2月15日(金) 沖縄ラフ&ピース専門学校1階イベントスペースで、「LIMITS デジタルアートバトル体験会」が開催されました。

「LIMITS」とは?

大阪で生まれ、東京、名古屋、福岡へと広がり、現在では世界大会も開催されるなど、盛り上がりをみせる、デジタルアートのバトルイベント「LIMITS」(リミッツ)。

制限時間20分以内に、直前で決まったテーマに沿ってアートを制作。PCと液晶タブレットを使用し、アイデア、スピード、テクニック、そして制作過程をストーリーで伝える「ヴィジュアルストーリーテリング」 という4つの評価基準に基づき審査員が評価。その審査とオーディエンス投票の合計により勝敗を決定するシステムを取り入れた“競技型デジタルアート”という新ジャンルの、デジタルクリエイター向け大会です。

今回は、2月17日(日)に開催される「LIMITS デジタルアートバトル沖縄大会」に先駆け、LIMITSの世界を体感しようと、多くの人が集まった体験会のレポートをお届けします!

模擬バトルを通してLIMITSを知ろう

まず最初に、RED CORNERにLIMITS公式インストラクターのktymさん、BLUE CORNERに一般参加者男性が登場し、模擬バトルが行われました。

お題は「鍵」と「技術」。少し難しいお題のようで、マイクで解説しながらバトルを行うktymさんの表情も思わず苦い顔に。
テーマはあくまでエッセンスというktymさん。好きなモチーフや人物を書くと決めて、そこにどうやって自分のイマジネーションをのせていくかというのが面白いところだと説明します。

いよいよバトルスタート!

バトルスタート!の掛け声と共に、ビジョン内の20分タイマーが始動。2人とも迷うことなくペンタブレットを操作し、一心不乱に手先を動かします。

自分の手をモチーフに作画する参加者と、女性と鉄柵を描くktymさん。同じお題なのに全く違うモチーフとタッチに、会場の観客は驚きつつも食い入るように見つめます。

あっという間に色づけまでどんどん進むktymさんですが、「インストラクターをやっていますが、作画中はいまだに手が震えます」との言葉に、会場から驚きの声があがります。また、LIMITSでよく使用するブラシ類はセットにしておき、ブラシ選択の時間を短縮するというコツも指南。下書きと清書を一緒にしていって時間を短縮するクリエイターもいるようで、ここにも見られる個性も観客の見どころであると説明されました。

そうこうしている間に残り3分!

残り3分になったところで、ktymさんは「この3分が大事、自分の目指すところに向かえているのか、進捗具合を確認する」とアドバイス。残り時間が減るにつれBGMがより緊迫感のあるリズムへと変化、会場の熱気もどんどん上がっていきます。

残り10秒のカウントダウンを経て終了となった瞬間には、場内は大きな拍手に包まれました。
ほっとした表情の参加者は、「いつも使っているソフトなのに、ここでやると全く違う。横にあるキーボードが探せないくらい視界が狭くなっていて驚いた」と感想を述べました。

模擬バトルの後は会場の参加者による体験会が行われ、会場の女性2人が試合を行いました。それぞれが選んだお題「鍵」「希望」で、バトルがスタート!

人物の下書きからはじめる方と、背景から描く方、それぞれのアプローチは確かに違うと、観客一同も納得しながら画面を食い入るように見つめます。

途中、機材トラブルでカウンターストップし復旧タイムが入りましたが、ktymさんから「以前の大会で、終了3分前の機材トラブルにより、作画データがすべてとんだ出場者がいたが、脅威の巻き返しでそのバトルを勝利し、会場全体が大感動に包まれたことがあった」とのエピソードが。バトルそれぞれにドラマがあると実感を持って語られました。
無事、20分のバトルを戦った参加者からは、「パニックになった」「自宅でやっている雰囲気と違うので操作を間違えたり混乱した」と体験を通しての感想が寄せられました。

「最初は誰でもテーマからそのままの発想で描いてしまうものだが、そのうちに頭が柔らかくなってきて、高まってくる」とktymさん。
LIMITSの審査では、テーマからどう発想するかという「発想力」、新しい発想に加え表現方法の「アイデア力」、描く速さと発想力の速さを示す「スピードスキル」、画力やソフトの操作にかかる「テクニックスキル」に加え、20分間の制作過程、およびストーリーを構築していく、総合力としての「ヴィジュアルストーリーテリングスキル」が見られるとあって、競争心がくすぐられるクリエイターも少なくないようです。

「LIMITSならではの審査もあり、手に汗握る展開や、アーティストそれぞれの発想が目にできる機会です」と大会の醍醐味が語られ、大きな拍手と熱気の覚めやらぬ中、次の参加者たちの試合へと続いていきました。

オンラインで応援もできる!沖縄大会

2月16日(土)・17日(日)は、同会場でいよいよ「デジタルアートバトル・エキシビジョンマッチ&沖縄大会」が開催。
「デジタルアートバトル・沖縄大会」は初開催となり、初代沖縄チャンピオンが誕生!初代チャンピオンは、4月12日(金)~14日(日)に大阪で行われる「LIMITS JAPAN CHAMPIONSHIP」の最終予選に沖縄代表として参戦することも決まっています。
また、エキシビションマッチでは、LIMITSアーティストのktymとユウキリリーが登場し、沖縄在住のLIMITSアーティストを交えたエキシビションバトルを行います。
詳しくはLIMITSデジタルアートバトルイベントページからチェック!