11月19日(火)、奈良県橿原市の喜多酒造株式会社にて、『台湾エリア限定日本酒』の完成記者会見並びに試飲会が行なわれました。

この日本酒は、台湾・香港向けNo.1訪日観光情報サイト『樂吃購(ラーチーゴー)!日本』を運営する株式会社ジーリーメディアグループの新たな日本酒ビジネスとして、台湾における日本酒ファンの拡大と日本の地方創生を目的につくられたものです。

当日は奈良県住みます芸人の十手リンジン(十田卓、西手隼人)も駆けつけました。

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台湾では日本酒人気が上昇中!

まず、株式会社ジーリーメディアグループ代表取締役社長の吉田一氏により、会社紹介及び企画の概要説明が行なわれました。

自己紹介ののち、創業7年目になるジーリーメディアグループの事業内容などを説明。同社が運営する日本観光情報サイト『樂吃購(ラーチーゴー)!日本』を今では毎月240万人が利用していること、台湾・台北市内に40坪の路面店を構え、ユーザーと直接触れ合っていること、日本酒セミナーを行なっていることなどを明かしました。

そして日本酒をつくることに至った理由として、日本の地方にインバウンド需要を創ること、さらに、台湾において日本酒の人気がアップし輸出量が増えていることについて言及。奈良県橿原市をその地に選んだ背景に、吉田氏自身が奈良県出身で、奈良県が清酒発祥の地であることを挙げました。

地元もプロジェクトに大注目

続いて、亀田忠彦橿原市長が挨拶。市長として興奮を隠しきれない、わくわくした気持ちで来たと笑顔を見せます。そして、日本酒は日本の文化に欠かせないものであり、今回の企画がインバウンド政策に拍車をかけていく素晴らしい取り組みであることに感謝したいと話し、台湾と奈良県橿原市の交流が深まるきっかけになればと期待を込めました。

次に日本貿易振興機構(ジェトロ)奈良貿易情報センター所長・山本諭氏が登壇。ジェトロ奈良の紹介のあと、日本酒の置かれている状況について説明がありました。

今はストーリーが重要視される時代のため、奈良県が清酒発祥の地であることは、海外に日本酒を売るうえで非常に大切なことであると強調。そして、ここ数年、台湾では日本酒の販売数量は横ばいではあるものの、販売額、購入金額が増えていることを明かし、日本をよく知る台湾の人が良いお酒にこだわって購入していると話します。

さらに、今回、奈良県の酒が選ばれたことは名誉であり、この酒を飲んだ人が橿原市を訪れ、新たな人材との交流が増えればと語りました。

ここで特別ゲストとして、日本酒文化を世界に発信する『酒サムライ』コーディネーター・平出淑恵氏が登壇。平出氏は、現在日本酒は全生産量の3〜4%が輸出されていて、その数は増えているものの、まだまだ海外におけるマーケットが小さいと言及しました。そして、日本酒の価値を上げていくことは次の世代へのプレゼントになるとアピール。今回の取り組みは画期的で、心から期待していると語りました。

日本酒の名前は「これあらた」

続いて、日本酒のお披露目と2回目のフォトセッションが行なわれ、吉田氏の発声で登壇者が乾杯をしました。

今回つくられた日本酒の名前は『これあらた(維新)』。“新しい時代をつくる酒”という意味が込められており、名前を平仮名としたのは、台湾の人が平仮名好きだからということも明かされました。

ここで、改めて吉田氏より製品概要と今後の展開について説明がありました。吉田氏は製造するにあたって、蔵元選びに悩んだと告白。いろいろな蔵元を巡って、最後に出会ったのが喜多酒造だったと話し、台湾人の味覚に合う酒をリサーチし、ワイングラスでも飲めるような華やかなお酒にしてほしいとオーダーしたことを明かしました。

今後の展開に関しては、日本酒業界全体が潤うことと同時に、台湾の観光客が日本の地方に行って、飲んで食べて、その土地を好きになってもらうことが目標だとアピールしました。

さらに12月1日(日)〜7日(土)の間、台湾の台北市内で展開するアンテナショップ『MiCHi cafe』で橿原市のプロモーションを実施し、『これあらた』の無料テイスティングや販売開始記念価格キャンペーンを行なうことを発表しました。

今までにない日本酒が誕生

喜多酒造株式会社代表取締役社長・喜多整氏は、製造秘話を明かしました。

『これあらた』は、今までにない、伝統技法と現代技法が融合したお酒であることを話し、「ふくよかで旨味も辛さもある。かすかな渋みもある」と味わいについて説明。

さらに「いろいろな味が複雑に調和した、なにか語りかけてくるようなお酒。自信を持って販売してもらえる商品になった」と胸を張り、台湾との絆を深める一助になればと話しました。

そして、吉田氏も製造に関わったという裏話を披露。吉田氏が3日間、蔵で米洗いなどハードワークをこなしたことが明かされました。

試飲会に奈良県住みます芸人・十手リンジンが登場!

完成記者会見のあとは試飲会が行なわれました。ここで十手リンジンが登場し、2人の「カンペイ!(台湾で乾杯の意味)」の声で試飲会がスタートしました。

吉田氏から「バンバン飲んでください」と『これあらた』を注いでもらった西手は嬉しそうな様子。

そこから2人は、奈良県住みます芸人であることや橿原市の観光大使も兼任していることをアピールします。吉田氏から「橿原市の良いところは?」と聞かれた十田は「小高い丘はたいがい古墳」と即答。

また、十手リンジンの2人がネタを披露したことのある中学校が、吉田氏の出身校であることがわかるなど、3人は“奈良県トーク”で大いに盛り上がりました。

最後に改めて『これあらた』を口にした西手はボトルを持って日本酒好きをアピール。「飲みやすくてすっきりしてるけど、インパクトのある、しっかり爪痕を残してくれる味」と話し、「日本で売ってくれるなら買いたい! 飲むのはもちろん、プレゼントにもしたい」とその味が気に入った様子でした。

十田はボトルを見て「おしゃれ!」と絶賛。飲んでみた感想として「めちゃめちゃ飲みやすい」と話し、「奈良漬と合わせたい」と、奈良県住みます芸人らしいコメントを。大いに盛り上がった試飲会は終了しました。

十手リンジンの2人が存分に味わった『これあらた』。台湾を訪れる際はぜひお試しください!

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