今年も京都国際映画祭は大盛況!
10月17日(木)から20日(日)までの4日間、映画、アート、笑いを集結させた「京都国際映画祭2019」が開催されました。

3日目となる10月19日(土)には、よしもと祇園花月にて「芸人×人生会議プロジェクト 人生最期に笑う為のネタライブ@京都国際映画祭」を実施。笑顔あふれるイベントとなりました!

人生の最期にしたいことを話し合う大切さ

「人生会議」とは、もしもの時のために、前もって本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有するという、厚生労働省の取り組みのひとつ。
誰もが年を取り、人生の最期を迎えた時、その時のためにどんな生き方をしたいかを家族などで話し合うことはとても大切なことです。
「旅行に行きたい!」、「おいしいものを食べたい!」などの「したいこと」をまとめること。
また、最期を迎える時はどうしたいか…「家で迎えたい」、「家族みんないる中で迎えたい」、「こんな医療を受けたい」など、本人の想いを、家族や親せきなど、周りの信頼する人たちと話し合いをしておくことは「人生会議」と呼ばれています。
今回のライブは、「お笑い」を入口に「人生会議」の取り組みを広め、そして家族と一緒に「人生会議」を気軽に始められるきっかけづくりにするというものです。

司会進行を務めるのは月亭八光。「まずは人生を大いに楽しむことから」ということで、ネタがスタート!

リアルな兄弟の掛け合いから進路相談までネタ祭り!

トップバッターはミキ。お兄ちゃんと一緒にカラオケに行ってデュエットを歌いたいという亜生が、歌いたいデュエット曲を昴生に猛練習させるというネタで、さっそく会場には笑顔が溢れます。

続いては見取り図。ふたりによる謎かけ合戦や、しりとり対決で腕を競い合うネタを展開。
謎かけではお客さんにお題をもらって披露するという一幕もありました。

ゆりやんレトリィバァはアメリカ人のモノマネ、昭和の日本映画に出てきそうな女優の喋り方など、誰というわけではないけれど「いそうな気がする」と思わず頷いてしまうキャラモノマネのほか、そして最近お気に入りだという国民的アニメ「サザエさん」の磯野カツオのモノマネで爆笑をさらいます。

モノマネ繋がり……というわけではありませんが、プラス・マイナスも、兼光のトータルテンボスのモノマネでスタート! そのままとろサーモン・久保田、ドラゴンボールのフリーザなど次々と繰り出される、怒涛のハイレベルモノマネにお客さんは歓声を上げて大盛り上がり!

そこに登場したのはアキナ。塾を経営している近所のお兄ちゃん(山名)のもとに、進路に悩んで相談しにやって来たけんぼう(秋山)という、設定からにやりとしてしまうコントを繰り出します。
お兄ちゃんは、塾講師らしくホワイトボードを使いながら、講義さながらの勢いでけんぼうの将来を考えようとしますが……。

続いてはミサイルマン。
39歳になり、大人の対応を考え始めたというふたり。西代が、デートに彼女が30分遅れてきた時の「誰も傷つかない大人の対応」にチャレンジしますがなかなか納得しない岩部。そこで岩部の例を見てみると…?

トリを務めたのは銀シャリ!
子どもの頃にやっていた遊びとして「なんでもリズムに乗せて言う」遊びや、「ただただ叫ぶだけ」の遊び、「10回クイズ」など懐かしい遊びを織り交ぜながら、「森のくまさん」に関するネタまで、盛りだくさんのネタで笑わせました。

人生の最期は「冷凍保存され宇宙へ」…!?

続いてはトーク企画!

「人生の最期にやってみたいこと」をテーマに、ミキ、ゆりやんレトリィバァ、銀シャリ、プラス・マイナスがステージで語り合います。さっそくそれぞれが「人生の最期にやってみたいこと」を書いたフリップを発表することに。

まずプラス・マイナス岩橋は「ビッグマック2個食い」。ビッグマックを基本1個しか食べないという岩橋は、「もう1個食べられそうなんですけど、食べるとすごいダメなことをしている気がする。最期だけは2個食べて笑顔で死にたい!」と希望しますが、八光が「ビッグマック2個も食べられるヤツはまだまだ生きる!」とツッコみます。
兼光は、オール巨人のモノマネで「舞台の上」。モノマネ口調で「漫才して相方に『なんでやねん!』とツッコまれて脳震盪で死にたい」と言うと、すかさず岩橋もオール阪神のモノマネで応えました。

銀シャリ橋本は「結婚」。「どうせ無理っぽいので、最期の最期は偽装でもいいから!」と訴えますが、これに対し「橋本と結婚したい人、いるやろう?」と八光はお客さんに呼びかけてみます。
するとなんと何人もの手が挙がり、橋本は一気にハイテンションに! 八光も「今すぐ結婚せえ!」と盛り上げ、笑顔の橋本は「全員一緒に住む!?」と大胆な提案をしてファンを笑わせていました。
一方の鰻は「あきらめない!!」。その意味を尋ねてみると、「0.1%でも生き残りたい」とのこと。
なんでも、鰻は最期の日「冷凍保存されて宇宙に旅立ち、そこで放たれる」とのこと。
冷凍された鰻は真空の宇宙でそのまま漂い、そこをたまたま「文明の進んだ宇宙人」に助けられ、その文明の力で解凍してほしいと話します。
八光は「最期の時に冷凍保存しているのなら、解凍した途端死ぬのでは?」と鋭いツッコミをしますが、鰻は「死なないです!」と理想の最期の時を語りました。
亜生は「イメチェン」を挙げ、「今までの自分はいいからイメチェンしたい。髪の毛を剃ってモヒカンみたいにして、金髪にして、アーチェリーとかやりたい」と言葉を続けていたところ、昴生からすかさず「それうちのおとんや!」とまさかのツッコミ! これには会場もびっくり。
最期は自分たちの父親のようになりたいのだという亜生に観客は思わず笑顔になります。
その一方で兄・昴生は「最期はディズニーランドに行きたい!」と語ります。
「ジェットコースターに乗ってワー!と言いながら天に登りたい」と、何ともキュートな希望を語りました。
ゆりやんは「キス」。「皆が私としたいでしょ? 正直に言ったらいいじゃないですか」と終始大胆、出演者たちはその強さに笑ってしまいます。

来場者の皆さんの最期にしたいこともご紹介

「京都国際映画祭」では、岡崎公園の「きょうのひろば」、そしてこの日のよしもと祇園花月のロビーにて「みんなで人生会議ボードを完成させよう!」という企画を実施。
人生最期が近づいた時にどんな生活がしたいのか、「人生の最期にやりたいこと」を、来場した皆さんに書いていただいた中から、銀シャリ・鰻が一部紹介しました。

「ワンコをだっこしながら家族と美味しいもの三昧で過ごしたい」、「ジャニーズのステージに上りたい」、「山ほどのわらび餅を食べたい」という40代の皆さんや、「ステーキを食べながらゲームをやりたい」、「サッカーの試合がしたい」、「米倉涼子さんに会いたい」というお子さんまで、実にさまざまな「人生最期にやりたいこと」が発表され盛り上がる中閉演となりました。

なかなかない機会を持てたと語る面々

イベント終了後の囲み会見では、八光をはじめ全員が集合。

まず代表して八光が「人生会議というのは去年からだそうですが、厚生労働省が取り組んでいて、今日は若い人がたくさん来てたんで、『皆さん興味あるんかな?』というのは感じました」と手応えを感じた様子。「芸人も、なかなか最期のことを考えることがないので、これがええ機会になってこれから楽しく最期を迎えられるようにできたらなと思いました」とふり返りました。

また、今日出演した芸人たちが感想を語る一幕も。ミキは代表して昴生がコメント。「京都でこういうイベントがあると、京都出身なので、京都でPRしながら京都で死ねるような人生を送れたらなと」と地元愛に溢れる言葉を。ゆりやんは「自分のことばかり考えてましたし、普段から人生の最期のことは考えることがないんですけど、そういう事を考えるいい機会になりました」と笑顔。アキナは代表して山名が「人生の最期を考える機会がなかなかないので、それを改めて考えるいい機会になったということですが、上からになりますが、今日のイベントは…気に入った!」と響き渡る声で答えました。

「今回の人生会議は、家族と話し合うきっかけになりましたか?」との質問には、八光が「(見取り図)盛山がありそう」と指名。盛山は「こうして改めて人生を考えることになり、もちろんお父さん、お母さんにも会いたくなりました」と語り、また、現在レギュラー出演中の『うまンchu』(関西テレビ)で馬券を当てたことを挙げ「けっこうでかい馬券を当てさせてもらったんですけど、親からの電話が鳴り止まないです。なので、実家に帰ろうかなと思ってます」とのこと。
近頃、Twitterでも競馬好きの方々からのフォロワーも大幅に増えたそうで、「(シャンプーハット)てつじさんの700万馬券を超えるような馬券でニュースになるような、てつじさん超えを狙いたい」と意気込んでいました。

「お笑い」で、「人生会議」を気軽に話せるきっかけにと行われたこのイベント。皆さんも、ぜひ気軽に家族や親しい人たちと「最期の時、なにがしたいか」を話し合ってみてくださいね!

今年で6回目の開催となる「京都国際映画祭2019」は10月17日~20日までの4日間開催。
国内外の100作以上の映画作品が上映されるほか、様々なアート作品の展示、SDGsと笑いの融合企画やワークショップ、イベント、そして注目企画のプロレスまで、盛りだくさんのプログラムを展開しました。
ぜひ、引き続き映画、アート、笑いの三要素が集結する京都にご注目下さい!

【関連記事】