9月6日(金)、東京・牛込箪笥地域センターにてレギュラー(西川晃啓、松本康太)による「レクリエーション介護」の講演会が開かれました。

2014年に「介護職員初任者研修」(介護の入門資格)を取得したレギュラーの2人。次いで「レクリエーション介護士」(高齢者が楽しめるレクリエーションを企画して、安全に実行スキルを身につけられる資格)の2級も取得し、現在では介護関係の講演やイベントに多数出演するなど、“福祉芸人”としても活躍しています。

7月31日(水)には書籍『レギュラーの介護のこと知ってはります?』(竹書房)を出版し、ますます活躍の幅を広げている2人。この日は新宿区の介護保険課が主催する、新宿区内の介護保険サービス事業所の職員を対象に講演会を行ないました。

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まずは“あるある探検隊”を披露!

「どうも~、レギュラーです!」と明るく登場したレギュラーの2人は、「まずは挨拶がわりにネタをやらせてもらいます」と、“あるある探検隊”を披露! 披露した後「ジジイかババアかわからない」という鉄板ネタについて「練馬の田舎の方ではウケるんです」と早速笑いを誘います。

その後、介護に携わろうと思ったきっかけや「レクリエーション介護士」として行なっている活動について説明。

お笑い芸人であるレギュラーの「レクリエーション介護士」としての個性は、「とにかくたくさんしゃべるところ」だと話す2人。

「自分たちが話すだけじゃなくて、たとえば“この地域は何が名産なんですか?”などを聞くことで先生(教える)と生徒(教えられる)の立場が逆転するんです。そしたら今度は施設の方が僕らにいろんなことを教えてくれる。僕らも勉強になるし、高齢者の方々も自分が知ってる話を人に伝えることができる。そういうコミュニケーションを大事にしてます」と、仕事に対する心構えを明かしました。

オリジナル「認知症予防体操」は爆笑の連続!

続いては実技へ。「レギュラーオリジナル認知症予防体操」として著書にも掲載されている3つの体操を披露します。

「とんとんさすさす」は、椅子に座った状態で右手をグーにして膝の上をとんとんたたきながら、左手はパーで膝の上を前後にさする体操。手を叩く合図で左右を逆にしたり、加えて歌を歌ったりと、どんどん難しさが増していきます。

「歌は必ず歌い続けてくださいね」「もうちょっと笑顔で!」など、楽しく声掛けをする一方で、すごい速さで手を叩く松本に「できるか!」と西川がツッコみ、爆笑が起こるなど、自然に場の空気も柔らかくなっていきました。

続く「満腹アヒルの大冒険」は、レギュラーの2人がアヒル口で「何を食べて満腹になったか」を言い、その食べ物を当てるゲーム。

1問目の正解は「カレーうどん」でしたが、松本が「カレーうどんやと思って聞いたらそう聞こえますよ」と、もう一度正解をアヒル口で言いますが、「さっきと違う!」「言ってない!」などと参加者から鋭いツッコミが! 困った松本は「そういうゲームなんですぅ~」と弁解がましく言い、その場は大盛り上がり。

最後の「ギャグ体操」は、参加者に好きなギャグを言ってもらいながらリズムや手拍子に合わせてギャグを増やしていくという、記憶力が試されるゲーム。ここでは見学に来ていた、ですよ。も参加し、自身のギャグ「あ~い とぅいまて~ん!」を体操に盛り込むなど、イベントは大盛り上がりのうちに終了しました。

質疑応答では「新宿の介護施設でもやってくれるんですか?」「話がうまく広げられない時はどうしたらいいか」などの質問に一つひとつ丁寧に答えていくレギュラーの2人。サイン色紙をめぐってのジャンケン大会も大いに盛り上がり、笑顔で会場を後にする参加者の姿が印象的な講演会となりました。

今後は全国各地の施設の方と触れ合いたい

講演終了後、レギュラーの2人にこの日の感想を伺うと、「レクリエーション介護がまだあんまり浸透していないので、それを“芸人がやるとこんな感じになります”というのが見せられてよかった」と松本は話します。

また、介護の活動で一番大変なことについて、西川が「(舞台と同じで)“今日こそむちゃくちゃスベるんちゃうか”っていう不安を抱えながらやってます」と言うと、「でも、劇場にいるのはお金を払って見に来てくれてるお客さんやから、そこは違いますよね」と松本。「そういう部分で、めちゃめちゃ勉強させてもらってます」と、介護の活動が漫才に活きていることを明かしました。

介護の現場で距離の近い活動をすることで、劇場で披露する漫才も、これまで以上にお客さんを巻き込むようなネタになってきたと語る2人は「それが自分たちの空気感というか、他の芸人さんにはない色やと思う」と語ります。西川は「今までよりお客さんを見るようになったし、一人ひとり目を合わすようにしながら漫才するようになりました」と、変化を実感していました。

さらに、レクリエーション介護については「介護スタッフさんが気兼ねなく利用者さんにやってもらって、その空間が楽しくなれば、介護スタッフさんもしんどい思いがなくなっていくんじゃないかなぁ」と語る西川。一方松本は「こういったことは空気感が大事になってくる」と、レクリエーションをする際の難しさについても明かしていました。

今後は全国の施設を周って、いろいろな地域の方と触れ合いたいと話す2人。書籍『レギュラーの介護のこと知ってはります?』についても「ほんまに初歩的で、難しいことは書いてないと思いますし、ネタ本のように読みながら知識が身につくと思うので、ぜひ読んでください!」とアピールしていました。

これからも介護の現場で「レクリエーション介護」を広めていくレギュラーの2人から、ますます目が離せません!

『レギュラーの介護のこと知ってはります?』

著者:レギュラー
出版社:竹書房
定価:1,700円+税

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