7月3日(土)大阪・大槻能楽堂で行われた「狂宴御芸」。すゑひろがりず、和牛、おいでやすこが、桂文珍、野村太一郎、野村裕基、高野和憲ら豪華出演陣が集結したイベントの様子をお届けします。

トップバッターはすゑひろがりず

日本センチュリー交響楽団によるバイオリンやコントラバスの奏でる荘厳な音色と共に、イベントはスタート。その音色に後押しされたように、トップバッターのすゑひろがりずが初めて!?本場の能舞台に登壇しました。
最初はその独特の雰囲気に緊張の面持ちも、いつもの軽妙なやり取りと締めの鼓で、お客さん側の緊張感もほぐしていきます。最後は舞台を広く使い、大きな笑いと共にトップバッターの役割を果たしました。

続いて登場は、和牛

ジャケットにデニムスタイルの水田は、「能舞台での衣装選びを間違えました!」と自身のスタイルを自虐的に言いつつも、ネタに入ります。
旅館の女将さんのネタで、そこは和の世界観で、お客さんの心も和ませます。そこからは和牛らしい、畳みかけるような二人の掛け合いで、笑いのボルテージをあげていきました。

前半の締めくくりは狂言「痩松」

温まった舞台に乗せられたように、狂言師たちも最初からテンション高めで演じていきます。
一度は山賊に奪われたものを取り返しに来る女性と、山賊とのやり取り。野村太一郎氏の声色もテンションも高めで、狂言を初めて見るようなお客様にもわかりやすい流れで盛り上がり、前半を終えます。

後半のスタートは、おいでやすこが

イベントのナレーターを務めたのが、M-1グランプリのナレーターでおなじみの畑中ふうだったこともあり、おいでやす小田が「自身の頭に流れるいい言葉のナレーターはいつも畑中さん」というほっこりエピソードも交えつつ、ネタがスタート。
ハッピーバースデーの歌、というフリからは、こがワールドがさく裂。能楽堂に、歌声が響き渡りました。

続いては、落語・桂文珍

そこまでの出演者のネタやキャラクターを、愛情たっぷりにイジって、ネタに突入していきます。
バカボンのパパの能狂言!?というオリジナリティたっぷりの創作落語で、お客さんにもわかりやすく、能狂言の世界観をお伝えしつつ、笑いを畳みかけていきました。

そして最後は、狂言演目「棒縛」

頭のすゑひろがりず、そしてひとつ前の桂文珍、全体を通した壮大なフリも利きつつ、狂言師もテンション高め、お酒に酔いしれる演目でしたが、「本当にお酒を飲んでいるのでは!?」と思ってしまうくらい、テンション高く、出演者3人も最後に舞台をハケていきました。

能舞台に、漫才・落語・狂言、そして音楽。初めての方にも楽しめる“古典”ではあるけれど、新しく表現された全体の調和に、お客様も、「よかろうぞ、よかろうぞ!」という笑顔で、会場を後にされていました。

公演後、野村太一郎がインタビューに答えてくれました。

ゆくゆくは世界に向け「日本の笑い」を

――狂宴御芸 2回目で大阪での公演でしたが、お客さんの反応とか、演目のやりやすさとか、いかがでしたでしょうか?

お客様が非常によく反応して下さり、演者側もその波に後押しされ、会場全体が一つになったような感覚を覚えました。

――狂言2演目やられて、「棒縛」のテンション感が非常に良かったと感じました。普段とは違う何かがあったりしたのでしょうか?

「棒縛」はドリフのコントのような作品と言われることがあり、海外でもよく演じられる名作です。
漫才、落語のあとということで、会場が盛り上がっている中での「棒縛」は、いつもにも増してお客様の反応があったように感じました。
ライブならではの熱量で演じることが出来たと思います。

――今回、すゑひろがりずや和牛、桂文珍らが登場しました。

当日は大雨による交通の乱れなどで余裕がなく、装束を着けながらモニター越しに拝見しておりました。
はじめての能楽堂ということもあり、緊張はあったかと思いますが、堂々とした漫才、能狂言を模したネタなどもお客様の笑いをとっていた印象をもっております。
普段よりも小鼓の音がしっかり鳴っていたのが、印象的でした。
他の芸人さんの漫才は2回目の方でゆっくり拝見できましたが、午前のものとネタを変えてらっしゃったようでしたので、どちらもゆっくり観たかったなと思いました。

――第3回、やるとしたら、どこで、どんな風に

もちろん東京、大阪は主軸として、日本全国、ゆくゆくは世界に向け「日本の笑い」というジャンルで皆さまにお届けできることが目標です。
回数を重ねていけば、漫才、落語、狂言だけでなく、新たなジャンルも加える事も視野にいれたいと思っております。
東京、大阪と続けて公演があり、一つのカタチになりつつある狂演御芸、第3回目は未定ですが、コロナが終息し、安心してライブにお越し頂けるような状況で、もう一度東京で催したいと思っております。


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