2月25日(月)、ヨシモト∞ドームにて『オモ論議~笑って学べる言葉のコロシアム~VOL.12』が開催され、相席スタートをMCに、マヂカルラブリー、コマンダンテ、ランパンプス、門脇佳奈子ら芸人・芸能人チームと、歩りえこ(旅作家)、池内ひろ美(家族問題評論家)、今井美紀(ヨガインストラクター)、田宮緑子(紅茶の先生)、西川礼華(医師)、藤川奈々(アナウンサー・ライター)、山瀬理桜(ヴァイオリニスト)ら文化人チームが熱い論議を繰り広げました。

芸人と文化人が「国際・政治問題」から「身近な社会・地域問題」まで、さまざまな問題についてマジメに、ときにおもしろく討論する“言葉のコロシアム”である『オモ論議』は、観客のみなさんも、知らず識らずのうちに笑って学べるイベントです。

好評のうちに回を重ね、気がつけば12回目の開催となったこの日も、会場は満員のお客さんで埋めつくされていました。

個性豊かな「オモ論議」メンバーたち

まずは相席スタートが登場し、各チームを紹介。この日が『オモ論議』初登場となったマヂカルラブリー・野田は、今日のイベントのことを「若手が頑張るクソライブかと思ったら全然違った」とさっそく別イベントを引き合いに出してディスり、笑いを誘います。

また、コマンダンテのふたりは「難しい話ばっかりやったらどうしようと思って心配」だと不安を打ち明けますが、相席スタート・山添は「そのままで全然大丈夫。今までに失敗した人は『雰囲気にのまれて賢いこと言おうとした芸人』だけやから」と、笑いを取りつつ励ましていました。

「ノーブラで過ごしたい!」と思ったことがきっかけで旅作家になったという歩さんは、「今も(ブラジャーを)してないんですか?」という質問に、「日本ではせざるをえないんです」と残念そうにポツリ。するとヨガインストラクターの今井さんも、「ヨガをやっている人も、ブラジャーはあまりしないんですよ」と説明し、自身もこの日が今年2回目のブラだと明かします。

医師の西川から、シミ取りの話を聞いた相席スタート・山﨑は、「シミをとったあと、ばんそうこうを貼らなくてもいいシミ取り法ってありますか?」と興味津々で質問し、「ありますよ」と言われると「え!ホントですか!? じゃあ、その話はあとでゆっくり……(笑)」とかなりの食いつきを見せ、笑わせていました。

グリン子先生が「オレたちひょうきん族」に出演!?

全員の自己紹介がすんだあとは、「プレイバック平成ニュース」のコーナーへ。このコーナーは、もうすぐ終わってしまう平成を振り返り、あれこれ論議するという内容ですが、今回は平成元年~平成10年の10年間に絞って論議を繰り広げることに。

ここで、先日よしもとの若手芸人5人と“よしもと開運紅茶隊”を結成し、YouTubeでも『大阪もんのうた』というオリジナルソングを歌い踊る“紅茶のグリン子先生”こと田宮緑子が、「私、実は『オレたちひょうきん族』に出演してたんです!」と衝撃の過去を激白。一同が驚くなか、「ハチャメチャ感がすごく楽しかった」と振り返るグリン子先生は「今もその経験は財産です」と誇らしそうに微笑みます。

当時は、バブル全盛期だったこともあり、バブルを知らない山添が「バブルの話、教えてください」とお願いすると、家族問題評論家の池内さんが「全部思い通り(笑)!」と自身のバブル時代を一言で表現します。かの有名なディスコ・マハラジャ系列の『キング&クイーン』というお店では、女性は飲食すべてがタダだったそうで、「お金払ったことない」と豪語する池内さんに、山添は「すご~い!」と尊敬のまなざしを送っていました。

マヂカルラブリー・村上が「ダウンタウンさんの『ごっつええ感じ』とか、とんねるずさんの番組を全然見せてもらえなかった」と明かすと、芸人一同「あるある!」と大盛り上がり。両親からは「(そんな番組を見せたら、頭が)パーになる」と言われて育ったそうで、「でも、観たすぎて大学入ってから弾けてしまって、全部見て『めっちゃおもろい!』ってなって、今このザマです。だから、好きにさせたほうがいいですよ」と自身の経験に照らし合わせて世の親たちに警鐘を鳴らしていました。

その後もたまごっちや携帯電話、『ちびまる子ちゃん』にルーズソックスと、平成に流行ったアイテムの話題でおおいに盛り上がるオモ論議メンバーでした。

芸人・芸能人チームvs文化人チームのアツいプレゼン対決!

続いて、「徹底討論!プレゼン対決」のコーナーへ。これは、芸人・芸能人チームと文化人チームからそれぞれ代表者が1人登場し、テーマに沿ったものをプレゼンして、最終的にはお客さんの拍手の量で勝敗を決めるというもの。

この日は「知られざる飲みものの魅力」をテーマとして、紅茶のグリン子先生が紅茶の魅力を、そしてコマンダンテ・石井がコーヒーの魅力をそれぞれプレゼンしました。

まずはグリン子先生から。さまざまな紅茶にまつわる写真やデータを駆使し、お茶の木にまつわるちょっとした豆知識から、紅茶の効能などについてプレゼンします。最後に美味しいミルクティーの入れ方を実演し、「今まで飲んだことがないくらい、めちゃくちゃ美味しい!」と勧められた山﨑も大絶賛。

グリン子先生の紅茶への愛情がビシビシ伝わってくるハンパない熱量のプレゼンに、プレゼン前からすでに押されぎみの石井でしたが、「なんかブラックな気持ちになってきた」と、コーヒーになぞらえた表現で焦る気持ちを吐露し、会場から「おおーっ!」と拍手が起こっていました。

コーヒーvs紅茶、気になる勝敗のゆくえは…

グリン子先生に比べるとコーヒーに関する説明についての写真が少なく、どこかさみしい感じのするプレゼン……かと思いきや、なぜか途中から、これまでに巡ったおしゃれカフェの店頭での写真を紹介しまくる石井。

なんでもインスタグラムにバンバン写真を上げているらしく、「東京に来てまだ2年ぐらいなんですけど、こっちのカフェはもう500軒ぐらい行きました」と、とんでもないカフェ好きであることを告白します。

さらに、20枚ほどの自分が写っているカフェ写真を紹介したあと、「途中で少しヘンな写真があったと思いますが、それはなんでしょう?」と、コーヒーにまったく関係のないクイズまで出し始める石井。しかし、最後には巻き返しとばかり、自慢のコーヒーメーカー・エアロプレスを用いて浅煎りのコーヒーを入れ、「いい匂い!」「酸味があっておいしい!」などとこちらも絶賛されていました。

実は、海外にコーヒーを飲みに行くぐらいコーヒー好きだという石井のプレゼンが終わったところで、お客さんに判断を委ねることに。

最初、どちらも同じぐらいだった拍手の大きさを聞いて「オレもう負けでいいよ」と自信なさげに言っていた石井でしたが、もう一度やり直してみると、まさかの石井の拍手の方が大きいという結果に! というわけで、石井がプレゼンした「コーヒー」が見事勝利をおさめることになりました。

ノルウェーの民族楽器・ハルダンゲルヴァイオリン奏者の山瀬さんが「ノルウェーを始め、北欧ではコーヒーはコミュニケーションのひとつなんですよ」と紹介したり、もしかすると英国の紅茶文化のルーツは、日本の利休の茶の湯の文化かもしれないとグリン子先生が話したりと、私たちの身近な飲みものであるコーヒーや紅茶のアカデミックな側面をも知ることができた、有意義な『オモ論議』となりました。

次回の『オモ論議』は3月26日(火)、同じくヨシモト∞ドームにて行われます。アカデミックで笑える“オモ論議ワールド”を、ぜひあなたも体感してみてください!