吉本興業が運営するNSCと、沖縄ラフ&ピース専門学校。どちらもお笑いのみならず、総合的にエンターテインメントを学ぶことができる学校です。

今回は、NSC大阪校を卒業後、2年目にしてスポーツミュージカル『energy~笑う筋肉~』に出演した“跳び箱芸人”の福田弘(以下、福ちゃん)と、沖縄ラフ&ピース専門学校に在籍しながら同ミュージカルに出演を果たした柴田真奈未にインタビュー。学校に入学したきっかけや、現在の活動を聞きました。

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自分に合うジャンルを見つけられる学びの場

――おふたりはそれぞれ、なぜNSCと沖縄ラフ&ピース専門学校に入学を決めたんですか?

福ちゃん「僕は北海道出身なんですが、小学校の頃は『エンタの神様』(日本テレビ系列)などのネタ番組を観ていた世代で、将来の夢はお笑い芸人になることでした。

でもうちは貧乏だったので、高校卒業後はすぐ自衛隊に入って家計を助けていました。その時期は、“自分の人生を生きていない”とかなり落ち込んでいました。

そんなとき、バラエティ番組で、大好きななかやまきんに君さんが活躍しているのを見て、“お金のためとか人のためだけじゃなく、自分を活かすことに挑戦したい”と元気をもらい、24歳でNSCに入学を決めました。大阪校に入ったのは、憧れのきんに君さんと同じ大阪で学びたかったからです」

柴田「私は大阪出身で、小学校、中学校、高校、大学とサッカー漬けの毎日でした。その後、世間で言う“なでしこリーグ”(日本女子サッカーリーグ)で5年間プレーしたんですが、そのときに感じたのが女子サッカーの集客の弱さ。“どうすればお客さんが来てくれるんやろう?”と、現役でプレーをしながら観客向けのイベントを仕掛けたり、ファン感謝祭を企画しました。

でも、そうしているうちに“エンタメと女子サッカーをどう組み合わせたらお客さんが喜んでくれるやろう?”と、そっちばかり考えるようになって(笑)。

年齢的にも27歳で引退が頭をよぎるタイミングでもあったので、“女子スポーツの人気や集客を助けられるようになれたら”と思い描いていた頃に、いろんな偶然が重なって沖縄ラフ&ピース専門学校の開校を知り、1期生として入学しました」

――柴田さんは今も在学中ですが、現在どんな授業を受けているんですか?

柴田「沖縄ラフ&ピース専門学校のパフォーミングアーツ学科で、まず1年間いろんな体験をさせてもらいました。2年生になった今は15コースの中から好きな授業を選択して、『ダンサー・パフォーマーコース』の授業を受けています。歌や作詞・作曲、演技、エンターテインメントビジネスなども勉強しています。

どの授業でも実践的な体験ができて、生徒だけでひとつの舞台を作ったり、『沖縄国際映画祭』のVTRを作ったり、ステージパフォーマンスに出演したりと、音楽、舞台、映像、マンガ、なんでもすぐに挑戦をさせてもらえるのは吉本ならではだと思います」

福ちゃん「僕は『お笑いコース』でした。NSC時代は、1年を通してほぼ休まずすべての授業に出席したんですが、歌、ダンス、演技の授業の選抜には入れたのに、お笑いの授業の選抜には入れなかったんです。向き不向きというものがあるんだな、と……。

当時はNSCと並行して、趣味で“マッスル系”のイベントにも参加していました。僕、『SASUKE』や『最強の男は誰だ!壮絶筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦』(共にTBS系列)といった“筋肉系バトル番組”が大好きで、趣味が高じて『MONSTER BOX(モンスターボックス)』と呼ばれる跳び箱とロイター板を購入してしまうほどハマっていたんです。

そのことをSNSに載せたら“一般人で『MONSTER BOX』を買うなんて、すごい奴がいる!”とSNSを通じて交流が生まれ、月に一度、関東までチームの練習に通うように。その中には、俳優のケイン・コスギさんや森渉さんもいて、すごくかわいがってもらうようになりました」

在学中の舞台出演はフォローしてもらえるのが魅力

――柴田さんは在学中に『energy~笑う筋肉~』に出演されました。きっかけは何だったんですか?

柴田「実はその頃、同じ専門学校に通っていた相方とお笑いコンビを組んでいたんですが、相方はお笑いだけに集中したいタイプやったんです。かたや私は、いろんなパフォーマンスを学びたい。そのうちギクシャクするようになって、コンビでいただいたチャンスも無下にしてしまうことが増えてしまって。

“このままではヤバい”と危機感を募らせているときに、教頭先生から“ずっとスポーツしてたんやから、『energy~笑う筋肉~』のオーディション、行ってきたら?”とお声がかかって、ふたつ返事で決めました。

オーディションは筋トレといった運動能力チェックと自己PRでした。私たちはコンビで漫才を披露したんですが、20秒で作・演出・振付の中村龍史さんに“そういうことをする場じゃないから”と止められて、めちゃくちゃ怖かったのを覚えています(笑)。あとは、サッカー経験を活かしてリフティングを見せたりとか。“あかんかったなぁ……”と思っていたら、メールで合格通知が来ました。

でも、私だけが受かって相方は落ちてしまったので、活動休止状態になり、結果コンビを解散。元相方は今、お笑いに打ち込むため専門学校を休学し、NSC大阪校に入学し直して新しいコンビでがんばっています」

――在学中に半年の稽古、そして本番を迎えるのは大変だったのでは?

柴田「1週間ごとに稽古があったので、沖縄と大阪を往復する毎日でした。学業と両立できるように先生が補習を設けてくれたので、思い切り打ち込むことができました。舞台やテレビへの出演がきっかけでブレイクする可能性もあるし、もともとエンターテインメントを学ぶ学校なので、そのあたりはかなり融通を利かせていただけました」

自分が輝ける場所がきっと見つかる!

――福ちゃんは、NSCを卒業してから『energy~笑う筋肉~』のオーディションを受けるわけですが、どういう経緯があったんですか?

福ちゃん「僕はNSCを卒業後、半年ほどオーディションを受けていたんですが、なかなかマッチするものがなくて。“コツコツとやっていくしかない”と思っていた矢先、NSCのスタッフの方から『energy~笑う筋肉~』のオーディションを教えてもらいました。

舞台の作・演出・振付が中村龍史さんということで、“マッスルマニア”の僕にとっては“えっ!? あの中村さんが!?”という驚きで。中村さんが手掛けたマッスルミュージカルももちろん知っていました。

とはいえ、日本体育大学出身のエリートみたいな方もたくさんオーディションを受けるだろうし、僕なんて絶対無理だろうけれど、好きだし経験だと思って“中村さんに会いに行こう”と気軽な感じで受けました」

――そして『energy~笑う筋肉~』の舞台に立たれたわけですが、初めての本物の舞台はいかがでしたか?

福ちゃん「“跳び箱芸人”といっても正直軌道に乗ることは稀だと思うので、“この舞台に僕の全てを託そう”と意気込みましたね」

柴田「私はサッカー一筋で、そもそも人前に出てパフォーマンスを見せるというのが初めてだったので、最初は気後れしかなかったです。

私は身体能力には自信があったけど、舞台は人に見られながら身体を動かすという“見せ方”や“美しさ”を重視する世界。私たち全てが“作品”にならないと意味がないんだと、舞台に立つ厳しさと難しさを教えてもらいました」

――吉本といえば、“お笑い”というイメージが強い中、おふたりはお笑いとは違うエンターテインメントの世界で活躍されています。今だからこそ感じることがあれば教えてください。

福ちゃん「NSCは、才能にあふれている人もいるし、なにせ人数が多いので、僕が在学しているときも“お笑いは向いていない”と心が折れてしまう人もいました。でも、その人の良さは絶対にある。僕は実際に、それで拾ってもらったようなものです。

吉本には、お笑い以外にもアイドル、お芝居、アート、ミュージカルといろいろあるから、自分が活躍できる場所が必ずある。あきらめないでほしいです」

柴田「“何かをやりたいけど、何をやりたいかわからん”という私の入り口を作ってくれたのは沖縄ラフ&ピース専門学校の存在だし、背中を押してくれたのは学校の先生からの言葉でした。『energy~笑う筋肉~』に出演したときも、私のキャラクターを見つけ、確立してくれたのは龍史さんでした。

別に、“自分はこれ!”と決めていなくても、自分が一歩踏み出す勇気があれば周りが“これがいいんちゃうか?”と導いてくれるし、自分自身が気づけていない魅力や才能を周りのプロの方が見つけてくれる環境があります。そういうエキスパートの方々に出会えるのはすごく大きいと思いますね」

 

卒業後はもちろん、在学中も舞台に立つチャンスがあるなど、さまざまなジャンルで実践力と才能を育むことができるのはNSCや沖縄ラフ&ピース専門学校の強みです。将来に迷っている方は、ぜひ門を叩いてみてください!

NSC 2020年度入学案内

<入学資格>
中学卒業(見込)以上の男女
※未成年で出願された方は、身元保証人の方の承諾が必要となります

<受付期間>
第2次募集締切:2019年12月末日必着
第3次募集締切:2020年 2月末日必着
第4次募集締切:2020年 3月末日必着

詳細は公式サイトでチェック!

 

沖縄ラフ&ピース専門学校 2020年3期生募集

<入学資格>
下記のうち1項目を満たしている者
・高等学校卒業(卒業見込みを含む)以上の者
・文部科学省高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)合格者(合格見込みを含む)
・専修学校高等課程(大学入学資格付与校3年課程)卒業者(卒業見込みを含む)
・高等専門学校の3年以上の修了者(修了見込みを含む)
・外国において学校教育12年以上の課程を修了した者
・文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして、認定した在外教育施設の当該課程を修了した者

<受付期間>
2019年10月より願書受付中

詳細は公式サイトでチェック!
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