落語家 桂三金(かつらさんきん 本名:奥野武志/おくのたけし)が、11月9日(金)大阪市内の病院で、脳幹出血の為、急逝致しました。満48歳でした。

桂三金は、1971年(昭和46年)1月6日大阪府生まれ。関西大学を卒業後、八光信用金庫(現・大阪シティ信用金庫)に就職。その後、落語家への夢を捨てきれず、1994年 (平成6年)6月に桂三枝(現・六代桂文枝)のもとに入門。六代桂文枝の9番弟子です。平成20年11月 第3回繁昌亭創作賞、平成15年 なにわ芸術祭新人賞などを受賞しました。

今年は噺家生活25周年を迎え、10月26日(土)に毎年恒例の「桂三金独演会」を天満天神繁昌亭にて開催。「大・大阪辞典」(六代桂文枝作)を披露し、満員のお客様に大絶賛されておりました。また、11月8日(金)には天満天神繁昌亭・昼席「落語家25周年記念ウィーク」(11月4~10日)に出演したばかりでした。

今回の訃報にあたり、師匠の桂文枝は以下のようにコメントを寄せています。

弟子の桂三金が、11月9日、朝自宅で倒れ、意識不明となり緊急入院致しましたが、その日の夜9時36分、あっけなく旅立ってしまいました。落語でいうと、突然マクラもなしに本題に入り、これからどうなるのかと思う半ばで突然オチをつけて終わった感じでございます。享年49歳。まだまだこれからなのに悔しくて悔しくてなりません。中途半端な終わり方をするなよ!と怒ってやりたい思いです。
大学のクラブの後輩でもありましたし、本当に優しくて一門のまとめ役のような存在でした。つい先日、25周年の落語会を成功させ、「師匠に教わった『大・大阪辞典』ウケました」と、電話してきたところでしたし、自作の「長名の力士」も面白く、数年前に嫁さんももらい、まさにこれからという時だったのに、たった1日で目の前から消えてしまったことが信じられません。彼は弟子というより、弟みたいな存在でした。こんなことがあるのかと、まだ信じられないでいるのが、正直今の心境です。

みなさまには生前のご厚誼を深く感謝するとともに、ここに謹んでお報せいたします。