ステージで服を脱いでいく過程の​”​じらし​”​を、ショーとして楽しむパフォーマンスである「ボーイレスク」。セクシーな女性のダンスを堪能できる「バーレスク」の男性版であり、平成ノブシコブシ・吉村崇をはじめとする、よしもと芸人が取り組んでいることでも知られています。

そんな吉村らが定期的に開催しているボーイレスクイベント『Butterfly Tokyo』は、ハイクオリティなパフォーマンスをするよしもと芸人と、“艶やかな空間”を堪能する観客が創り出す異空間で、毎回大盛り上がり!

そして8月16日(金)、渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて『Butterfly Tokyo~Premium~』の開催が決定。同イベントの魅力を探るべく、出演者の吉村、イシバシハザマ・ハザマ陽平、てのりタイガー・村潤之介(ムラジュン)を中心に、エンドウコウキ、にしだっくす、カントリーテール・萩尾雄太郎(YUTARO)、佐藤ピリオド. 、シャインハッピー・はぎちゃんの8人に、インタビューを行ないました。

吉村は、後輩の前では“ジャイアン”に?

――「バーレスク」や「ボーイレスク」のことはスタッフさんに教えてもらったそうですが、初めて観た時の感想を教えてください。

吉村「“とんでもない表現の仕方があるんだなー”と。いい意味でも悪い意味でも原始的だし、閉鎖的な世界だからこそ、独自の進化を遂げている面もありました。狭い世界を突き進んでいる色気みたいなものを感じたんで、芸人としても何か表現出来ればと思いました」

――最初はムラジュンさんやハザマさんを誘ったんですか?

ムラジュン「ルミネtheよしもとで『リ★ゴリスターズ』っていうイベント(コントユニット)があって、そのメンバーとして僕、佐藤さん、エンドウさんがいたんですよ。そこで太ったおじさんがゆっくり服を脱ぐ動画が送られてきて、“吉村さんがこういうのをやりたいそうなんですけど、どうですか?”ってスタッフさんから言われて、普通に断りました」

佐藤「僕も“やりたくはないんですけど”って言ったんですけど、吉村さんから“お前は絶対にいてくれ”って言われてたので、“じゃあやります”って」

――なぜ佐藤さんはいけると思ったんですか?

吉村「当時は側近だったんですよ」

佐藤「僕はトラブルメーカーなので、今は離れた距離にいます!」

――なるほど(笑)。

ムラジュン「どちらかというと相方(渡瀬)が裸寄りなので、僕がやる必要ないなって思ってしっかり断ったんですけど、勝手に入れられてたっていう……。正直イヤイヤのスタートでした」

ハザマ「僕もそうです。断った翌日に稽古のスケジュールを押さえられていたんですよ。正直、今も“何でやってるんやろ?”って思っています」

吉村「お前ら告発じゃねーか!」

(一同爆笑)

ムラジュン「でも、結果楽しいですよね」

ハザマ「けど、吉村さんはいつも強引やし、ジャイアン気質があって、“お前らにノーって言う権限なんてない”って言うてくる独裁者です」

吉村「毎回、“俺より遅く入ったことを恨め”って言っています」

――(笑)。やっていくうちにハマったそうですが、何が魅力だったんですか?

ハザマ「 ボーイレスクって、僕らが舞台でやってこなかった、まったく新しいエンターテインメントだったんですよ。“ここでお客さんテンション上がるんや”とか、“こんな表現があるんだ”って、毎回発見でしたね。あと、みんなでボケなしで踊るのは逆にチームワークが生まれて新鮮でした」

ムラジュン「今まで敬遠してやらなかったことを、無理やりですけどやることになって……。いざやってみると、人前で裸になって歓声を浴びるってなかなかないことですし、自分にはない引き出しを開けてくれました」

吉村「漫才、コント、大喜利、トークが主流のなかで、裸になって曲に合わせてダンスをするのは照れ臭いと思いましたけど、菜の花やユリの根って、大人になったら美味しく感じるじゃないですか。そういう感じじゃないですかね?」

ハザマ「決めてきたで……」

世間を驚かせたアメリカ成功の舞台裏

――アメリカで行なわれたイベント『New York Burlesque Festival』に、吉村さん、ハザマさん、ムラジュンさんがチームで出演したことが日本で報じられた際、ボーイレスクの知名度向上に寄与されたと思います。

吉村「僕らがコントや漫才をやって、外国人を盛り上げるってなかなか難しいんですよ。ニューヨークに行ったはずの綾部(祐二)でも、一回も笑いをとってないので」

ハザマ「とってるよ! 行った時点で笑いはとってますから」

吉村「あのイベントでは、2人がニューヨークにビビっちゃってね」

ハザマ「ちゃうちゃう。一番(吉村が)ビビってたんですから! 踊るパート少ないくせに誰よりも練習しようとするんですよ。誰よりも緊張するし、正直足引っ張られましたよ!」

ムラジュン「テンション上がっちゃって、本番でいきなりアドリブ入れてきましたからね」

ハザマ「外国の方のリアクションがめっちゃ良かったからね。それで舞い上がっちゃってるんすよ」

吉村「もっとブーイングがあると思ったし、伝わらないと思ったんですよ。1人目のハザマが出た時からバチーンと盛り上がってな」

ハザマ「今までの3人でやったダンスのマックスが出たと思います。僕、回転しながらジャンプキックするシーンがあるんですけど、ほんまに4mくらい飛んだ気がします」

吉村「何でも受け入れてくれる環境なんだなって思いましたね。で、あそこは“黙って観て、静かに笑う”じゃないんですよね。酒飲んでるし、そこらへんでイチャイチャしてるし。でも向こうのお客さんは、舞台に出ている人には歓声を送ってくれるし、観るだけじゃなくて、一緒に舞台を作ってくれる感じがして新鮮でしたね」

吉村が後輩への想いをアツく語る…!

――多少強引なところがありつつも、皆さん吉村さんについて行っていますよね。吉村さんの魅力ってどんなところにあると思いますか?

ハザマ「昔からですけど、ライブにしても企画にしても、新しいもの、誰もやったことのないものを自分で見つけてきて、“みんなでやろうぜ”って提案してくれる人ですね。仕事ギャンブラーのようなところがありますし、常にワクワクできるものを持ってきて、それで後輩たちが潤っていけば……って思ってくれる人です。ただ、吉村さんの家で食事をしている時に、ちょっとでもご飯をこぼすと、すぐに機嫌が悪くなります」

――(笑)。

ムラジュン「照れ屋なので、直接僕らに対して“良かったよ”って言うことはないにしろ、ちゃんと後輩のことを見てくれて、チャンスもくれます。テレビやライブとか知らないところで、僕たちの名前を出してくれているので、ありがたいです」

――吉村さんは、後輩の皆さんについてどう思っているんですか?

吉村「トータルで言えば“踏み台”」

ハザマ「おい!入口しんどいわ! 僕ら出汁とられてるんすか?」

吉村「まぁでも、“売れればいいなぁ”とは思います。今までは、テレビや劇場で活躍することしか食えるチャンスがなかったのが、今は多様化してきていろいろなチャンスがあるわけですよ。ここのメンバーは、テレビでもやっていける実力は持っていると思うんですけど、そこまでたどりつく間に、金銭的な面でめげることもありますよね。今は、そういったところを支えてあげられたらなっていう段階です。だから売れそうになったら、僕を捨ててもらってもいいですし、たまに帰ってきてもらってもいいしって感覚ですね」

ハザマ「ほんまやったら嬉しいなぁ」

吉村「(一人ずつに向かって)好き、好き、まぁまぁ、好き、まぁまぁ……(佐藤のみ)嫌い!」

――(笑)。元側近なのに?

吉村「コイツは、とにかくミスがヒドい! 一回立ち上がっただけで7つくらいグラスを割る男ですから。ただのMr.ビーンなんですよ。ビーンは遠くで見ると楽しいんですけど、近くにいたら目も当てられない!」

(一同爆笑)

8月のイベントにぜひ来てもらいたい!

――では、残りのメンバー紹介を兼ねて、全員にお聞きします。8月の大きな会場でのイベントは、完売している席もあって期待は膨らむばかりですが、楽しみとプレッシャーのどちらが強いですか?

吉村「常にプレッシャーですよ。失敗はできないので」

ハザマ「お客さんがたくさん入ってくれると、みんなの士気が上がってくるので楽しみではあります。あと、全員で踊る部分もあれば、自分1人で責任を背負う部分もあるので、ワクワクとプレッシャー、どっちもありますね」

ムラジュン「会場を大きくしても、お客さんが入らないとまったく意味がないと思っています。昨年、大きな会場でやらせてもらった時は、チケットも完売しましたし、反省点はありつつも成功はしたので、去年と同じことをやるんじゃなくて、例年以上にないベストを出したいです」

YUTARO「楽しみです。僕、一番下なんですけど、先輩にガムシャラについていくだけだなって思っています」

吉村「もともとこいつは入る予定じゃなかったんですよ。最初は『マッチョ隊』(フロアで盛り上げる役目)として呼ばれていたもんね。それで踊りもできるし、顔もまぁまぁいいので、人気が出始めました」

にしだっくす「僕もマッチョ隊から入ったんですけど、自分で言うのもなんですが、踊れる方なんですよ。人気がない分、“どうやったらお客さんに好かれるんやろ?”って毎回考えています。筋肉も一番だと思ってはいるんですけど、やっぱりYUTAROの方が人気あるんですよね」

吉村「にしだっくすは筋肉の大会(JBBFフィジーク三重オープン)で優勝しましたからね」

ハザマ「にしだっくすとYUTAROは、マッチョ同士ライバル心あるよな」

エンドウ「もともと自分はバンドマンだったんですよ。だから当時の空気に近くて、自分的にはすんなり入れました。だからイベントは楽しみなんですけど、踊りとなると難しいですよね……」

吉村「『ミュージックフェア』(フジテレビ系列)じゃねーんだよ! 新曲の話してるみたいなトーンで喋りやがって(笑)。他の奴は芸人としての葛藤もあったと思うんですけど、エンドウだけは一番最初に“楽しい”って言った奴ですね」

佐藤「吉村さんを筆頭に漫才やコントが上手くない奴の集まりで、そこで新しい選択肢としてボーイレスクを掘り出してくれたのがありがたくて」

吉村「……俺を筆頭に漫才やコントが下手ってどういうことだ?」

(一同爆笑)

はぎちゃん「僕はですね……」

吉村「お前部外者だからな」

はぎちゃん「稽古は1回、ライブは2回しか行ってません(笑)。僕はVIPルームのソファに座り、吉村さんが舞台に出ていく時にマイクを渡す係です。マネージャーのような立場なんで、みんなが悪いことをしないように見守っています」

――初めて来る方も含め、「ここだけは見ておいた方がいい」という注目ポイントがあれば教えてください。

吉村「とにかく全部見たほうがいいと思います。舞台だけじゃなくて、お客さんとか、飾りつけとか、いろんなところを見てください。演出やダンスはあるし、勝手にお客さんが盛り上がってくれるし、上下左右、360度注目してほしいです」

ハザマ「お客さんがかたまって盛り上がってるのを見るのも、めっちゃ楽しいですよね」

吉村「なかには、エンタメ童貞・処女がいると思うんですけど、そいつらの壁を“ぶち破ってやる!”ってことですね」

――最後に代表して吉村さん、公演に向けて意気込みをお願いします。

吉村「どうなるかは分かりませんけども、夏でございますから、今までにないようなパーティー感を出していこうかなと思っています。ぜひ、楽しみにしていただけたら」

ハザマ「ボケないんですね」

吉村「告知はボケないって決めてるから!」

『Butterfly Tokyo~Premium~ 』8月公演のチケットは完売間近! 気になる方はぜひお早めにチェックしてみてくださいね。

『Butterfly Tokyo~Premium~ 』8月公演

日程:2019年8月16日(金)開場18:30 開演19:30
会場: 渋谷Duo MUSIC EXCHANGE
公式サイト:https://butterfly-tokyo.com/
【出演】
<Presenter>
T.YOSHIMURA(吉村崇・平成ノブシコブシ)
<Show>
BIT WIEN(ハザマ陽平・イシバシハザマ)
Sugar-Potato(佐藤ピリオド.)
J-DRAGON(ムラジュン・てのりタイガー)
ミゼラブル.K(エンドウコウキ)
EasyKey(江崎・ゆったり感)
Andre the syun(俵山峻・スクールゾーン)
Yuma Nouveau(松本勇馬・スカイサーキット)
D-Jo(佐野友康・ブルーレディ)
DREAM RIGHT(高桑航平・金時計)
Vaccarat(大熊克哉・クローバー)
TsutsunoueAtsumaro(鹿戸北斗・アングルーヴ)
にしだっくす(にしだっくす)
YUTARO(YUTARO・カントリーテール)
ゴブリン(太田隆司・いぬ)
…and more!

MC:ピクニック
演出・監修:Violet Eva(紫ベビードール)

【チケット情報】
VIP席 20,000円 →完売いたしました
フロントエリア 4,500円 →完売いたしました
自由席 3,500円
スタンディング 1,800円
プレミアムVIP 40,000円 →完売いたしました

・チケットよしもと 0570-550-100(Yコード107937)
公式サイト:http://yoshimoto.funity.jp/
・チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード495-745)
公式サイト:http://t.pia.jp/

【芸人記事まとめ】

 

【関連記事】