2018年4月に『第53回 上方漫才大賞』新人賞受賞、2018年11月開催の東阪単独4公演『ぎおんまつり』のチケットは、12,000件を超える応募があり即完売!と、いま勢いに乗る若手お笑いコンビ・衹園。

そして2019年3月、結成10周年のメモリアルイヤーに、コンビ初のDVD『お待たせしました衹園のDVDです!』がリリースされます!

今回は3月13日(水)のDVD発売を目前に控えた2人に、躍進の1年だった2018年の振り返りや、記念すべき初DVDについてインタビューを敢行! DVDの見どころはもちろん、さらなる活躍が期待される今年の野望についても語ってもらいました。

悲願の「上方漫才大賞」新人賞受賞

――2018年1月にライブ配信サービスのFRESH LIVE『GIONチャンネル』を開設されましたが、2018年は“仕掛ける年”だと決めていたんですか?

櫻井「2017年は毎月、よしもと漫才劇場で単独ライブをしていたのですが、全然席が埋まらなくて……。タダやったら来るかもと思い、無料でライブを配信することにしたんです。結果お客さんが増えて、『FRESH LIVEで観て、実際に劇場で観たくなって今日は東北から来ました』と言ってくれる方まででてきたので、よかったです」

――2月は大宮にて、『GIONデー』で1日4回公演と精力的に活動されてましたね。

櫻井「ここで初めて満席になったんですよね。前売りでチケットが完売になったのは、ここきっかけなんですよ」

木﨑「それまでチケットを手売りしていたんですけど、手売りで“KIZAKI”を観ちゃったら、舞台で観るのが二度目になるじゃないですか。舞台が初見であってほしいという理由で、手売りは嫌だったんです。私服ですし、そんな生活感のあるKIZAKIはあんまり見てほしくなかったので、手売りをやらなくてよくなったのは、大分でかいですね。夢を壊したくない! ステージだけを観てほしいです」

櫻井「KIZAKIは手売りしない(笑)」

――3月は、櫻井さんが『SHOWROOM』での配信開始・テレビ大阪『漫才スプリング」若手枠優勝・『第53回上方漫才大賞』新人賞ノミネートと、大きく躍進されましたね。

櫻井「やっぱり『上方漫才大賞』にノミネートしてもらえたことが一番嬉しいですね。2017年の末に、マネージャーさんが『この賞を獲りに行きましょう』と言ってくださって。木﨑さんも正直、我慢することもあったと思うんです。それまではピンでも単独(ライブ)をやっていたのに、こっちに集中することになったので。

でも、『賞のためなら』と納得してくれて。そのときに、僕たちとマネージャーの方向性が一致したように感じます。マネージャーさんに『何とかノミネートまでの道筋づくりを頑張りますので、あとは新人賞を獲ってください』と言われたことをすごく覚えています」

――『上方漫才大賞』のステージでネタをされたときの気持ちはいかがでしたか?

木﨑「すごく緊張していて、舞台袖で顔見知りのスタッフさんに話しかけられても、それどころじゃなくて……。返してる余裕があんまりなかったんです。今思うと恥ずかしいですね。それくらい緊張していて、直前はピリピリしてました」

――KIZAKIも緊張するんですね。

木﨑「はい。KIZA緊張はありますよね~」

櫻井「何やねんそれ(笑)。まあ僕も、ネタふりの最後の自分のセリフしか覚えてなくて。やっぱり緊張していたので、ネタの最中は全然覚えていません」

――4月の『GION展』では、ファンの方から贈られた衹園にまつわる作品を展示されていましたが、このような形でのファンとのコミュニケーションはいかがでしたか?

櫻井「作品を見てみて、時間をかけて作ってくれたことが分かったので、ぜひ沢山の人に見てもらいたいなと。お客さんの作品を展示することが僕らっぽいと言ってもらえたことも新しい発見になりましたし、ここからそういうことが増えたような気がしますね」

――4月25日(木)に結成10周年を迎えますが、この10年はいかがでしたか?

櫻井「この9年半は、ほとんど地下に潜っていたような芸人生活でしたからね。賞を獲ってからじゃないですか?」

木﨑「振り返ると、今までよう辞めへんかったなっていう感じで。僕は芸人を1回辞めて、また始めてからの10年ですが……。いつかKIZAKIにスポットライトが当たる日が来ると思っていたので。まあ、まだ当たっていませんが、いつかバッと光が当たる日が来ると信じてやまないです!」

――よしもと漫才劇場のオープンのときのネタで、フラッシュモブの1シーンとして、一人で通常営業中のジュンク堂の2階で踊られましたよね?

木﨑「あのフラッシュモブでKIZAKIの殻を破ってもらえたのかもしれないです。あのとき全然、恥ずかしくなかったんですよ。それまでは自分のなかに恥ずかしさあったんですけど、それってどうなん?とも思っていて。確かにあのフラッシュモブが、“これでいいか”と思ったきっかけでした」

――櫻井さんはKIZAKIキャラについてはどう思われていたんですか?

櫻井「どちらが言い出すでもなく、この形になったと思います。『5upよしもと』を卒業して、あべのハルカスの劇場でやっていたときに、『何も武器がないな』ということで、じゃあ、漫才に入れて……みたいな経緯です。ハルカス時代、僕は好きでした。トットやアインシュタイン、そして衹園とその辺のメンバーが、ハルカス周辺を盛り上げよう!といった気持ちでやっていたので、楽しかったですね」

――そして5月に『舶来寄席』のMCが決定したはずが、6月に……。

木﨑「告知稼働とかしていたんですけど、出られず……」

――櫻井さんがアキレス腱を断裂してMCができず。2018年のなかでも大きな出来事だと思いますが。

櫻井「そうですね……プラスマイナスゼロの法則というか、いいこともあれば悪いこともあるんでしょうが、その“悪いこと”が6月に一気に来た感じですね。調子乗るなよ、浮かれなんよっていうメッセージだなと。仕事が飛んだので、相方やマネージャーさん、作家さんに、関わってくださっている全ての方にものすごく迷惑を掛けてしまったので、大事件です。ケガした当日から舞台は出させてもらっていたんですが、MCができなくて……本当に申し訳ないことをしたなと」

――ケガの原因は何だったんでしょうか?

櫻井「え?……何やったかな?」

木﨑「バスケです!プライベートバスケです!!!」

櫻井「(苦笑)すみません!! 気を抜くなよということですね、本当に」

なんばグランド花月初単独も実現!

――下半期は7月に『GIONソロ in 幕張』と『東京グランド花月』に出られたのが印象的ですね。

櫻井「幕張は初めての劇場だったのですが、ここも完売したんです! 客席にむかって『関東の人~?』って訊いたら、ほぼ全員の手が上がって。そのときはめちゃくちゃ嬉しかったですね」

――8月はなんといっても『衹園ファン感謝祭@祇園花月』ですよね!

櫻井「たぶん、恥ずかしいと思うんですよ、こういうのって。でも僕らは全然できるし、誰も後ろに来ないやろうっていうのがあるので」

木﨑「ここで気付いていただきたい。KIZAKIができるのは分かるんですが、櫻井もできるということは、両方ナルシストの気質があるということなんです。つまり僕たちは“Wナルシスト”だということを。衹園の両方にその素質があることにご注目いただきたい!」

――つまり、櫻井ではなくSAKURAI……?

木﨑「はい。実はそうであると」

櫻井「まあ、総選挙をやろう言い出したのは僕なんですけど……」

木﨑「僕、言うてないですもん」

櫻井「はい~。で、完全にぼろ負けしましたね~」

木﨑「総選挙って案が出てくるのがすごい。KIZAKIながら負けました。その発想はなかったな。やっぱりKIZAKIの隣にいるだけあるなって思いました」

――9月以降も、櫻井さんの『アメトーーク』の収録があり、プラン9のお芝居に出演され、10月は学祭で、『よしもと学祭ランキング2018』全国TOP10にランクインされるなど、活躍されていましたね。

櫻井「11月になんばグランド花月での初の単独ライブを控えていたので、その準備もあってこの時期は忙しかったですが、これからやりたいことをずっと話していたので、めちゃ充実していましたね」

――その11月の初のなんばグランド花月初単独、ルミネ the よしもとでの単独はいかがでしたか?

木﨑「芸人になってNGKでやりたいという夢があったので、それが叶って嬉しかったですね」

櫻井「NGKは、よしもとで一番大きい劇場なので、この次をどうしようって結構悩んだのですが、じゃあDVDを出そうという考えにつながりましたね」

木﨑「よしもとの芸人になって、やりたい夢が“NGKの単独”と“賞を獲る”、“DVDを出す”やったので、2018年に一気に3つも叶いました」

――2019年はMBSラジオ『ありがとう浜村淳です』元旦ゲストから始まりましたが。

櫻井「嬉しかったですね。『ありがたい存在に、ついに会えたー!』みたいな気持ちでした。元旦に『ありがとう浜村淳です』に呼ばれるのは縁起がいいみたいで……」

木﨑「浜村淳さんは神様みたいな印象でした」

初のDVDはベストネタを11本収録

――3月にリリースされる『お待たせしました衹園のDVDです!』は、どのような内容でしょうか?

櫻井「本編はネタ11本です」

木﨑「特典には、僕がジャケット撮影をしているシーンのドキュメンタリー映像が入ってます」

――そこではKIZAKI全開なんですか?

木﨑「そうですね。ちょっとしたオフKIZAKIも見られるので、楽しんでもらえたら。ネタを観ながら、メイキングとのギャップを楽しんでもらいたいと思います」

――DVDのネタはお二人で決めたんですか?

櫻井「はい、LINEで相談しました(笑)」

――収録された11本の中で、思い入れがあるネタはありますか?

木﨑「1つだけ、ズバ抜けて好きな『サプライズ』というコントがあります。KIZAKIがただただ可哀想なネタなんですよ(笑)。やることなすこと、いろいろ裏目に出るという。櫻井はそういうネタが好きやと思うんです。嫌なところを突いていくというか。

僕は僕で、可哀想な顔をするのが楽しかったですし。“可哀想な大喜利”と言いますか。可哀想な顔を何種類できるかなって。それが楽しかったです」

2019年は「憧れの職業 KIZAKI」を目指す!?

――では最後に、2019年の意気込み・目標をお願いします。

櫻井「基本、年末までのスケジュールは大体決まっていますが、去年以上にパワーアップしていこうと思います。ご期待ください!」

木﨑「僕はやっぱり学祭キングを獲りたいですね」

櫻井「去年は関西で2位やったんですよ」

木﨑「はい。でも、全国で1位を獲りたい。そして学生の憧れの職業がKIZAKIになったら。僕が就職活動の面接をしてあげたいぐらいです」

櫻井「結構です」

木﨑「KIZAKIへの就職はいいよ! でも、なかなか難しいよ!って」

――ちなみにKIZAKIに就職する一番のメリットは何ですか?(笑)

木﨑「あ~~。そうですねぇ、金色のスーツを着られるということですかね~。僕が認めた人じゃないと……(笑)」

櫻井「このスーツを初めて着たときは、僕が楽屋に入った時点でこれを着ていて。『ちょっといい?』って言われて、大きい鏡の前に連れていかれて『どう?』って」

木﨑「2人が並んだときにバランスが悪いかなと思って。櫻井の存在が消えてまうんじゃないかなって」

櫻井「1月5日のYES THEATERの寄席という、微妙なタイミングでおろしてましたね(笑)。でもいいと思います。金と言えば……みたいな存在になったらいいですね」

木﨑「金の横にいて正解はないと思うので、櫻井は何をやってもいいと思います」

櫻井「僕は好きなものを着てますね。最近は僕がいじられるようになって、寂しそうな顔をしています」

木﨑「櫻井のその辺がばれてきて、みんな櫻井に注目するようになって……」

櫻井「『ニッカポッカ履いてるの?』とか、『世界一丈が短いジャケットですね』とか」

木﨑「普通金いじるでしょ! こっち(櫻井に)行くんですよ! 寂しいです……。だけど、違和感はあんまりないのかなと思います。まだまだこれからです!」

苦節9年を乗り越えて2018年に大躍進を遂げたお笑いコンビ・衹園。結成10周年を迎えた彼らの魅力がたっぷりと詰まったDVD『お待たせしました衹園のDVDです!』は、3月13日(水)に発売です。そして、衹園の第2章ともいうべき2019年の活躍にも、引き続き期待しましょう!

DVD『お待たせしました衹園のDVDです!』

結成10周年という節目に自身初となるDVDが発売!
クセになるナルシスト・木﨑と、冷静沈着なリアリスト・櫻井が織りなす「衹園」の世界観を堪能できる内容です。
本作は、2018年12月16日(日)大阪・よしもと漫才劇場にて開催されたDVD収録ライブに、ジャケット撮影メイキング映像の特典を加えた豪華版!
磨きのかかった漫才・コントの計11本をまとめ、衹園の魅力がたっぷり詰まった作品!

リリース日:2019年3月13日(水)
価格:3,000円(税込)
品番:YRBN-91275
衹園ディスコグラフィー:http://yoshimoto-me.co.jp/artist/gion/discography_detail/3851/

【収録内容】
・ホスト
・タイプ
・雨宿り
・パ行くん
・水族館
・第2ボタン
・バスケ
・サプライズ
・修学旅行
・木﨑との生活
・高校教師

【特典映像】
ジャケット撮影メイキング映像

【初回プレス盤限定特典】

10th Anniversary OFFICIAL PHOTO BOOK(16p)