9月14日(土)、鶴見区民センター・つるみ日建ホールで『参地直笑祭in鶴見区』が開催され、桂文枝と「鶴見区済みます芸人」の美たんさん(光美、福井)、スマイル(瀬戸、ウーイェイよしたか)、桂三金、大阪市鶴見区・長沢伸幸区長が登場しました。

2018年3月に住之江区からスタートし、今回で9番目となる『参地直笑祭』は、桂文枝が大阪市24区をテーマに創作落語を披露し、地域の魅力を発信するというプロジェクト。文枝による地域の特徴を盛り込んだ創作落語が、大人気を博しています。

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文枝、鶴見区に「いらっしゃ~い」

前説で登場したのは、美たんさんの2人。光美が「私たちどっちが美人と思いますかー?」と絶叫し、「光美のほうがきれい」に手を挙げた貴重な人に投げキッスをするなど、会場を盛り上げます。

そして、ルイ・アームストロングの名曲『What a Wonderful World』がかかり、文枝が「いらっしゃ~い」と登場。会場となったつるみ日建ホールを「これまでで一番素晴らしい劇場です」と絶賛しました。

毎回、地域をテーマにした落語を作るにあたり、現地を何度も訪れるという文枝。今年の夏も、鶴見区の街や阿遅速雄神社などに足しげく通ったと言います。しかし今年の夏は異常な暑さだったこともあり「神社に誰もいない!」「あんな人がいない遊歩道は、はじめてです!」と回想し、笑いを誘います。

また、「参地直笑祭」で訪れる区の順番が場所的にバラバラという点にも触れ、「実は大阪市長は、次にどの区で開催するか鉛筆を転がして決めているそうです」という衝撃(?)の裏話も飛び出しました。

地元民の「あるある」が止まらない!?

ここで一度文枝は退場し、大人気の若手コンビ・スマイルが登場!

恒例の「ウーイェイ!」の掛け声から始まり、舞台狭しとノンストップで駆け回るウーイェイよしたか、それを笑顔で見守りながらツッコむ瀬戸。よしたかの変なポーズやギャグには子どもたちの黄色い笑い声も飛び、なんとも和やかな盛り上がりに包まれます。

3番手を務めた三金は、体重120Kg・体脂肪率51%という自らの巨体の紹介を皮切りに「外国語を勉強する家族」の落語を披露。お笑いや吉本新喜劇で日本語を覚えた外国人とのハイテンションな会話を軽やかに演じ、外国人観光客が増えている今の大阪とリンクする内容に、会場から大きな笑いと「あるある……」という共感のつぶやきが何度も起こっていました。

茨田(まった)、つるの恩返し…!

いよいよ文枝が登場し、今回の鶴見区の創作落語『しあわせの勝ち名乗り』を披露。話は、鶴見区を盛り上げようと80歳以上の地元民が集まった「つるの恩返し協議会」から始まり、「鶴見緑地公園を霊園にするのはどうだ?」と高齢者ならではの案が飛び出すなど、序盤から会場は笑い声が止まりません。

そして、「つるの恩返し協議会」で話題に上った天才相撲少年の噂に対し、四股名に「茨田(まった)」という鶴見区に多い地域名をつけたいと協議会のメンバーたちが盛り上がる場面では、相撲の「待ったなし」と「茨田」が被ってややこしい……! となるくだりでは、爆笑と拍手が巻き起こりました。

さらに、地元の人たちが「鶴見」という地域を叫び応援する形となり、ホールには素晴らしい地元愛と一体感が生まれます。

創作落語終了後、文枝と長沢区長による対談では、「登場した『つるの恩返し協議会』と、実際にある『楽園会議』(鶴見区を盛り上げるイベントを企画・運営するチーム)と重なりました」と長沢区長は感動しきり。

そして、鶴見区のあたたかな地域性と最近若い方が増えていることに触れ、「若者と高齢者が一体になれるような、ふれあいの場が増えるといいですね。その場は……お好み焼き屋かな(笑)」と、落語のオチとリンクさせて提案した文枝に、会場から自然と拍手が起こりました。

穏やか笑顔でいっぱいになった「参地直笑祭in鶴見区」。文枝による『参地直笑祭』は、まだまだ続きます!次はどこに現れるか、お楽しみに。

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