11月2日(土)、万博記念公園EXPO’70パビリオンにて、「1970年大阪万博 ビフォーアフター展」及び、1970年大阪万博『世界を支える無名の人々』&歩りえこ『世界エガオノオト』コラボレーション企画「『20世紀×21世紀の世界を支える人々』展」の内覧会が行なわれ、11月2日(土)の開催初日には歩りえこが来場し、取材に応じました。

「1970年大阪万博 ビフォーアフター展」では、1970年に開催された大阪万博のパビリオンや展示物のうち、現存するものを写真で紹介するとともに、その一部を実際に展示。大阪万博の“ビフォーアフター”が楽しめます。

『世界を支える無名の人々』は、1970年の大阪万博にて開催した展示。様々な人々の日常や暮らしの様子を捉えた4万枚にも及ぶ写真の中から、選抜してお届けする写真展です。

そして、バックパック一つで世界94か国を一人旅したタレント・旅作家の歩りえこが、年齢や国籍が違う様々な人々の“エガオ”に寄せる思いを集積したのが、写真展『エガオノオト』。

「『20世紀×21世紀世界を支える人々』展」はこの2つのコラボであり、20世紀と21世紀、それぞれの世界を支える市井の人々の暮らし、笑顔、生活がダイレクトに伝わる企画となっています。

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当時のレアな展示物がずらり

「1970年大阪万博 ビフォーアフター展」では、日本館を始め、各国のパビリオンで実際に展示されていた貴重な代物が並べられています。それぞれの国の特色が感じられる展示物は見どころいっぱい。伝統や文化を伝えるものから、当時の最新技術を使ったもの、さらに未来を感じさせるものなど、幅広いジャンルの展示物を見ることが可能です。

20世紀と21世紀、世界の人々のありのままの姿を

「1970年大阪万博『世界を支える無名の人々』」に展示された作品は、世界60か国から、プロ・アマチュアを問わず集められたもの。当時の人々の表情や生活が切り取られた貴重な写真が並びます。

また、「歩りえこ『世界のエガオノオト』」では、歩りえこが19年間にわたって世界94か国で撮影した人々の“エガオ”がずらり。日常にある、生き生きとした笑顔をそのままプリントしたような作品が数多く展示されています。

ふとした瞬間の笑顔を切り取った作品です

ラフマガでは、開催初日を訪れた歩りえこに、今回のコラボイベントについて話を聞きました。

——昨年の東京・南青山での『世界×台湾のエガオノオト』に続いて、写真展は2回目の開催になりますね。

そうですね。今回のほうが規模はかなり大きいです。

——今回の展示枚数は?

私の撮った作品が98枚、そして『世界を支える無名の人々』から抜粋したものが50枚で、計148枚になります。

——この98枚を選んだ決め手は?

これまでいろんな国で撮りためてきたんですが、“笑ってください”って言って撮ったようなわざとらしい写真じゃなく、その国の人たちとコミュニケーションをとって、仲良くなってから撮影したものばかりなんです。“生活のなかに笑顔がある”というのをテーマに、ふとした瞬間の笑顔を切り取った日常の写真が多いですね。

——今回は“コラボ展”となっていますね。

『世界を支える無名の人々』を読んだときに、同じように食べたり、笑ったり、話したり、仕事したり、笑顔で普段の生活を営んでいる人たちが、自分のなかでマッチしたんです。それでぜひコラボさせていただきたいと思って、提案させてもらいました。

——そもそも、“エガオ”の写真を撮り始めたきっかけは何だったのでしょうか。

19歳のときに一人旅を始めたんですが、観光地に行っても建物とか景色というよりは、人と話したり、笑顔を見るのがすごく好きで。それを世界でやってみようかなと思ったんです。そうしているうちに、誰かに対して話しかけていたり、横を向いて笑ったりしてるような、人のそんな自然な表情に惹かれるようになって。それで写真を撮るようになりました。

それからはライフワークのように、“旅=笑顔を切り取る”という感じになって。そこにいる人たちの生活にすごく興味があるんです。その国の生活を見てみたいという思いを中心に旅を続けてきました。

写真の枚数も気がついたときには3万枚くらいになっていて、これは何か形にしたらいいんじゃないかなって。それで昨年から写真展を始めることになったんです。

印象に残っている国、No.1は…

——これまで訪れた94カ国のなかで、一番印象的なのは?

う〜ん……(しばらく考えて)、エチオピアですかね。私が行ったのは少数民族の村なんですが、裸族だから裸で過ごすのが当たり前なんです。私たちの考えだと、裸で歩くのってすごく恥ずかしいことですが、彼らにはそれが自然で、逆に“なんで服を着ているんだ”って感じで。そこですべての常識を覆されましたね。

シャワーもガスも電気も無く、朝日が昇ると活動を始めて、日が沈むと寝るような生活を見ていると “人間、何も無くても生きられるんだな”って。

日本の生活は欲張り過ぎで、便利さを求め過ぎていることもわかって、すごくピュアな気持ちになりました。何もないのにスゴく楽しそうなんですよ。そんなカルチャーショックを一番感じたのはエチオピアでしたね。

——次に行ってみたい国はありますか?

南太平洋の国にまだあまり行っていないんです。だからフィジーとかトンガ、バヌアツ、ニューカレドニアとか、その辺りをまわってみたいと思っています。

——また、最近はお子さんと国内旅行にも出かけているようですね。

この間、子どもと秩父で蒸気機関車に乗ったんですが、あんなにかわいい電車って世界でも見たことないくらいで、なんでアレを最新型にしちゃうのか、もったいないなって(笑)。

そして長瀞にも行ったんですが、昔の自然が手付かずで残っていて、変わらない景色が大事にされているんです。外国からいらした方にもああいう所へどんどん行ってもらえると、日本の印象がまた少し違ったものになるのかなと思いましたね。

これまで海外ばっかり行っていて、日本国内へは最近子どもと行きだしたところなんです。でも、どこも本当にいい場所ばかりで、これから開拓していきたい。今は日本の国内旅行にハマっていますね。

——お子さんが生まれたことで、旅の楽しみ方も変わったようですね。お子さんを育てるなかで、その関係性にも変化はありましたか?

子どもの思っていることがだんだんわかるようになってきましたね。前は今なぜ泣いているのか、笑っているのかっていうのがわからないときがあったんです。

でもずっと子どもと接していると、だいたい何が原因か、理由がわかるようになりました。今は、できるだけ子どもたちが笑えるように、支えることを目標に日々子育てしています。なかなか楽しいばっかりじゃなくて、泣いちゃうこともありますけどね(笑)。

大切なのはありのままに生きること

——今後の夢は何ですか?

写真展もそうなんですが、映像もたくさん撮っているんです。その映像を活かせないかなと思っていて。写真展のなかで映像を流せるようなスペースがあれば、旅の臨場感が伝わりやすいのかな、と思っています。

あとは子どもと船で世界一周がしたい。鉄道とかバスは子どもが体力的に大変だと思うので、船旅をやってみたいなと。

そして私の著書『ブラを捨て旅に出よう 貧乏乙女の“世界一周”旅行記』(講談社文庫)という作品が、ドラマになって1月からスタートするんですが、この作品をぜひ漫画化したいなと思っていて、これを実現しようと今動いているところです。

——では最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

今回の写真展に有名な方の写真は一切ないんです。本当に世界にいる、知られざる人々の写真ばかり。朝起きてから寝るまでの、ありのままの人間の姿や生活というものをテーマにしているので、世界の人たちがこんなものを食べて、こんなものを着て、こんな風に仕事して、そしてこんな風に笑ってるんだっていうのを、そのまま感じていただけたら。

平凡な人間の姿や“ありのままに生きるっていうことが大切なんだよ”ということが伝わればうれしいです。

——ありがとうございました。

 

「1970年大阪万博 ビフォーアフター展」は12月17日(火)まで、「『20世紀×21世紀世界を支える人々』展」は12月2日(月)まで開催中。

さらに、歩りえこの著書『ブラを捨て旅に出よう 貧乏乙女の“世界一周”旅行記』(講談社文庫)が原作のドラマ『ブラを捨て旅に出よう〜⽔原希⼦の世界⼀周ひとり旅〜』が2020年1月よりHuluで配信予定です。ぜひお見逃しなく!

「1970年大阪万博 ビフォーアフター展」~あのパビリオンはいまどこに~

開催期間:2019年11月2日(土)~12月17日(火)46日間 ※12月4日(水)、12月11日(水)は休園日
開催時間:10時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
開催会場:EXPO‘70 パビリオン・1階ホワイエ(万博記念公園内)
観覧料金:一般500円、中学生以下無料
監修:橋爪紳也(2025大阪・関西万博具体化検討委員/大阪府立大学教授)
後援:大阪府立大学観光産業戦略研究所

「20世紀×21世紀世界を支える人々」展

開催期間:2019年11月2日(土)~12月2日(月)
開催時間:10時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
開催会場:EXPO‘70 パビリオン・常設展示会場 東側展示コーナー(万博記念公園内)
観覧料金:一般210円、中学生以下無料

 

Huluオリジナルドラマ『ブラを捨て旅に出よう~水原希子の世界一周ひとり旅~』

2020年1月よりHuluで毎週1話ずつ独占配信(全6話予定)

原作:歩りえこ『ブラを捨て旅に出よう 貧乏乙女の“世界一周”旅行記』(講談社文庫)
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