜんぶひっくるめて本田みずほだと思っていただけたら……。

──先日、とあるインタビューでは、ブランクの期間中、下北沢の駅前に1か月半座っていたことがあるというお話をされていましたね。

レギュラー番組がなくなって、高校の友だちも地元にしかいないし、何をどうしていいかわからなくて……1か月ぐらい駅前に座ってずーっと人を見ていました。夜は、声をかけてくれた女の子の家に泊めてもらったり。

一番笑ったのが、今は解散しちゃいましたけど、(元)Bコースのタケトくんが「本田みずほだ! サイン下さい!」って言ってきたこと(笑)。ほんと、皆さんから「こんなとこで何してるの」って言われて、「友だちほしいんだ」って答えていました。「じゃあ、友だちになろう」って言ってくれた人とは今も友だちだし、今日もその中の1人が、わざわざ東京から来てくれたんですよ。

ほかにも、飲み屋さんが「朝までいていいよ」と言ってくれたり、お洋服屋さんからサンプルをいただいたり、駄菓子屋のおじいちゃんが駄菓子をくれたり……ほんと、下北沢に助けてもらったんです。あの時代があったから今があるし、あのまま売れていたら人間としてダメだったと思います。

──キャンドルにも出会えなかった、と。

そうですね。「なんでキャンドルなんだろう」って考えてみたら、キャンドルって溶かしたらまた再生できるんですよね。それを自分に当てはめているのかなって思ったり。「何度でもやりなおせる」っていうのも、作品に込めたひとつのメッセージなのかもしれません。

──最後に、これからの目標を教えてください。

自分が作りたいモノを作っていくんでしょうね。もしかしたら来年の今ごろは、キャンドルじゃないモノを作っているかもしれないけど……(笑)。それはもう自分の「作りたい」という気持ちに任せようかなって。自分でも、自分のことが読めないので(笑)。

 

変幻自在なキャンドルの世界に、時間を忘れて見入ってしまう人が続出中の『みずほ万博』。驚きと遊び心があふれる作品の数々を、この機会にぜひご覧ください!

『世界のみなさんこんにちは みずほ万博〜本田みずほと19人のなかまたち〜』

日時:12月1日(日)〜15日(日) 13:00〜18:00
※火・水は休館
会場:LAUGH & PEACE ART GALLERY
出展作家:大森暁生(彫刻家)、okappalover(クリエイター)、かけるり(自営業)、かなときたか(美術造形アーティスト)、北岸由美(イラストレーター)、コボリサヤカ(ぬいぐるみ作家)、佐藤哲夫/パンクブーブー(吉本プラモデル部部長)、G3井田(4コマ漫画家)、スカルチュラ(フィギュア作家)、竹井千佳(イラストレーター)、辻稔(フリーテレビカメラマン)、TROLL(ぬいぐるみ作家)、福田浩史(造形師)、骨オヤジ(骨作家)、Mademoiselle Yako(クリエイター)、光浦靖子(タレント)、山本ジョージ委千夫(サウンドクリエイター)、4WN(Designer/Hair&Make-up)、米山啓介(造形作家)
料金:無料

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