どうも、芸人ライターの天狗の横山裕之です。今回は、2年ぶりの全国ツアーを目前に控えたNON STYLE(石田明、井上裕介)のおふたりにインタビューをさせていただきました。

コンビ結成20周年だった昨年はコロナ禍の影響で開催できなかったため、今年は、昨年披露するはずだったネタのバージョンと、今年のためにネタ変更したバージョンの2パターンの公演を用意。そんな特別なライブに向けて、この21年間のお互いの変化や、知られざるネタ仕込みの“秘密”など、いろいろとお話を聞いてきました!

満を持して開催される全国ツアーは、「NON STYLE LIVE2020・真~あっというま~」と「NON STYLE LIVE2020・新~あっというま~」と題された2バージョン。9月14日(火)の福岡公演から始まり、名古屋(10月1日)、大阪(10月3日)、札幌(10月21日)、東京(11月19日)と全国5都市をまわります。

単独ライブを一言で言うと…

――昨年はコロナ禍で毎年恒例の単独ツアーができない状況でしたが、そのときはどう思っていましたか?

石田 まぁ、ツアー自体ができなかったのは仕方ないことやったけど、東京ドームシティホールで1日だけでもできたこと(2020年11月6日に開催された「NON STYLE LIVE 2020 ~ツアーで会場押さえていたから新ネタ5本とトークでもやりましょか~」)が奇跡やと思う。でも、用意したネタを全部はできなかったから、去年作ったネタも今年作ったネタもちゃんとしたいと思って。だから今年はツアーが開催されることがほんまに嬉しいね。

――本当ですね。ファンの方も喜んでいますよね。むかし、僕が石田さんに「どうしてNON STYLEさんの単独ライブはお客さんがいつもたくさん入っているんですか?」と聞いたことがあるんですが。そのときの答えが「お客さんをワクワクさせているからやと思う」でした。今回も、そういった仕掛けがあるんですか?

石田 もちろん! 今回は周年のイベントも重なっているから、観てくれるお客さんは楽しいと思うよ。いままでにない試みも用意しているし。

――それは気になりますね!

石田 会場に入ってくれたら、もう楽しいよ。

――これはもう行きたいですよ! ちなみに、おふたりにとって単独ライブはどういったものですか?

井上 どういったもの?

――あの、たとえば「オアシス」とか……

井上 ダサいな(笑)。

石田 でも確か、井上は単独を「オアシス」って言ってたよな?

井上 確かにオレは「オアシス」って言っているね。

――絶対、言ってないでしょ(笑)。

井上 まぁ、オレにとってはどっちかっていうと、翌年の劇場でやるネタを作るライブかな。単独やから「やるぞ!」っていう感じでもないし、ふつうのルミネの出番と気持ち的には変わらないかな。目の前のお客さんを笑わすだけや。

石田 って言うことは、結局のところ一言で言ったら?

井上 まぁ、「オアシス」かな(笑)。

――僕の「オアシス」をイジらないで下さい(笑)。石田さんはどうですか?

石田 家族とかご先祖さまって、年に1回は孝行をしたり、墓参りするやん。それを怠るのはよくないと思うねん。それと一緒で、単独ライブはNON STYLEにとって怠ってはいけないことかな。そこを大切にできない人は、きっとほかも大切にできないと思うから。だから、単独ライブだけはちゃんとしておかないとあかんって思うね。

井上 だから、一言でまとめたら「オアシス」やな。

――どこが「オアシス」なんですか!

石田 いや、「オアシス」やで。

――ウソでしょ(笑)。息ぴったりすぎますよ!

「左の薬指」が腹立つ

――NON STYLEさんは今年で芸歴21年目ですが、21年間、漫才をしてきてNON STYLEの漫才はどう変わってきたと思いますか?

井上 自分では無意識やからな。どう変わったかと言われると難しいけど、でも、自分では体力の衰えはあると思う。もしかしたら、センターマイクまで行くスピードが遅くなっているかもしらん(笑)。

――そこですか!

井上 だから、今回の単独は、自分が見始めたころのNON STYLEと、いまがどう変わったか確認しに来てほしいね。年月が経って技術が向上したとか、衰えたとかも含めてね。

――ちなみに21年間、隣でボケ続けている石田さんを見て、「こいつ変わったなぁ」って思うことはありますか?

井上 あるよ。ネタの所作で、ちょいちょい結婚指輪が見えるのが腹立つなぁ(笑)。むかしはなかったけど、いまは左の薬指にある金が目についてしゃあないわ。

――確かに大きく変わったとこですね(笑)。ネタを作っている石田さんから見て、NON STYLEの漫才はどう変わってきましたか?

石田 完全に作り方が変わったね。むかしは漫才を評価してもらうために、ポイントを取るネタを作っていた。「どうやったらここでポイントを取れるか?」っていう作り方をしていた。だから、自分がやりたいことは二の次で。でも、2010年を越えたあたりから自分のやりたいことをやれるようになってきたから、いまのほうがネタ作りは楽しいし、のびのび漫才をやっていると思うわ。

――ちなみに、自分のやりたいネタをしていて「ヤバい! オレが思っているお客さんの反応じゃない!」と思うことはないのですか?

石田 いや、スベることはあるで(笑)。若手のころはスベってると悲壮感あったりするけど、40歳のおっさんが2人でスベってる空間は、それはそれで楽しいと思うねん(笑)。

――それはわかりますね。石田さんから井上さんを見て、「こいつ変わったなぁ」と思うことはありますか?

石田 あるよ。たとえば、出会いがしらにぶつかるコントみたいのあるやん? 若手のころって、2人の距離がけっこう離れるやん。こいつは、もう2歩くらいしか下がれへんねん(笑)。

――ある意味、エコですね(笑)。

石田 ただの老化や(笑)。でも、むかしのネタをいまやっても、漫才の「間」」とかは変わらず狂ってはないねんな。

おすすめネタをタイトルだけ

――ちなみに毎回の単独ライブ前の稽古はどういう感じですか?

石田 いつもはルミネ(ルミネtheよしもと)の出番の合間とかでやっているけど、基本的にあんまり稽古はしないかな。

――そうなんですか!? すごく稽古をしているのかと思っていました。

石田 いや、1週間くらい前にネタを井上に送ってから稽古って感じやね。

――え? 1週間前ですか!?

井上 そうや。だからオレの単独ライブの稽古は、だいたいライブ開催の3日前から始まる。

――これは驚きですね!

石田 これで同じぶんだけギャラを持っていくのは、ワケがわからんけどね(笑)。

――確かに(笑)。今回の単独ツアーでの石田さんのおすすめのネタを教えてもらえないですか?

石田 これはウケるかわからへんねんけど、タイトルだけ言っていい?

――ぜひお願いします!

石田 「石田の笑いは時代遅れ」っていうネタかな(笑)。

――もう面白いですけど(笑)。では、井上さんのおすすめのネタは何ですか?

井上 いや、まだオレ、ネタ知らんから。

――そうですよね。3日前からでした。すいません(笑)。それでは、最後に今回の単独ツアーへの意気込みをお願いします。

井上 なかなか劇場にも足を運びにくい時代になってしまいましたけど、そのなかで来ていただくお客さんには、本当に楽しんで帰っていただきたいです。なによりオレたち自身も、有観客でなかなかできにくい状況下なので、お客さんがいらっしゃるなかでお笑いができる喜びを感じながら、ともに思い出をつくれたらなぁと思います。

石田 いま現実のなかで、皆さん、がんじがらめの生活を送っていらっしゃると思います。だから、このライブを観に来たときくらいは、非現実なほどおバカな空間を作りたいなと思っているので、存分に楽しんでいただけたらなと思います。

公演概要

『NON STYLE LIVE 2020・真~あっというま~』
『NON STYLE LIVE 2021・新~あっというま~』
チケット料金:前売4,300円 当日4,800円 お子さま優先エリア4,300円

<公演スケジュール>
【福岡公演】 NON STYLE LIVE 2020・真~あっというま~
日程:9月14日(火)開場17:30 開演18:30
会場:福岡市民会館

【名古屋公演】 NON STYLE LIVE 2020・真~あっというま~
日程:10月1日(金)開場17:30 開演18:30
会場:日本特殊陶業市民会館ビレッジホール

【大阪公演】NON STYLE LIVE 2021・新~あっというま~
日程:10月3日(日)開場17:00 開演18:00
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

【札幌公演】 NON STYLE LIVE 2021・新~あっというま~
日程:10月21日(木)開場17:30 開演18:30
会場:カナモトホール

【東京公演】
日程:11月19日(金)
会場:TOKYO DOME CITY HALL
公演内容・チケットなどの詳細は追って発表

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