「挑戦を応援するまち・育みのまち・もののはじまり何でも堺」のプロジェクトとして誕生した『堺少女歌劇団』。活動開始以来、高い評価を得ている歌劇団の第5回公演として、2月17日(日)、メルヘン・ミュージカル『スワン』が堺市総合福祉会館にて行われました。

本作は、脚本・演出に宝塚歌劇団の第一線で活躍する演出家・三木章雄さんを、作曲・音楽監督に『堺少女歌劇団』のテーマソングを手がけた中島岳さんを招いての舞台となります。

夢を追う若者たちのストーリー

『スワン』は、古き良きアメリカを舞台に、ニューオリンズの駅で拾われたトム、その姉のマリア、女優を目指すローラの3人が、それぞれ夢を追いかけ、もがき、挫折しながらも、未来へと歩んでいく物語。ストーリーのなかで、もうひとつのストーリーが展開される凝った構成に、観客はぐいぐいと舞台に引き込まれていきました。

弾けるパフォーマンスで魅了する団員たち

小学1年生から中学3年生まで約50名の団員たちが、ステージの狭さを感じさせない堂々としたパフォーマンスを繰り広げます。伸びやかな歌声が響き、リズムにのったダンスが披露されると、シーンごとに会場からは大きな拍手が。

人間だけでなく、動物や人形などにも扮して、団員たちそれぞれが一生懸命に自身の役を演じます。バリエーション豊かな衣装に身を包み、華麗なパーティー会場や場末の街角、凍てつく冬の湖など、それぞれのシーンを美しく飾りました。ステージ脇には生バンドが控え、シーンに合わせた演奏でストーリーを盛り上げます。

エンディングでは、全員で歌とダンスを披露。その素晴らしさに会場からは自然に手拍子が起こるシーンも。ラストまで全員が元気いっぱいのパフォーマンスを見せ、ステージを締めくくりました。

浅越ゴエ&前田真希が歌劇団の舞台へ!

公演には、特別出演として1回目に元宝塚歌劇団星組の綺華れいさん、桜一花さんが登場。その圧倒的な存在感で観客を魅了し、華やかにステージを彩りました。

そして2回目はザ・プラン9の浅越ゴエ、吉本新喜劇の前田真希が舞台へ。前田はゴールドのドレスをまとい、美しい歌声を披露。さすがのステージングを見せてくれました。

ゴエは歌劇団初の男性ゲストとして、さらにストーリーに大きく絡む大役を務めます。タキシードにハット姿でステージに立ったゴエは、普段とはまったく違った表情に。舞台経験が豊富なだけあって、力強い演技で魅了し、与えられた役を見事に演じ切りました。ラストには2人そろってステージへ。団員とともに大きな拍手を浴びました。

カーテンコールでは再び団員全員がステージへ。今日のステージをもって、中学3年生の5人がこの春で卒業することを発表し、「これからも堺少女歌劇団をよろしくお願いいたします」と挨拶すると、会場からは再び大きな拍手が起こります。

そして堺少女歌劇団のテーマソング『堺の街で…』が披露されたあと、ゴエと前田真希が再びステージへ。

浅越ゴエ「我々の方が刺激をもらった」

前田は「お稽古の時から、劇団の皆さんのパワーに圧倒され、感動して涙が出そうになりました。素敵な舞台に立たせていただいて本当に光栄です!」と感激の面持ち。そして「キラキラ輝く笑顔が、ずっとずっと未来に続いていくことを願っています」と全員に向けてエールを送りました。

ゴエは「堺少女の浅越ゴエです」ひとボケし、笑いをゲット。会場に向かって「彼女たちのものすごいエネルギー、届いてますよね?」と問いかけると、大きな拍手が起こります。

そしてゲストという立場上、彼女たちに刺激を与える役割を期待されていたと思うが、刺激を与えられてばっかりだったと振り返り、「我々がとてもいい経験をさせてもらいました、ありがとうございました!」と団員たちに賛辞を贈りました。

最後に団員たちから改めて「本日は本当にありがとうございました!」と挨拶があり、大盛況のうちに幕を下ろしました。

初の男性ゲストを迎えるなど、チャレンジングだった第5回公演も成功させた堺少女歌劇団。今後もさらなる飛躍が期待される彼女たちの活躍から、目が離せません!