笑いの殿堂・なんばグランド花月の看板寄席をそのまま持ち込んだような、贅沢なラインナップが自慢の『東京グランド花月』が、8月29日(木)〜9月1日(日)、東京・よみうりホールに上陸!

漫才、コント、新喜劇と盛りだくさんな『東京グランド花月』。吉本新喜劇では、ハチャメチャじいさん・茂造のキャラクターでお馴染みの辻本茂雄が、大阪で活躍する座員たちを引き連れ大暴れします! そこで、ラフマガ編集部では、公演を間近に控えた辻本を直撃。見どころから新喜劇への思いまで、たっぷりと聞いてきました。

座長勇退後もプロデュース公演続々で多忙な日々

——今年2月に座長を勇退されましたが、心境に変化はありましたか?

座長公演をまだいっぱいやってるんですよ。毎年、GWの時期によしもと祇園花月でやる『茂造の夜芝居』シリーズ、夏になんばグランド花月でやる『辻本新喜劇』……名古屋の御園座でも僕が座長の新喜劇を上演しました。自分で仕切ってプロデュースしている公演が多いので、実はあんまり変わらないんですよね。

——どちらも毎年、多くのお客さんが楽しみにされている大人気公演です。

通常の仕事をしながらやから、台本づくりなど準備も大変なんですが、ええもんができてお客さんが「また見に来たい」って言ってくれると、やっぱりうれしいですよ。毎年、関西圏外からホテルを予約してまで来てくださる方もいるし、14日間で9回見てくださった方も……。

変わったことといえば、なんばグランド花月の新喜劇では“ゲスト”として出演していることと、あとは茂造が主役になってることかな。茂造って、これまで主役になったことがないんですよ。話の筋に沿って、いらんこと言うたり、秘密を握ったりして笑いを取るんですが、自分の身に何かが振りかかる“主役”ではない。それが今は主役としてボケたり、それにリーダーの清水(けんじ)くんがツッコむという形だったり。同時に、芝居をせなあかんシーンも多くなりました。

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今までのパターンに頼らない“新しい新喜劇”に期待

——4人の座長と、次期座長を目指すリーダー4人の体制になり、新喜劇はこれからどんな風に変わっていくんでしょうか。

どうなっていくんでしょうね……。まあ、僕らの時も最初は探り探りやったんでね。特に僕は、入ったばっかりでズッコケしかやってない人間が急に(座長に)なったから、追いつかなあかんところも多かったし、他の人に勝るものを自分で考えなあかんかった。今のリーダーたちは、まさにその段階ちゃうかなと思います。

——自分たちを驚かせてほしい、という気持ちもあるのでは?

内場(勝則)さんが勇退の時に、「今まで僕らがやってないようなことをやってほしい」というコメントを出されたんですけど、やっぱり今までの新喜劇のパターンに頼るのではなく、新しいものでやっていけたら、また変わっていくんちゃうんかなと思います。

茂造も最初は「新喜劇にこんなメイクのおっさんおったらおかしいやろ」と言われましたが、“継続は力なり”で面白かったら……と。あとは、笑いは“緊張と緩和”ですから、50分間飽きさせないためには、やっぱりみんな“芝居”を覚えていかんとね。でも、僕は口出しはしないんですよ。世代も変わったわけやし、僕が言うたらまた僕の新喜劇になってしまうし。

——辻本さんたちが見守ってくれているというだけで、若手の皆さんは心強いのでは?

いやいや、気を遣うんちゃうかなぁ(笑)。また空気感も変わって新喜劇が続いていけばいいなと思います。僕もまだまだ走らあかん。自分のイベントを一番に考えつつ、いろんなことに挑戦したいですね。

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森田、平山、もりすけへの“ムチャぶり”に注目を!

——今回の『東京グランド花月』ですが、ズバリ新喜劇の見どころは?

やっぱりライブ感ですよね。TOKYO MXなどテレビでのオンエアは、どうしても“45分30秒”っていう時間に縛られてしまうので、カットすることもありますから。生の舞台はテレビで見るより面白いですし、テンポもいい。大阪のメンバーだけでやる新喜劇やからルミネtheよしもとで上演するものとはまた全然違うと思いますよ。茂造の新喜劇を東京で上演するのも久しぶりやから、そのあたりも見どころですね。

——「待ってました!」というお客さんが多そうですね。

夏の終わりで、「宿題もせなあかんよ〜」というギリギリのタイミングなのがちょっと心配ですけどね。子どもさんはつらい時期やから、見に来てくれるかなぁ(笑)!

——東京のお客さんにはどんな印象を持たれていますか?

東京、特に『東京グランド花月』のお客さんはノリがめちゃくちゃいいんですよ。漫才やコントもテレビで見るような芸人さんがたくさん出ますし、その中に僕らみたいなベタな新喜劇が出るから、メリハリがついて楽しく観て頂けると思います。

——辻本さんの新喜劇では、「ムチャぶり」からのアドリブ合戦も楽しみのひとつです。

そうですね。僕が「おい!」って流れを止めたら、みんながビクッとすることもたまにありますが(笑)、ちゃんと結果を残してくれるんでね。去年は森田展義、平山昌雄、レイチェル、もじゃ吉田の4人を、毎回同じ役にしてアドリブで追い込んだんですが、その甲斐あって年末の『東京グランド花月』では、4人が登場するなりすごい拍手になりました!

——新たなスターの誕生! 視聴者や観客に浸透したんですね。

「ワンパターンや」と言う人もおるかもしれんけど、いや、育てなあかんねん、と。茂造も毎回やってこそやったし、すっちーもすち子を毎回やってみんなに覚えてもらったわけですから。今回は、その中から森田と平山が出演しますし、あとは、もりすけにもムチャぶりしますよ。新ネタも考えてるって言ってたんで、僕も楽しみなんです。ぜひ注目してください。

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五十嵐サキの変貌に「僕の舞台が悪い」と懺悔!?

——ストーリーは見てのお楽しみだと思うのですが、ちょっとだけ教えていただけませんか?

今回は、“五十嵐サキ”がキーワードですね。

——五十嵐さんといえば、『有吉の真夜中の保健室4』(日本テレビ)で、激太りが話題になりましたね。

以前は「マドンナ女優やから太ったらあかん」ということで、ずっと摂生してたらしいんですが……もとはといえば僕の舞台が悪いんです。何年か前にサキが僕の舞台に出てくれたんですけど、僕のイベントってすごくたくさん差し入れがあるんですよ。

で、ある時ふと見たら、片手におにぎり、片手にパンを持って立っていて……(笑)。思えばあの頃から、もう(激太りが)始まってたんちゃうかなと。でも、今は「食べることが幸せ」って言うてるから、僕も「幸せ感じて仕事できるなら、ええんちゃうか」って言うてます(笑)。

——そんな、新しい魅力が炸裂している五十嵐さんが……。

そう、キーワードになって進んでいく面白い芝居になってます。もちろん、大爆笑をお約束します!

——それでは最後に、ラフマガ読者にメッセージをお願いします。

普通の芝居って2時間ぐらいあって、筋を追っていって、ちょっと見逃したら笑えなかったり、わからなくなったりしますけど、気楽に見て、笑って、「わ〜、楽しかったな〜!」って帰れるのが新喜劇。

初めて見る方でも、もちろん大丈夫!ギャグの中には、知らないと「何やこれ?」ってなるのもあるかもしれませんけど(笑)、「こんにちは」と同じ挨拶やと思っていただければ。皆さんが、楽しんで笑って帰っていただくこと、それが僕らの幸せです。ぜひ、よみうりホールにご来場ください!

 

大阪が生んだ世界一の笑いを東京にいながら楽しめる『東京グランド花月』。“メイド・イン・大阪”のハチャメチャじいさん、茂造が繰り広げる爆笑舞台と豪華メンバーによる珠玉のネタを、この機会にぜひライブでお楽しみください!

東京グランド花月

【日時&出演】
8月29日(木) 18:00開演
博多華丸・大吉、COWCOW、笑い飯、野性爆弾、ダイアン、和牛、かまいたち、吉本新喜劇(辻本茂雄ほか)

8月30日(金) 14:00開演/18:00開演(2回公演)
西川のりお・上方よしお、パンクブーブー、ロバート、スーパーマラドーナ、友近、ジャルジャル、トレンディエンジェル、吉本新喜劇(辻本茂雄ほか)

8月31日(土) 12:30開演/16:30開演(2回公演)
オール阪神・巨人、月亭八方、トータルテンボス、千鳥(16:30の回のみ)、とろサーモン(12:30の回のみ)、ウーマンラッシュアワー、尼神インター、ミキ、吉本新喜劇(辻本茂雄ほか)

9月1日(日) 11:00開演/15:00開演(2回公演)
ハイヒール、矢野・兵動、テンダラー、銀シャリ、アキナ、チョコレートプラネット、霜降り明星、吉本新喜劇(辻本茂雄ほか)

【会場】
よみうりホール

【料金】
前売5,500円 当日6,000円 ※全席指定

【お問い合わせ】
チケットよしもと予約問合せダイヤル 0570-550-100(10:00~19:00)

公式サイト:http://www.yoshimoto.co.jp/tgk/

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