ラフマガ新企画!
実は異色の経歴を持っていたり、アートや音楽などの才能、特殊技能を使って、お笑い以外にも活躍をしている「異色芸人」と言われる芸人、タレントがたくさんいることはあまり知られていません。
ラフマガではきらりと光る「異色芸人」に注目!
様々な経歴を持っているからこそ語れること、面白いものなど、その魅力を引き出していくこの企画。
第一弾として元自衛隊コンビ・トッカグンを取り上げましたが、続く今回第二弾として、フィットネスコメディアン・にしだっくすに注目!
フィットネスコメディアン・にしだっくすは今年、公益財団法人日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)によるフィジークの大会にて三重・栃木・宮城の3県で優勝した超人です。

出典: ラフ&ピース ニュースマガジン
JBBFで行われるフィジークとはサーフパンツ姿で上半身を中心に体全体のバランスの美しさを競う競技のこと。今年、にしだっくすは『オールジャパン』という全国大会へ出場できる各地方の16大会に挑戦し、三重県、栃木県、宮城県で優勝しました。
ラフマガでは、にしだっくすへインタビューを敢行! 16大会について振り返ってもらいつつ、過酷な日々のトレーニング、また女性がキレイに痩せられるスクワットのやり方などをたっぷりと語ってもらいました。ちなみに、現在はトレーニング期間外のため、本人曰く「今は太っていて、体重は68キロくらい。大会のときは63~64キロくらいまで落としてます」だそうです。
全国16大会に出場、SNSでの出会いが支えに

出典: ラフ&ピース ニュースマガジン
――JBBFフィジーク三重・栃木・宮城での優勝おめでとうございます!
「ありがとうございます!! 普通は出場しても2~3大会くらいのところを、僕は『全国フィジークツアー』と銘打って全16大会へ出場して、3回優勝、2回準優勝という成績を残しました。実はこれ、すごく大変なことなんですよ」
――その辺り、ぜひとも詳しく教えてください。
「3ヵ月間、週末に開催されている出場可能な大会へ出続けました。例えば日曜日が大会だとしたら、土日は食事の塩分を、前日は水も抜いて挑むんですけど、これを毎週やるのがとにかくきついんですよ。もちろん食事も気をつけなきゃいけないので、ライブ後、先輩からご飯に誘われても3ヵ月間は断り続けていて。ただ、栃木の大会の2日前にあった『ボーイレスクショー』後、平成ノブシコブシの吉村さんからの『このあと空いてる?』っていうお誘いだけはどうしても断れなかったので、体への影響が少なそうなお寿司だけ食べて、お酒は呑んだフリをしてました。その状態でなんとか優勝できたのでホッとしましたけど」

出典: ラフ&ピース ニュースマガジン
――毎日のトレーニングでは、どんなことをやっているんですか?
「毎日1時間半くらいずつ、日によって部位を変えながら鍛えています。今年は肩の筋肉を丸く仕上げたかったので鍛える頻度を多くして、今日は肩、次の日は胸、その次の日は腹筋……というメニューの中に毎日、肩の筋トレを追加して。例えば1日のメニューはサイドレイズの8キロ20回、5キロ20回、3キロ20回を1セットとして、それを3セット。その後、アップライトロウ30キロ20回、ダンベルプレス30キロ10回、バーベルプレス40キロ15回、リアデルト40キロ20回を3セットずつ……という感じでトレーニングしていました」

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――大会へ向かう交通手段や宿泊はどうしていたんですか?
「SNSで知り合った人に、各地でお世話になってました。お金がないので基本、夜行バスで移動するんですけど、三重大会のときは前日入りして漫画喫茶にいたら、連絡をくれた男性がいて。お宅でご飯をごちそうになって、体の水抜きをするために銭湯へも連れて行ってもらいました。一緒に半身浴しながらフィットネスについていろいろと話したら、『こんなに筋肉の話ができたのは初めてです』って喜んでくれたのが嬉しかったですね。翌日、その方が奥さんとお子さんを連れて応援に来てくれて、目の前で優勝できたのもよかった。せめてものお礼に、大会でもらったサプリメントやプロテインをプレゼントしました。三重大会の翌日は石川で大会があったので、その方に名古屋まで車で送ってもらってそこから石川まで夜行バスで向かったんですよ。朝早く着いたら、SNSに連絡をくれた男性がいて。その方のお宅にお邪魔して、ご飯を食べさせていただけたのもありがたかったですね。しかも、三重でお世話になった方と石川でお世話になった方がその後、仲よくなったと聞いてすごく嬉しくなりました」
女性がキレイに痩せられる効果的な筋トレとは?

出典: ラフ&ピース ニュースマガジン
――トレーニング中の食事メニューは?
「まず、白米。卵3個はゆで卵、もしくは油をあまり使わない目玉焼きで食べます。野菜はキャベツ、レタス、ブロッコリー、トマト、そしてキノコ類。鳥のささみは毎日だとどうしても飽きちゃうんで、サーモンで代用。牛肉の赤身も食べますが、値段が高いのでどうしても鶏肉を選びがちになってしまいますね」
――では、ラフマガ読者へキレイに痩せられる筋トレを1つ教えていただけませんか?
「スクワットがいちばん効果的ですね。前傾でお尻を後ろに突き出した状態から、お尻を締めながら上体を上げてください。膝が痛くなってなる人は、ワイドスクワットがオススメです。足を開いた状態でのスクワットで、爪先と膝を外側に向けてお尻を後ろに突き出すようにして下ろして、お尻の穴を閉める感覚で上体を上げてくださいね。何回もやる必要はなくて、“効いたな”と思う回数で大丈夫です。これを続けていくと代謝がどんどん上がっていきますよ!」
目標とする芸人は筋肉を武器にしたあの人!

出典: ラフ&ピース ニュースマガジン
――芸人としての、現在の活動についても教えてください。
「組んでいたコンビを4月頭に解散して、ピンになりました。今、筋肉やフィットネスを使った芸をやっていますが、フィジークでいい成績を残すことも筋肉を使ってフィットネスなどを教えているのも全て、芸のため。お笑いのライブでフィジークのポージングを取ると兄さん方が面白くツッコんでくださいますし、誰もやっていないジャンルだからこそ、僕の個性として笑いもフィジークももっと追求していきたいなと思っています」
――目標とする芸人さんは?
「やっぱり、なかやまきんに君さんですね。筋肉芸人として、YouTubeでもネタでも120点を出しちゃってる方じゃないですか。今後、筋肉を武器にしていく芸を続けるならば、きんに君さんと違うことをやらなきゃいけないなと思うので、動向はすべて、気にしてます。きんに君さんとは仲よくさせていただいているんですけど、なかなか距離を縮めることができないんですよ。もっといろんなことを学びたいので、今後はもっと深いところまで近づかせていただきたいですね」
――フィジークでの来季の目標は?
「今年は『オールジャパン』での成績が奮わなかったので、来年はベスト12に残りたい。あと昨年、苦戦した関西でいい結果を残したいなと思っています」
――芸人としてはいかがですか?
「『さんまのお笑い向上委員会』のモニター横にいる芸人さんのポジションを狙えたら。あと、2年前にヒッチハイクで全国にあるゴールドジムの全68店舗(当時)を、スポンサーに付いてもらった企業のプロテイン5~6キロと寝袋を持って仲間と2人で回ったので、『アメトーーク!』で2度目のゴールドジム芸人があるなら絶対に出たいですね。ほかにはフィットネスコーチとして個人レッスンもやっているので、来年は町おこしや村おこしとして全国各地でフィットネスレッスンもやってみたい。今はヨシモト∞ホールのネタバトルライブも頑張ってますけど、芸人を10年やって劇場でガツガツとネタをやっていくタイプじゃないなとわかったので(笑)。フィットネスと筋肉っていう武器を活かした活動をどんどんやっていきたいです。個人レッスンが受けたいという方は、ぜひ僕のTwitterにメッセージをください!」
【おまけ:にしだっくすフィジークポージング写真館】

出典: ラフ&ピース ニュースマガジン

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