演出・まちゃあき(エグスプロージョン/吉本坂46)、脚本・家城啓之(マンボウやしろ)がタッグを組んだノンバーバル(言葉なし)ステージである、舞台『KAKERU』。1月12日(土)〜15日(火)に行われた東京公演も大盛況だったこの舞台が、満を持して大阪に凱旋しました。2月9日(土)、10日(日)、大阪・YES THEATERでは追加公演も行われ、たくさんの観客が詰めかけました。

セリフは一切なく、ダンスと音楽、映像で制作された『KAKERU』。キャストは水玉れっぷう隊・ケンをはじめとするよしもと芸人たちに加え、NMB48の内木志、世界的ダンサーのA-NON、など、バラエティに富んだメンバーが集結しました。

ダンスと音楽、映像で魅せる圧巻の舞台

ステージに雷鳴が響き、そこに一人の男が走り込んできます。そのすぐあとに、追手と思われる人影が2つ続きます。捕まってしまいそうな男は意を決して、水辺に飛び込み……というところから物語がスタート。

男はどこかに流れ着いたものの、意識を失っている様子。そこにコマイヌ(まちゃあき)とシャチ(ひとりでできるもん)が登場し、男を村へと連れて行きます。その村には不思議な力を持つ人たちが住んでいて、男=主人公であるカケル(堀田怜央)の過去ともただならぬ因縁がありました。

そこで一人の少女、ツバメ(内木志)と運命的な恋に落ちるカケル。しかし、恋敵の存在や自分の過去の事実が明らかにされるなど邪魔が多く、うまく思いを伝えることができません。そんなカケルを追う盗賊たちの棟梁・九十九(A-NON)も、心の奥底に誰にも告げられない気持ちを秘めていました……。

カケルとツバメの恋の行方に、最後まで目が離せない!

セリフがなくダンスと音楽だけで進むストーリーにもかかわらず、キャストの身振りや表情から登場人物たちのせつない恋心や、複雑な気持ちがしっかりと伝わってきます。さらにダンスと音楽に加え、ストーリー進行に重要な役割を担っていたのが“映像”。より細かな心理描写や状況説明など、ストーリーを効果的に補足していました。

芝居のラストは、カケルを含めた村人たちと盗賊の戦いが大迫力で展開されます。ドキドキハラハラの舞台は見事にハッピーエンド。カケルとツバメもお互いの気持ちを通い合わせますが、胸がキュンと締め付けられるエピソードもしっかりと織り交ぜられるなど、最後まで目が離せないストーリーに、観客たちも大いに魅了されていました。

終演後は、キャストが手拍子のなか改めてステージへ。全員で客席へお礼をする姿に、会場はスタンディングオベーション。大きな拍手に包まれます。

最後には再び全員が『KAKERU』タオルを手にステージへ。まちゃあきがもう一度深々と頭を下げると、割れんばかりの拍手のなか、ステージは終了しました。