1982年の開校以来、ダウンタウンやナインティナインらを輩出してきた『NSC(ニュー・スター・クリエイション)』。1995年にはNSC東京も開校し、東西あわせて多くのお笑い芸人の卵たちを世に送り出してきました。現在活躍中のよしもとのお笑い芸人の多くは、ここNSCから巣立ってきた卒業生です。

そんなNSC恒例の一大イベントである卒業ライブ『NSC大ライブ』が、2月18日(月)に大阪・東京で同日開催されました。

神保町花月での単独ライブ開催権や、3月3日(日)に開催されるライブ『春のバズネタまつり』への出演権を懸け、NSC東京24期生120組が火花を散らした『NSC大ライブTOKYO 2019』の様子を、みっちりレポートします!

予選ブロックから8組が決勝へ進出!

12時30分から行われた予選では、120組が渾身のネタを2分間披露。そのなかから、ベストコンディションズ、金魚番長、珍街道、ハンサムトンカチ、灘ジェニー、リスキーズ、そのこ、ササタニの上位8組が決勝へ進出しました。

決勝のMCを務めるのは、南海キャンディーズ・山里亮太。観客からの「山ちゃ~ん!」という声援に、「国から派遣されたボランティアですかね。ありがとうございます」とひとボケしつつ、深々とおじぎします。

「売れる直前の、金の卵が生まれる瞬間に立ち会えますよ!」と観客を煽りつつ、「これ以上、新しい若手なんか生まれなきゃいいのにと思ってます。若手なんて忌々しい存在!」とニヤリ。山里らしい毒っ気たっぷりな発言に、大きな笑いが起こりました。

その後、8位のササタニをトップバッターに8組が1年間の集大成となるネタを披露。結果、そのこ、灘ジェニー、金魚番長の上位3位が最終決戦へ駒を進めます。

白熱の漫才・ピン芸バトル、ついに頂上決戦へ!

元陸上自衛官のピン芸人・そのこは声色とエレクトーンを駆使して電車や新幹線の声マネを披露して笑いを誘い、灘ジェニーは元バイト先のコンビニを舞台としたコント漫才をテンション高く披露します。

トリを飾った金魚番長は予選首位の勢いそのままに、トイレを題材とした漫才で怒涛のしゃべくりを展開。審査員7票のうち6票を獲得し、120組の頂点に輝きました。

「えぇ! マジっすか! ありがとうございます!」とかすれた声で感謝の言葉を発したのは、ツッコミの古市。ボケの箕輪は呆然としながら「いやぁ、すごいっすねぇ」と感想を絞り出したのち、「(NSCで)教えてもらったことを活かして頑張ったら優勝できました」と講師陣に感謝。すると山里から「急に媚びるな!」とツッコミが浴びせられました。

南キャン・山里、金魚番長に「うちの相方が叩きのめす!」

ライブ後の囲み取材で金魚番長は「時間が少し経って、優勝の実感が湧いてきました。嬉しいスタートですけど、もっと頑張らないといけないなという気持ちです」(古市)「多くのライバルがいるなかで優勝できて、最高のスタートダッシュが切れました。ネタのクオリティを落とさないように頑張っていきたいです」(箕輪)と、今の心境とこれからの抱負を語ります。

小さい頃から芸人に憧れていたという古市。一方、箕輪は大学卒業のタイミングで就職も考えたそうですが、昨年3月に一念発起してNSC入り。それぞれ別のコンビを組んでいましたが、古市が箕輪に声をかけ、コンビを結成したとのことです。

そんな彼らには優勝特典として、3月22日(金)に東京・神保町花月での単独ライブを開催できる権利、3月3日(日)に東京・TBS赤坂ACTシアターにて開催されるライブ『春のバズネタまつり~SNSでバズったネタやバズったコーナー目白押し~210分の盛りだくさんライブ』への出演権のほか、ヨシモト∞ホールランキングクラスのサードクラススタート権、『よしログ』告知ボーイ権が贈られます。

史上最速の単独ライブへ向けて、箕輪は「(ネタの)タネはいっぱいあるので、これから頑張ってつくります」と気合を入れます。

古市はダウンタウンに、箕輪はロケする千鳥に憧れて芸人を目指したと話すと、山里は「今の発言をきっかけに、こいつらをぶっ潰す。ロケも頑張ろう。お前らには1枠もやらねぇからな!」と、いきなりのライバル宣言!

「頑張る才能ある人っていちばんタチが悪い。どこかで天狗になって嫌われてほしい。生まれたてのエースに頑張ってって声をかけるほど、俺は心が広くないから」と圧力をかけます。

オロオロする金魚番長の2人に対し「この世界は、枠の取り合い。スタートラインを切っちゃったんだから、今日からライバル。敵です!」と、芸人として対等な立場に立ったことを強調します。

突き放す言葉に聞こえるものの「ネタを目の前で観たら、そうなりますよ」(山里)と話したように、彼らの実力を認めた上での愛ある発言。最後には「叩きのめしてやるからな、うちの相方(しずちゃん)が物理的に!」と言い放ち、二人を笑わせました。

今春からプロの芸人としての道を歩み始めるNSC東京24期生。笑いの大海原に飛び出す新星たちに、ぜひ期待してください!