11月22日(金)、COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて、舞台『SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE 〜ハイヒールとつけまつげ〜』の公開ゲネプロが行なわれました。

11月23日(土・祝)〜12月1日(日)に同会場で上演される、“ブギの女王”笠置シヅ子を題材とした本作。圧巻の歌唱力と強烈なキャラクターで、戦前戦後の激動の時代を駆け抜けたシヅ子の半生を、芝居と歌、生バンドの演奏で生き生きと描き出します。

シヅ子を演じるのは、演歌界にとどまらず国内外のロックフェスにも出演するなどマルチな活躍を続ける神野美伽。鈴木杏樹、山内圭哉、星田英利、福本雄樹という実力派俳優たちが脇を固めます。

そして本作のもうひとつの主役でもある音楽。ピアニスト・小原孝を音楽監督に迎え、バンドではドラムス・パーカッションをASA-CHANG、ギターをSatoshi Gogo、ホーンセクションをMUSIC UNLIMITED ORCHESTRAが担当します。

さらにマキノノゾミの脚本を、白井晃、豊田めぐみが共同演出し、ポスター等のビジュアルはアーティストとしても注目を集める野性爆弾・くっきー!が担当するなど、各方面の才能を結集した注目の舞台となっています。

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“幻の名曲”も登場!音楽が彩る迫力の舞台

本作の舞台は、昭和20年代の東京・有楽町。街角にたたずむ乳飲み子を背負った1人の女……人懐っこい大阪弁でまくしたてるこの人こそが、時代を席巻していた歌手・シヅ子。外套を脱ぎ捨てひとたびステージに上がると、バンドをバックに『ブギウギ時代』といった名曲をパワフルに歌い上げ、会場をいきなり熱狂で包み込みます。

そんなシヅ子が、自らの人生を観客に語りかける形で舞台は展開。生い立ちからデビュー、上京、生涯の恩師となる服部良一や運命の恋人・吉本穎右との出会い……戦争の影に翻弄されながらも歌手として、女として力強く生き抜くシヅ子の姿が、大きな感動を呼びます。

神野は、太陽のような明るさとエネルギーを発散するシヅ子を熱演。鈴木、山内、星田、福本は、シヅ子の人生に関わるさまざまな人物を変幻自在に演じ分け、物語に厚みを与えていきます。

全編を彩るヒット曲も大きな魅力で、神野は時にパワフルに、時にしっとりと切なく、シヅ子の想いを歌声に乗せて表現。中でも、今回の舞台をきっかけに楽譜が発見され話題となった『大空の弟』は、戦地で亡くなった弟・八郎への想いが込められたもので、神野の声を通して現代に甦る“幻の名曲”は必聴です。

エンディングには、本編とは趣を変えたお楽しみも用意。最後まで観客の心をつかんで放さない極上の舞台で、大いに魅了しました。

神野「歌は“さじ加減”が難しい」

終了後の囲み会見には、神野、鈴木、山内、星田、福本、小原、ASA-CHANG、Gogoが出席しました。

本番を前にした心境をきかれると、神野は「昨日まで全然楽しくなくて(笑)。さっきまで苦しかったのが、今は爽快」と明かします。舞台上では、共演者やバンドが発するエネルギーを全身で受け止めていると言い、「体の中から湧き上がってくる想いを、明日からお客さまと共感できれば」と意気込みを語りました。

星田は「やっていて楽しいものは、観ている人も楽しくなると思う」とコメント。山内も「非常に手応えを感じています」と、明日からの公演を心待ちにしている様子です。

「神野さんが笠置さんのスピリットを受け継いでパフォーマンスしてくださっているので、まるでコンサートを観ているよう」と熱っぽく話したのは鈴木。「私自身が“観たいなあ”と思う舞台。皆さんにも、心がワクワクするひとときをお届けできたら。ぜひ観に来てください」と呼びかけました。

「表現者として大好き」という憧れの存在・シヅ子を演じる上で、「歌で難しいのは“さじ加減”。モノマネでは意味がないし、“神野美伽が歌っている”と冷められてもいけない」と神野。とはいえ「好きな人の芸は真似るところから始めたいと思っているので、真似ているところもある。あとはオリジナルというか、ミックスしながら“明日からはどのぐらいのブレンドがいいかな?”って……」と、自分なりの“シヅ子の歌”を作り上げる楽しみも感じているようです。

福本に「あと10回チューできる」!?

音楽に関しては、「元の音源を研究して、昭和の時代の雰囲気を損なわないように舞台用にアレンジした」と小原。『大空の弟』は「メモ書きみたいな薄い楽譜で、読み取れない部分もたくさんあった」そうで、本来は軍歌調の楽曲だったものを、「詩をちゃんと伝えないといけない」という思いから「最初のほうは語るように歌っていただき、最後で軍歌調に戻るように」配慮したと明かしました。

劇中、恋人・穎右役の福本とキスシーンも演じる神野は、「あれほど愛し合っていて、あの当時に結婚していない人とのお子さんを出産されているんですから、そういうシーンがあっても何も不思議じゃない」とキッパリ。ゲネプロ前夜には、演出の白井による“特訓”を2人で受けたそうで、「あと10回チューできるね」と福本に話しかけて笑いを誘うひと幕もありました。

シヅ子の情熱がそのまま舞台に宿ったかのような『SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE 〜ハイヒールとつけまつげ〜』は、12月1日(日)まで上演中です。あなたも劇場に足を運んで、エネルギッシュな歌と演技を目と耳とハートで感じてください!

「SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE 〜ハイヒールとつけまつげ〜」

【日時】
11月23日(土・祝)開演16:30
11月24日(日)開演13:00/16:30
11月25日(月)開演14:00
11月27日(水)開演14:00
11月28日(木)開演14:00
11月29日(金)開演14:00
11月30日(土)開演13:00/16:30
12月1日(日)開演14:00

※開場は開演30分前となります。
※公演時間は約130分を予定しております。
※11月26日(火)は休演日となります。

【会場】
COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

【脚本】
マキノノゾミ

【演出】
白井晃 豊田めぐみ(共同演出)

【ビジュアル絵画】
くっきー!(野性爆弾)

【出演】
神野美伽
山内圭哉 福本雄樹 星田英利 鈴木杏樹

【バンド】
小原孝(ピアノ/音楽監督) ASA-CHANG(ドラムス・パーカッション) Satoshi Gogo(ギター) MUSIC UNLIMITED ORCHESTRA(ホーンセクション)

【料金】
8,000円(全席指定/税込)

公式サイト:「SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE ~ハイヒールとつけまつげ~」

 

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