12月9日(月)、日本テレビ系で「女芸人No.1決定戦 THE W 2019」が放送されます。

出典: ラフ&ピース ニュースマガジン
プロ・アマチュア、芸歴、芸風、人数などは一切問わない、女性芸人日本一を決める同大会。今年決勝に駒を進めた10組の出番順は、
Aブロック
そのこ、にぼしいわし(にぼし、いわし)、123☆45(読み方:イズミヨーコ メンバー:イズミ、ヨーコ)、ハルカラ(和泉杏、浜名ランチ)、3時のヒロイン(ゆめっち、福田麻貴、かなで)
Bブロック
おかずクラブ(オカリナ、ゆいP)、はなしょー(杵渕はな、山田しょうこ)、阿佐ヶ谷姉妹(渡辺江里子、木村美穂)、つぼみ大革命(杉山優華、松下千紘、吉岡久美子、しより、樋口みどりこ、恵梨華、水森依音、糸原沙也加、岡本りん)、紺野ぶるま
となります。今回ラフマガでは、ファイナリスト決定会見直後に注目の新鋭2組へインタビューを実施。『THE W』への意気込みはもちろん、ネタのことや1,000万円の使い道などたっぷりお聞きしました!
優勝賞金は整形と電動自転車に!?

出典: ラフ&ピース ニュースマガジン
まずは、(写真左から)ゆめっち、福田麻貴、かなでからなる女性トリオ・3時のヒロイン。2017年結成時から同大会に出場しており、3度目の正直で決勝の舞台へ。ファニーな雰囲気を漂わせる彼女たちですが、胸の中には熱い想いがあるようで……。
ーー決勝へ進出すると聞いた時の心境からお聞かせください。
福田「第1回、第2回と準決勝へは進めたんですけど敗退しちゃって……。去年、TVで決勝を観た時に『絶対に来年は!』と思って、毎月新ネタ3本おろす単独イベントを開催してきました。優勝しないと意味はないんですけど、今は報われたなと思ってホッとしています」
ゆめっち「結成した時から“ネクストブレイク”と言われ続けてきたんですけど、やっとブレイクするチャンスがやって来たなと。まだ親にも言っていないので(取材時)、決勝進出したことを教えてひっくり返してやろうと思います」
かなで「1、2回目の時は決勝行く方を目の前で見ていて悔しかったので、とにかく嬉しかったです。決勝に行けるとは信じていたんですけど、(聞いた時は)ビックリして泣いちゃいました。とりあえず今は自信に変わっています」

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ーー毎月単独ライブを開催されていたということですが、昨年の自分たちと何が違うと感じていますか?
福田「私がネタを書いているんですけど、去年まではネタの精度とか1ネタへの突き詰め方とか、自分でも粗さを感じていましたが、今年は入念に準備できたのが大きいと思います」

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ーーゆめっちさんとかなでさんはプレイヤーとして、工夫している点や去年と違うと感じているところはありますか?
ゆめっち「単独ライブで(福田に)新ネタを3つ書いてもらって、今までやったことのないキャラクターをバンバン見つけてくれました。自分に合うキャラも発見できたので、それを突き詰めて決勝で披露出来たらなって思います」
かなで「私もキャラの幅は広がったと思います。準決勝では、あるコントをやったんですけど、シンプルに声の出し方とか『どうやったら面白く見えるのか』って考えてやるようになりました」

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ーーやはり皆さん意識が変わったんですね。
福田「かなり変わりました。『THE W』って、女性芸人だけなので、男性芸人もいる大会と比べて、まだ手が届きやすい気がするんです。去年までは成功の光が見えるところまで行って挫折したので、火がつきました。『あと1歩進めば手が届いたんじゃないか』って気持ちになったのは大きかったと思います」
ーー3人のネタの魅力を教えてください。
福田「かなでとゆめっちがいかに輝くかって思ってネタを作っているので、2人のキャラクター、演技力、表現力に注目してほしいです」

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ーー優勝賞金は1,000万円です。何に使いたいですか?
ゆめっち「普段交通費もなく、バイトも行けないくらいお金がなくて、常にママチャリで移動させてもらっているんですけど、その自転車も寿命が来ているので、電動にさせていただけたらなって!」
福田「車とか電車じゃなくて?」
かなで「親に借金を返すのと、今実家なので、一人暮らしのための資金に使いたいです。あと残ったお金で、目を二重に整形したいです。今アイプチしていまして……これボケじゃくて本気のヤツです!」
福田「色々言うてたけど、もう整形でええやん。私は最近ネタを書く用のパソコンが壊れちゃったんですよ。で、買いに行ったら分割払いの審査も通らなくて『私はネタを書く資格もないんだ』って……。そこで打ちのめされたので、まずはパソコンを買いに行きたいです」

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ーーでは、決勝への意気込みをお願いします!
ゆめっち「今年は優勝しか見えていないんで、かましたります! 見ておいてください!」
かなで「優勝して目を二重に整形します!」
福田「去年までは決勝へ行くのが目標だったんですけど、今年は優勝を目標にしているので、何が何でも優勝しようという気持ちで臨みたいと思います」
芸歴1年目の元陸上自衛隊!

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続いては、陸上自衛隊に勤務していた異色の経歴の持ち主で、NSC(吉本の養成所)を卒業したばかりだというピン芸人・そのこ。まだ1年目という浅い芸歴にも関わらず、強敵をなぎ倒して決勝へ進出。フレッシュさと大人のクールさを持ち合わせる彼女に話を聞きました!
ーー決勝へ進出すると聞いた時、率直にどんなことを思われましたか?
「バイト帰りに、急にカメラが寄ってきて教えてもらったので、最初は『何を言っているの?』って信じられませんでした。しばらく話を聞いていても、『これドッキリかな』と思っていたくらいで……(突撃されたのも)昨日の夜なので、まだ実感も湧いていません」
ーー抽選の結果、初出場で空気もまったく分からない状況でAブロックのトップバッターとなりました。プレッシャーは感じてらっしゃいますか?
「A-1の紙を見た時は『マジか!』と思いました。強者ばかりですけど、自分の出来ることを出し切るしかないかなと思っています」
ーー元陸上自衛隊だそうですが、ネタも経歴を取り入れたものになるんですか?
「それが自衛隊をまったく生かしていないんです!」
ーーそうなんですね! 自衛隊ではどんなお仕事をされていたんですか?
「災害が起きた時の衣食住に関する補給関係を担当しておりました」

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ーー『NSC大ライブTOKYO 2019』では第3位に輝いたそうですね。切磋琢磨してきた同期にはどんな想いがありますか?
「『M-1』で勝ち残れなかった同期が次々と辞めたり解散したりしているんですけど、NSCの講師の人たちはすごい方々ばかりで、それこそが吉本の強みだと思います。まだ(卒業して)半年しか経っていないので、諦めないで続けていれば何か違った形が出来るかもしれないし、残ってほしいなって思います」
ーーNSCを卒業しても講師の方にネタを見てもらっていたそうですが、どんなことを教えてもらったんですか?
「どちらかと言うと、私は細切れでつなぐネタが多いので、それをいかに順番を変えて少しずつ大きい笑いに変えていくのか……とアドバイスをいただいたりしました。NSCの頃に講師からダメ出しをもらうんですけど、いただいたアドバイスをまとめたノートを見直してネタを作ってきたので、NSCの授業がかなり役に立ちました。まさかこんな形で結果に出るとは思いませんでしたね」

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ーーノートはかなり溜まっているんですか?
「今7冊目くらいです。自分のネタを書いていたり、先生にもらったダメ出しを殴り書きしたりしています。メモをとりながら話を聞くことが出来ないので、あとで頭の中で言われたことを思い出して、バーッと書いています」
ーーそのこさんのネタのアピールポイントを教えてください。
「私のネタはどちらかと言うと、関東に住んでいる方だったら誰もが聞いたことがある『分かる!』というネタをしております」

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ーー売れたら「こんなことをしたい!」という理想はありますか?
「私は子どもが大好きなので、『プラレール博』とかで子どもたちに囲まれてネタをしたいです!」
ーー優勝賞金1,000万円ですが、どんなものに使いたいですか?
「ウチがむちゃくちゃ貧乏なので、親孝行に使いたいです」

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ーー決勝への意気込みを教えてください!
「まだまだブラッシュアップして、面白いものを作って、本番はすごいものをお見せできたらなと思います」
12月9日は、いよいよ決勝戦が行われます。インタビューした2組はもちろん、他の8組も注目芸人ばかり。果たして今年の栄冠は誰の手に? ぜひ、放送をご覧ください!
「女芸人No.1決定戦 THE W 2019」
放送日:2019年12月9日(月)20:00~22:54
決勝進出者:おかずクラブ(オカリナ、ゆいP)、3時のヒロイン(ゆめっち、福田麻貴、かなで)、そのこ、つぼみ大革命(杉山優華、松下千紘、吉岡久美子、しより、樋口みどりこ、恵梨華、水森依音、糸原沙也加、岡本りん)、にぼしいわし(にぼし、いわし)、阿佐ヶ谷姉妹(渡辺江里子、木村美穂)、123☆45(イズミ、ヨーコ)、紺野ぶるま、はなしょー(杵渕はな、山田しょうこ)、ハルカラ(和泉杏、浜名ランチ)
優勝賞金:1,000万円
公式サイト:『女芸人No.1決定戦 THE W 2019』