実力派芸人たちが“すべらない”トークを繰り広げる人気番組『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)。2004年の初回から36回の放送を続ける番組が、初のオンライン生配信となるスピンオフイベント『ジュニア千原と大輔宮川と千豊小籔のすべらない話THE LIVE 2021』を、9月4日(土)に開催します。今回は、その本番を前にMCの3人(千原兄弟・千原ジュニア、宮川大輔、小籔千豊)を直撃インタビュー! まさに“すべらない”笑いの連続となりました。

「人は誰も1つはすべらない話を持っており、そしてそれは誰が何度聞いても面白いものである」――『すべらない話』は、プレイヤーの名前が書かれたサイコロをふり、出た目の人が面白い話をするというシンプルな番組。そのスピンオフ企画であるこのイベントには、番組でもお馴染みのジュニア、宮川、小籔のほか、ケンドーコバヤシ、麒麟・川島明、かまいたち・山内健司、霜降り明星・せいや、ラランド・サーヤという“手練れ”たちがゲストとして参戦。

さらに招待プレイヤーとして、人気YouTuberのカルマ、タレントでドラァグクイーンのナジャ・グランディーバ、“AVの帝王”村西とおる監督を迎え、地上波では語られることのないエピソードが披露されます。

生のグルーブ感がそのまま流れる

――番組初の生配信と聞いたとき、どんなことを思いましたか?

宮川 ちょっとイヤでした(笑)。生配信なので、逆に本番(地上波)でできひんような話とか、「なんやその話!」みたいなものができるのかなと思っています。(事前に)そういう話を探すとけっこうあったので……いや、ウソですけど(笑)。

ジュニア われわれも長らく本編をやらせていただいていますけど、もう(話の)在庫がないんですよ。

宮川 J(ジュニアの愛称)は在庫あるんかと思ってました(笑)。

ジュニア そんななか、まだ出さすかと。コロナで吉本が大変なんだろうなーと思うので、吉本のためにがんばろうと思います。

小籔 みなさんに知っていただけるきっかけになった番組なので、『すべらない話』系の話をいただいたときはNOと言えないというか。「出ろ」と言われたら「はい」という感じで(笑)。それくらい、お世話になっています。もちろん出るんですけど、このお二方と横並びにさせていただいているのがおこがましくて……。

宮川 それずっと言うてるけど、もうええって!(笑)

小籔 おふたりは1発目(初回)から出ているので、もう200個くらい喋ってはりますけど、僕はだいぶ後から出ていますし、ここに並ばせてもらっているのがおこがましいんですよ。ゲストは売れっ子ばかりではあるんですけど、こういう立場ですので、初めて出たときに受けた優しさを(ゲストに対してすることで)恩返しできたらなと。でも正直、僕も在庫ないし、イヤだなとは思っています。

宮川 それを言えよ(笑)。

――生配信ということで、楽しみなことや不安なことがあれば教えてください。

宮川 松本さんがよく「すべらんなぁ」って言うてくれはるんですけど、僕の話でスベってるヤツ、何個もあるんですよ。それが生配信やと編集なしにバーッといくから、怖っ!と。ただ、生の楽しさはあるし、一体感が高まるので、ワクワクドキドキしています。

ジュニア 本編は、話自体にハサミ(編集)は入らないですけど、順番には入るなかで、今回、生のグルーブ感がそのまま流れるのは非常に面白いと思うし、前の人がこの話をしたからこっちいっとこかなとか、そういうテクニックみたいなところを見られるのはいいことだ思います。だから、“あの芸人の話”というよりは、“すべらない話”という1本の大きなお話になるような気がしますね。

小籔 松本さんという御大がいらっしゃらないので、いい意味でハードルも下がるやろうし、みんなの緊張感もなくなると思うんですけど、変に緊張感がなくなったときは、恫喝して緊張感を保たせるようにしないとなと思います(笑)。宮川さんがワケわからん話をしだしたら、後輩ですけど恫喝させていただきます。

宮川 ちゃんとするよ!

宮川大輔の「アンダー話」に期待!?

――今回の芸人ゲスト(ケンドーコバヤシ、麒麟・川島、かまいたち・山内、霜降り明星・せいや、ラランド・サーヤ)に期待することは?

宮川 (サーヤ以外は)みんな1度は出ているメンバーなんですけど、ジュニアさんが真ん中なので、また違った雰囲気・角度になるのは楽しみですね。思いっきりいってほしいなって思います。

小籔 山内の話は面白いし、せいやの「女王様の話」もたまに思い出して笑けるし、川島も昔から達者。普通にみんなの話が聞けるのは楽しみです。

ジュニア これまでは、みんなで大部屋の楽屋に入って、みんなでスタジオに入って、みんなで『すべらない話』を収録して、そのまま打ち上げに行くという流れでやっていたのが、ここ2年はコロナで、それぞれ楽屋別やし、打ち上げもないという。やっぱり温度も変わるし、いつものようにみんなで楽屋に入って打ち上げできたらなって。そんな日が来ることを願いながら……って感じですね。

――楽屋から雰囲気づくりが始まっているんですね。

ジュニア 空えづきしているヤツ、震えながらタバコ吸うヤツ、それでこっちも緊張がうつって、もよおしてもないはずの尿意をもよおす……みたいなのが『すべらない話』だったのに、ちょっとペースが狂うというか。やりにくさはあります。あと、単純にアクリル板のせいで聞きにくいというのもある。いろんなところに弊害がありますね。

――招待プレイヤー(カルマ、ナジャ・グランディーバ、村西とおる)の印象については?

宮川 カルマさんは面識がないので、どんな方なのかわからないんですけど、ここに選ばれるということは、すごい方なんやろなと思います。ナジャさんもそうですけど、僕はやっぱり、村西さんが何をおしゃべりになるのか。「ちょっと村西さん!」って注意せなアカンくらいの話をするか? 本当に楽しみです。

ジュニア カルマさんのようなまったく知らない方と卓を囲むのが初めてなので楽しみです。ナジャさんは、僕が見たことのない世界をたくさん見てはる方でしょうから、非常に面白いだろうなと。村西さんはちょいちょいお会いするんですけど、いわゆるみんなが想像する村西さんの話ではない、普通の村西さんの話。たとえば「昨日、運転してたらね……」みたいな話も面白そうな気がしますね。

小籔 村西さんは10年以上前からお世話になっていて。ナジャさんは、ナジャさんがお勤めになっていたお店でライブをやらせてもらっていたので大変お世話になっていて。カルマさんは、これから何かお世話になりたいなと思っています。

――(笑)。ではMC同士、それぞれに期待することは?

ジュニア 大輔さんには、ぜひアンダー(下ネタ)な話をしてもらって、出禁になっていただきたいですけどね。

宮川 (笑)。でも、1個くらいはさせていただこうかと思っています。松本さんの代わりにジュニアさんが主軸となってやられるので、新しい『すべらない』チームになりそうです。僕はアンダーのほうで突っ走ろうかなと思います。

小籔 せっかくやらせていただくので、たくさんの人に見ていただきたいです。見ていただけなかった方にも「こんなことやってたんや!」と思ってもらうために、この2人(ジュニア、宮川)が、ワケわからんこと言うて炎上させていただくのがいちばんかなと。そのあと、それぞれのYouTubeで謝罪動画を上げるのがワンセット。「僕は無傷、2人は炎上、オンラインが話題になって、2回目やるとき注目される」というのが願いです。

『すべらない話』で激変した芸人人生

――『すべらない話』は、みなさんにとってどのような番組ですか?

宮川 コンビ別れしたあと、くすぶってお芝居とかいろいろやっていたんですよ。そのころ、松本さんとかジュニアさんとか、吉本の先輩とごはんに行く機会が増えて。初めは緊張していたんですけど、喋っていくうちに、それまでビビっていた先輩らが笑ってくれはって、それが非常にうれしかったんです。
毎回のごはんが楽しみなっていくなか、(食事中に)話していた感じを番組でやることになって。(初回は)めちゃめちゃ緊張しましたね。天然素材(吉本印天然素材=宮川、雨上がり決死隊、ナインティナインらが所属していたユニット)で、テレビには出させてもらっていたんですけど……。

ジュニア あ、天然素材の話はちょっと。

――(笑)

宮川 なんでなんですか?

小籔 いまは、“よくない組織”として認知されているんで。

宮川 なんでやねん!(笑)
『すべらない話』に出ると、それまでにない反響があったし、うれしかったので、自分にとって大切にしている番組です。

ジュニア 僕も、たくさんの人に知ってもらえたのは、この番組のおかげやと思っています。もしこの番組がなかったら、正直、私の生涯賃金もだいぶ変わってくるでしょうからね。この番組に出たから、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)にも出られ……あっ……。

宮川 それは、いいんですよ!(笑)

小籔 いまは“よくない番組”として認知されているんで。

――(笑)

ジュニア いろんな番組に出させてもらったきっかけになったと思います。すみませんでした。

小籔 先輩が不適切な発言をしました。謝ります。

宮川 なんで謝るんですか!

小籔 宮川さんの話がきっかけとなってこの番組ができて、それを実現してくださった松本さん、この番組に僕を推薦してくれたジュニアさん。(ブレイクできたのは)みなさんのおかげなんですよ。(『すべらない話』は、宮川の話を聞いた松本が「テレビには出られないが、何度聞いても面白い話を持つ後輩を集めて番組をできないか」とスタッフに持ちかけたことがきっかけで誕生した)
大阪で南海キャンディーズの番組に出ているときは、東京からメジャーリーガー的な女性タレントさんが来ると、“こいつ、まったく知らんのにむっちゃ喋るやん”とか、“無名なのになんで偉そうなん?”とか、怯えた目をされていたんですけど、『すべらない話』に出させていただいてからは、“そういうことね”なんて顔をしていただけるようになったので、ありがたいし、仕事の幅も広がりました。

この番組で新喜劇の話をさせてもらいましたけど、フジテレビのゴールデンで“たつじい(故・井上竜夫さん)”って単語が出てくるなんて、だいぶなかったと思うので、僕個人としても新喜劇全体としても、ありがたかったです。

「松本人志、これだけ笑かそうとしてくんねんや」

――これまで番組で披露されてきたすべらない話”のなか特に印象的だったのは

宮川 山道でお父さんと駐車場まで競走して、お父さんが鎖にシャーンって引っかかったという話をしたんですけど、その「シャーン!」っていう擬音を面白がっていただいたんですよ。自分ではあまり意識していなかったんで驚きました。前半にあった擬音まじりの話は特に印象に残っていますね。

ジュニア 僕がすごく覚えているのは、ディズニーランドのホテルでの奥さんとの話をされた……宮迫(博之)さんの話ですね。

一同 爆笑

宮川 さっき、あんだけ『アメトーーク!』で頭下げていたのに(笑)。

小籔 自分が面白いと思って喋っている話って、ぜんぶ好きなんですよ。DVDで自分の話を見てニヤニヤするくらいなんですけど、クッキーを出したとき、なんとも言えない顔をした同級生の話は、その出来事を思い出して笑けます。

――好きな語り手・印象に残っている語り手を教えてください。

宮川 みなさん好きですけど、同期の矢野・兵動の兵動(大樹)くんですかね。独特の感じで見事やなって。安心感もありますし、横にいても落ち着く方やし。

ジュニア 初めて出た人って緊張のほうが上回って終わるので、2回目に出たときのほうが面白くなったりするのかな、と。それでいうと、同期のチャンス大城なんかは、毎月会いますけど、むちゃくちゃオモロい話を持っているんですよ。あと、いつ(アメリカから)帰ってくるかわからないですけど、帰ってきたときのピース・綾部(祐二)はちょっと怖いですね。むちゃくちゃ(すべらない話を)持ってるんちゃうかな?

小籔 初めて出させてもらったときに(最優秀の)「MVS(Most Valuable すべらない話)」を獲られた(木村)祐一さん。あと、そいつの顔を見たら思い出して笑けてまうのが、プラスマイナス・岩橋(良昌)の「桑田の話」。(元プロ野球選手の)桑田さん見ても思い出すし、巨人のユニフォーム見ただけでも面白い。この間、劇場で会ったとき、「もう1回、あの話してくれへん?」ってノドまで出かかったんですけど、出番前やし悪いなと思って言いませんでした(笑)。

――松本さんと長らく共演して“だな”と思うことはありますか

宮川 松本さんだけではなく、ジュニアさんもそうなんですけど、(当時は)自分の何が面白いのか整理できていなかったんですね。だから、悩んでいたんですけど、『すべらない話』が始まったころ、(自分の話で)明確に笑ってもらえたから、これが面白いんやってインプットできた。そういう意味でも、僕のわかっていなかったところを見つけていただきました。

ジュニア 喋りはそれぞれみんなが自分の打席を自分で(処理する)ということですけど、話を聞き終わったあとの松本さんの一言や返しを聞くと、みんな野球をやっているなか、(松本は)1人だけ全体を見るサッカーをやっている感じがあって、スゴいなと。それでいて、ちゃんと自分も打席に立ちはるところとかも。

小籔 仕事で初めてお会いしたのが『すべらない話』やったんですよ。クールでハスに構えてボケてるイメージやったんですけど、直でお会いしたら、あれだけ金持ちなのに、声大きいし、熱持って喋るし、びっくりしました。そう思ったら、自分はこの人よりぜんぜん収入少ないのに、熱持ってなかったなと。
「駐車場に閉じ込めらた話」は、いまでも好きな話で、めっちゃオモロいと思ったんですけど、「松本人志、これだけ笑かそうとしてくんねんや」って、6割くらいしか笑われへんかったというか。4割くらい逆に引いてましたね。
ジュニアさんもおっしゃいましたけど、地方の県立高校野球部の8番バッターみたいなやつと同じ打席立つんやってびっくりしました。お笑いということに関しては平等でいらっしゃるというか、高みから見下ろす感じじゃないんや、と。ある意味、お笑いに謙虚な方やと思ったんで、そのへんは学ばないといけないなと思いました。

配信概要

『ジュニア千原と大輔宮川と千豊小籔のすべらない話THE LIVE 2021』
日時:9月4日(土) 開始20:00 終了22:00(予定) ※19:45からSP企画あり
出演者:千原ジュニア(千原兄弟)、宮川大輔、小籔千豊、ケンドーコバヤシ、川島明(麒麟)、山内健司(かまいたち)、せいや(霜降り明星)、サーヤ(ラランド)
招待プレイヤー:カルマ、ナジャ・グランディーバ、村西とおる
チケット:配信2,900円(税込)
※見逃し配信は9月5日(日)12:00〜9月12日(日)23:59まで(チケット販売は最終日19:00まで)

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