11月17日(日)、銀シャリ(鰻和弘、橋本直)が、エル・おおさかでの大阪公演にて、『銀シャリ2019単独ツアー「まシャかリかついだ銀太郎」』の千秋楽を迎えました。

銀シャリは今回の単独ツアーで、8月11日(日)の神戸公演を皮切りに、全国10カ所で“オール新ネタ”のライブを行なってきました。今回は、千秋楽の様子をレポート! さらに、公演直後の銀シャリに、ツアーを終えた感想を聞きました。

銀シャリ、新ネタを続々と披露!

公演は、ツアーのテーマソングのVTRからスタート。最初の漫才では、オープニングVTRでの“橋本の声が高すぎる”という話題で盛り上ります。

2本目は、玄関先にあるカエルの置物から広がった「縁起のいい意味しかない動物」。鰻があれこれと動物の名前を列挙しますが、光の速さで否定し、詰め寄る橋本。終始、橋本のペースに翻弄される姿も笑いを誘いました。

3本目の漫才では、ある有名なスポーツ選手の再就職先を提案する鰻。切れ味鋭い橋本のツッコミが冴えわたりました。

4本目では黒い衣装に着替えた鰻が「綾野剛です」と自己紹介。橋本の衣装はとろサーモン・村田を意識したと語ります。

ネタは鰻が持論を展開する「スープについてくる延ばし棒」。“延ばし棒”とは音引き(「ー」)のこと。ジャンルによって名詞に法則があると主張するふたり。最初は意気揚々と持論を展開していた鰻ですが、やがては口達者な橋本に押され……。熱い攻防戦に観客も巻き込み、会場が一体となって楽しみました。

5本目に披露したのは、地図の読めない橋本に、鰻が道に迷わない方法をレクチャーするというもの。ジェスチャーや動きを交えて教える鰻でしたが、やがてダンスへと展開し、アクティブな漫才を繰り広げました。

最後の漫才では、大阪公演のみに間に合ったという黒のスーツで登場。結婚して子どももいる鰻に対して、「もはやみんなのもの」と称する独身の橋本に彼女を紹介するという鰻ですが、個性的な女性ばかり……。お節介を炸裂させる鰻に、重箱の隅をつつくようなツッコミでまくしたてる橋本と、最後まで爆笑の絶えないネタを展開しました。

ネタとネタの間のVTRでは、鰻と橋本、それぞれが興味のある群馬県内の施設を訪問した映像を公開。VTRで出てきたグッズの抽選会も盛り上がり、無事にツアーを完遂しました。

単独ライブ直後の銀シャリにインタビュー!

――8月の神戸から始まった新ネタの全国ツアーは、いかがでしたか?

橋本「楽しかったですね」

鰻「ラストだけやったものもありましたしね」

――銀シャリの2大企画がこの新ネタ全国ツアーと、5月から始まった『銀シャリの産地直送漫才〜47都道府県巡り〜』でしたね。47都道府県ツアーはどんな内容なんですか?

橋本「ご当地の漫才をまた作っています。生で初めて見るお客さんに来てもらいたいと思って」

鰻「8月からは新ネタの単独ライブと同時進行でやってきて」

橋本「そういうことは今までやったことはなかったですけど、タイプが違うので並行してできましたね。47都道府県はお客さんと触れ合う感じなので、ご当地の漫才をして。他の漫才も3つくらいするので。今回の新ネタはいつもの感じで毎年やるライフワークのようなもの。使う脳が全然違うという感じでした」

――来年以降も、さらに違う銀シャリをという構想はありますか?

橋本「漫才のモンスターみたいな。ずっと漫才をしているという点で強い人になれたらいいですね。単独もやって、全国にも行けて。全世代に「漫才師と言えば?」というアンケートを取った時に、最初に名前が挙がる人になりたいですね」

鰻「一昨日言われたもんな」

橋本「ふつうは芸人さんやとか、タレントさんやとか言われるんですけど、小学生に“漫才の人や”って言われたんです」

鰻「そうそうそう、小学生に(笑)」

橋本「最高の誉め言葉でした」

――おふたりの漫才を久々に生で聞いたのですが、しゃべりがさらに進化していたように見えました。

橋本「もうボケとかツッコミとかどうでもよくなってきているかもしれません(笑)。今日はアドリブが少な目やったんです。今までやったらアドリブがバンバン出過ぎて、気持ちよくなり過ぎて逸脱することもあったんです。それがまたネタになることもあったんですが。“いつ漫才になったのか分からない”と言われるのも最高ですね」

鰻「会話しているだけでウケるのが一番いいですね」

――来年で15周年ですが、いかがですか?

橋本「もう15年かという感じですね。芸歴では来年で18年なのでそんなに意識はしてなかったのですが……。でもいい区切りとして、ちょうど今、脂がのっている感じがしますね。年齢的にもいい感じになってきていて、15周年もおもろくなっていると思いますが、16年目ももっとおもろくなっているやろうなと思います」

鰻「そうやな。年々、よくなっているように感じます」

――おふたり自身も年々、手ごたえを感じていらっしゃいますか?

橋本「そうですね。コンビとしてももうガッツリ喧嘩するみたいなこともないですね。楽しくなってきてます、人としても」

――それは長く相方としてやって来ないとたどり着けない領域ですね。

鰻「1年目では絶対無理ですね(笑)」

橋本「baseよしもとで育ててもらったんですけど、その時にめちゃくちゃ喧嘩していて。最初にすり合わせしていてよかったですね。お互い最初に手を抜いていなかったのがよかったと思います。今はもう、鰻じゃないと僕も自分の良さを活かせないと思います」

――それは鰻さんも?

鰻「はい。橋本が僕を一番引き立ててくれていると思います」

橋本「お互い邪魔をせず、自分のベストを出せると思います」

鰻「舞台中も、ああ、もう言いたいことを言えたんやなっていうのが分かります。あれだけ橋本はしゃべりで、隙間がない時があるんですけど、あ、今、隙間が開いたとか」

橋本「今までやったら“しゃべり終わりはちゃんと言うといてくれんと”とかあったんです。アドリブとかでふざけ出したら、間も自由になってたから」

鰻「フリーにやっていたら、ぶつかる時があったんですけど、それがないですね」

――お互いに知らないこともないですか?

橋本「ないんじゃないですかね」

鰻「結構プライベートのことも言ってますよ。昨日何食うたとか。コンビって割とプライベートのことは話さないけど、何かあったら言ってきますね。でもその情報を知っている感じがいいと思います」

――その感じがおふたりの漫才に反映されているんでしょうね。

橋本「はい。眉間にしわを寄せて作ることもなくなって、漫才が楽しいですね」

――今日は全国ツアーの千秋楽でしたが。

橋本「大阪は実家感があり過ぎて、こたつに入ってる感じでした(笑)。僕らもお客さんも」

――大阪のお客さんは、皆さんSNSをされていたのに、そのほとんどの方がおふたりのYouTubeチャンネルを登録していなかったですね。不思議です……。

橋本「そうなんですよ。ほかの地方はまだ多かったのに……」

鰻「単独ライブを見に来られるということは、絶対好きなんですよ、僕らの事」

橋本「愛情の注ぎ方としては最上級ですからね」

鰻「いつでも見られるというのもあるのかな」

――YouTube 公式チャンネルは都道府県ツアーで始めたんですよね。

橋本「はい、ご当地の変わったスポットに行ったレポートとかを流しています。あの訪問ロケも緩めの漫才なので、ああいう企画をテレビでやらせてもらえたらいいなと思いますね。都道府県漫才も、ゆくゆくは47本が完成するわけじゃないですか。全都道府県の漫才を持っていたら最強ですよね。それで自分らの漫才もあって」

鰻「全国にめっちゃ詳しくなると思います。そういうのがいいですね」

――47都道府県を制覇するころ、おふたりは何歳になっていますか?

橋本「月1ペースなので、4年弱……」

鰻「僕は40歳くらい。橋本は超えてますね」

橋本「はい、1番いい年齢になっていますね」

 

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