1月26日(土)、東京・損保ジャパン日本興亜本社ビルにて、「市民のための環境公開講座25周年記念『市民のためのSDGsフェス』」が開催され、ガリットチュウ、ランパンプスらが出演しました。

「市民のための環境公開講座」とは、NPO/NGOと企業のパートナーシップ協働事業の先駆けとしてスタートし、現在も(公社)日本環境教育フォーラム、(公財)損保ジャパン日本興亜環境財団、損害保険ジャパン日本興亜(株)の3者協働で実施されている講座のこと。これまで、のべ2万人が参加し、市民の方々に環境問題について深く考える講座を提供することにより、SDGsの達成にも寄与しています。

今回は、その25周年を記念し、「市民のためのSDGsフェス」が開催されました。本フェスは、SDGs漫才やトークセッション、さまざまな企業や団体(または個人)の具体的な取り組みを紹介することで、「SDGs(持続可能な開発目標)」を知って、人も自然も、笑顔あふれる未来のために小さな一歩をふみだそうとする市民のためのキックオフイベントです。

はじめに、損害保険ジャパン日本興亜株式会社会長であり、公益財団法人損保ジャパン日本興亜環境財団の理事長・二宮雅也氏が開会の挨拶を行います。

ガリットチュウ・福島は“船越英一郎”で登場!

2部構成で開催された本イベントの第1部は「SDGsってなに?」。まずはランパンプスが漫才を披露します。小・中・高校の教員免許と保育士免許を持つ寺内が、先日SDGsについていろいろ教えたという“たかしくん”からお礼の手紙が届いたといい、その文面を紹介しますが……。“たかしくん”の、SDGsについての時にトンチンカンな解釈はお客さんを笑わせ、時に鋭い発言には感嘆の声があがっていました。

次にトークショーが行われることになり、ガリットチュウが登場しますが、熊谷のみで福島の姿が見当たりません。するとどこからともなく2時間サスペンスドラマのテーマ音が流れてきて、船越英一郎に扮した福島が登場! 手にはマツイ棒を持ち、棒の先を見て「キレイです」とつぶやくなど、小ネタも忘れません。

ファシリテーターに日本環境教育フォーラムの鴨川光氏を迎え、ガリットチュウ、ランパンプスのほか、東京都市大学の佐藤真久教授、CSOラーニング生である大学生、高校生、中学生の3人の女性も参加し、トークショーがスタート。

まずは佐藤教授から、「SDGsとは“Sustainable Development Goals”(持続可能な開発目標)の略称であり、2015年9月に国連サミットで採択された、2030年を達成期限とする国際社会共通の17の目標である」という説明があります。

海ゴミの問題は、さまざまな他の問題とつながっている

続いて、CSOラーニング生である女子大生から、海のゴミ、なかでも特に深刻なマイクロプラスチック片などについての説明や、それを使ったアクセサリー作りなど具体的な活動が紹介されます。高校生のトキタさんは、オーガニックコットンで布ナプキンを作り、それをケニアの女性に贈るという活動を通して、これまでに経験したことのないような感動を覚えた体験を告白。また、中学生の女の子は映画『チェイシング・コーラルー消えゆくサンゴ礁ー』を見たことがきっかけでサンゴの問題に興味を持ち、学校のみんなにもこの問題を知ってもらうため、生物の先生と一緒にポスターを作った経験を話します。

すると寺内が「僕らもSDGs関連のお仕事をいただくまで、恥ずかしながらSDGsについて何も知らなかった。何も知らない人に説明するのはとても難しいと日々実感していますが、まずは現状に危機感を感じてもらうことが大事だと思います」と、まずは知ってもらうことが大切だと感想を述べます。

実家が熊本県天草市で、家から2秒で海という環境に育ったという福島は、「お風呂にカニがいたり、家にゴキブリの代わりにフナムシが出るような家なんですけど、流れに流れて、海のゴミもやってくるんです」と発言。さらに「調子の悪い時は、玄関を開けたらゴミの山」だといい、「台風の日なんかは、家に海からのゴミがガンガンぶつかってくる」と想像以上の被害を明かし、「みなさん、僕の家を守るためにも、海にゴミを捨てないでください」と訴えていました。

話を聞いていた佐藤教授は、「海ゴミの問題は、SDGsの17の目標でいうと、一見14番の『海の豊かさを守ろう』の問題のように思えますが、ゴミ問題と捉えると、15番の『陸の豊かさも守ろう』かもしれないし、あるいは12番の『つくる責任、つかう責任』かもしれない。そう考えていくと、いろんな問題はすべて、別々に存在しているというよりはいくつかの問題がつながっていると考える必要があります」と話します。

さらに、日本のSDGsの現状について、まだまだであることも明かした上で、「でも、日本だけがやっても解決しません。多くの国が一緒に解決に取り組む必要があります」と結論づけていました。

続いて行われた第2部「SDGsの認識から行動へ」では、ピープルツリー(フェアトレードカンパニー株式会社)、株式会社ラッシュジャパン・公益財団法人日本自然保護協会、特定非営利活動法人 ECOPLUS、SDGs for school、CSOラーニング参加学生団体、公益社団法人日本環境教育フォーラムによる、参加型のワークショップや展示ブースが設けられ、参加者はマイクロプラスチック片を使ったアクセサリー作りを体験したり、フェアトレードの商品を買ったり、展示ブースを興味深そうに見学したりと、思い思いにフェスを楽しみ、SDGsの活動に触れていました。また、芸人らも参加者に混じって楽しそうに参加していました。

市民のみなさんがアクションを始めるきっかけになればという思いを込めて開催された本フェス。みなさんも「SDGs」を他人事だと思わないで、まずはできることから実践してみてください!