9月20日(金)、神奈川県横浜市・資生堂グローバルイノベーションセンター S/PARKにて、映画『リスタート:ランウェイ~エピソード・ゼロ』の完成披露上映イベントが開催され、主演の猪狩ともかをはじめ、手塚理美、忍成修吾、桜のどか、日置有紀、資生堂トップヘアメイクアップアーティスト・原田忠、帆根川廣監督が登壇しました。

映画を通して「誰もが輝ける社会づくり」に取り組む非営利の任意団体、バリアフリー・フィルム・パートナーズがオリジナル脚本により製作した本作。同団体代表の帆根川廣が監督を務め、車椅子モデルの日置がキャストとして出演しています。

父親の影響でカーレーサーになることを夢見ていたものの、交通事故により車椅子生活となったひきこもり女子・ヒナタ(猪狩)が、納屋に眠っていた一台のスポーツカーとの出会いをきっかけに再び車への情熱を思い起こし……バラバラになっていた家族の再生から紡ぎ出される、心温まるヒューマン・ドラマとなっています。

華やかなヘアメイクアップショーを披露!

イベントのオープニングでは、本作にビューティーディレクションで参加した原田忠によるヘアメイクアップのデモンストレーションが行なわれ、猪狩ともかをモデルに華やかなショーが披露されました。

映画の上映後、この日の出演者たちがステージに登壇。

2018年4月に強風で倒れた看板の下敷きになり、脊髄損傷のため車椅子生活となった、アイドルグループ「仮面女子」のメンバー・猪狩は、本作が映画初主演となります。

猪狩は、「ほとんど演技も未経験のなか、素敵なみなさんと共演させていただいてドキドキした気持ちを今も思い出します。この作品を観て、みなさんがいろんなことを考えてくださり、心のバリアフリーの気持ちを持ってくれたら嬉しいです」とニッコリ。

また、「撮影は3月で、寒いのはもちろんなんですが、私は花粉症で……。とにかく鼻が大洪水で、何度も鼻をかんではメイクさんに直してもらって……大変でした」と撮影を振り返りました。

帆根川監督、衝撃の告白!「実は昨日…」

ヒナタを温かな眼差しで見守る母親役を演じた手塚は「私は息子しかいないので、今回は娘3人の母親役をやらせていただいて、すごく和やかな現場で楽しませていただきました」とコメント。また、「サーキット場のシーンでは“群馬のからっ風”がすごくて、みんな震えながら撮影していました(笑)」と撮影時の裏話を明かします。

猪狩の演技については、「初主演なのにすごく度胸があるなと思って感心していました。家族のシーンでも意外にすんなり家族になれて、猪狩さんが淡々とやっている感じが私はとっても好きでしたし、本当にご一緒できてよかったなと思いました」とにこやかに語っていました。

ヒナタの車を改造する整備士・茅野を演じた忍成は、撮影時に、あらゆるハンディキャップに合わせカスタマイズされた車を見て、その技術のすごさを目の当たりにし、「手動のスポーツカーにも“こんなに迫力のある運転ができるんだ」と感動したそう。

続けて「観てくださったみなさんにも新しい刺激になってくれたらいいなと思います」と作品の見どころを話しました。

また、電動車椅子に乗る女性・メミ役を演じた日置は、今作が映画初出演ということで、半年以上前から準備をして撮影に臨んだそうですが、「前日になっても形にならなくて、監督に“これじゃヤバい!今から練習するよ!”って言われて……。私は関西出身なので、特に発音に苦労しました(笑)」と明かし、会場は和やかムードに。

帆根川監督は「これはネタでもなんでもないんですが、実は昨日、車をトラックに追突されまして……」と衝撃の告白! 幸いケガはなかったそうですが「“誰もがいつ、どんな困難に直面するかわからない”という事実を改めて実感して、やっぱりこの作品を作ってよかったなと改めて思いました」と語っていました。

本作は9月末からインターネット配信が開始され、その後は各地にて上映会も行なわれる予定です。みなさんもこの機会に一度「心のバリアフリー」についてじっくり考えてみませんか?

『リスタート:ランウェイ~エピソード・ゼロ』

監督・脚本/帆根川廣
出演/猪狩ともか、忍成修吾、手塚理美、大澄賢也、桜のどか、涼邑芹、楠木まゆ、木下友里、青木拓磨、日置有紀 ほか

作品特設ページ:http://barrierfree-film.org/restart/

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