全国で大ヒット上映中の明石家さんま企画・プロデュース映画『漁港の肉子ちゃん』の舞台挨拶が、7月4日(日)に大阪・TOHOシネマズ梅田で行われ、さんまが渡辺歩監督とともに登壇しました。さんまが大阪で映画の舞台挨拶を行うのは、意外にもこれが初めて。会場の700席超が満席となるなか、66歳の誕生日を迎えたばかりのさんまにサプライズでお祝いも! 「こんだけ来てくれてるなら、ジミー(大西)を連れてきてコントやったらよかったなあ」と思わずこぼすほどの盛り上がりとなりました。

『明石家電視台』の名コンビで

上映後、感動冷めやらぬ観客を前に、ココでしか聞けない裏話や見どころをたっぷりと語った2人。『痛快!明石家電視台』(MBS)で10年以上さんまのアシスタントを務めた武川智美アナウンサーが司会とあって、トークは冒頭から爆笑の連続です。

「大阪で映画の舞台挨拶をされるのは、これが初めてですね」と武川アナに話を振られると、「映画、出てないですからね」とボケるさんま。33年前の主演映画『いこかもどろか』(1988年)を引き合いに、「(主人公の)肉子の声をやっている大竹しのぶさんと(『いこかもどろか』で共演して)愛し愛され結婚いたしまして、そしていま、こういう結果になっております」と笑わせました。

一方の渡辺監督は、「明石家さんま師匠と大阪でこのような形で舞台に立つなんて、興奮を覚えます。仕事を一瞬、忘れそうです」と喜びいっぱいの表情を見せました。

『漁港の肉子ちゃん』は、作家・西加奈子さんの原作小説にさんまがほれ込み、5年越しで企画・プロデュースした長編アニメ映画。アニメ映画界の巨匠・渡辺歩監督がメガホンをとり、アニメーションの制作は、世界中に多くのファンを持つ STUDIO4°Cが手がけました。

声優陣も超豪華で、肉子ちゃん役を大竹しのぶ、娘・キクコ役をCocomiが務めるほか、人気声優の花江夏樹や下野紘、さらに吉岡里帆、マツコ・デラックスらが声の出演をしたことでも話題になっています。

「隙あらば、小ネタを入れようとする」

武川アナから「アニメ映画のプロデュースとは、具体的にどのようなことをするんですか?」と聞かれたさんまは、「原作を読んですぐに、(原作者の)西加奈子さんのところに連絡して映像化の権利を押さえてくれ、と。それが5年前です」と振り返ります。

当初は実写化を考えていたのが、約2年前にアニメ化へ方向転換。「この作品なら渡辺監督だ」とオファーし、タッグを組むことになったと話します。

それまで面識がなかったという2人ですが、じつは渡辺監督は『オレたちひょうきん族』(フジテレビ)や『いこかもどろか』など、さんまの出演作を網羅する大ファン。「細かいことをいっぱい覚えてらっしゃって」とさんまが舌を巻くほど、今回の作品のなかにも渡辺監督の提案でさまざまな“さんまワード”が盛り込まれているといいます。

そんな渡辺監督は“プロデューサー”さんまを「隙あらば、小ネタを入れようとします(笑)。すべてに人を喜ばせたいという情熱があって、“ドラマよりは笑い”みたいなところはありました」と評価。これはさんま自身も認めるところで、「『ここでこうしましょう』と言うと、(渡辺監督が)『ここはいいドラマなのに……』とボソッと言うんです(笑)」。そうしたさんまのこだわりポイントや遊び心が次々と明かされると、客席から笑いと驚きの声が上がっていました。

大竹しのぶは「かなり力を入れてやってくれた」

客席から「肉子ちゃんの声に大竹しのぶさんを選んだ理由は?」という質問が飛ぶと、「ほんとは僕が選んだんじゃないんですよ」と意外な答えが。

さんまは当初、「アニメの声は骨格から」という考えのもと、メイプル超合金・安藤なつか森三中・黒沢かずこを想定していたものの、大阪弁がネックとなって迷っていたとのこと。そこに、スタッフや渡辺監督から「大竹さんでぜひ」という声が上がり、オファーすることになったと説明します。

「でも、オレからやと言ったら引き受けてしまうじゃない。養育費も払ってるし、紫綬褒章も取らせてあげたし」とさんま。続けて「オレがおカネを振り込んでたから、のんびり仕事できた。オレが紫綬褒章“補助賞”なんですよ!」とまくし立てると、会場は大爆笑に。

結局、「仕事としてやってほしかったので、オレの名前を出さず口説いてくれとマネージャーに言った」にもかかわらず、当のマネージャーが「明石家さんまがどうしても大竹しのぶさんでと……」と伝えてしまったのが“真相”だそうで、結果として「かなり力を入れてやってくれて。大竹さんのすごさが世間の皆さまに伝わってホッとしてます」と話しました。

一方、「好きなシーンは?」という質問には、「どのシーンも好きですけど」と前置きしたうえで、「ペンギンのシーン」だと答えます。ペンギン役を務めたのは主題歌を担当した稲垣来泉で、「10歳の子どもが、一発で全部OK」とその才能に舌を巻いていました。

渡辺監督は「(中村育二演じる)サッサンがやっぱり素敵やなと。(アフレコのとき)ちょうど同じブースに入って真横で聞いていたもんですから、めちゃかっこいいなと思ってしびれた」とのことでした。

と、ここで音楽に乗せて、7月1日に66歳になったばかりのさんまにサプライズバースデーケーキが! さんまと肉子ちゃんのイラストが描かれた特大ケーキを前に、さんまは照れながらも笑顔を見せます。

最後は「SANMA AKASHIYA Happy 66th birthday!」と書かれた“肉子ちゃんウチワ”を手にした観客と一緒に記念撮影。さんまは喜びついでに、こう呼びかけるのでした。

「本当にありがとうございました! 見るのは1回じゃなくていいんですよ、4回、5回と、ひとつおカネのほうを落としてください(笑)」

作品概要

映画『漁港の肉子ちゃん』
企画・プロデュース:明石家さんま
出演:大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹、中村育二、石井いづみ、山西惇、八十田勇一、下野紘、マツコ・デラックス、吉岡里帆
原作:西加奈子『漁港の肉子ちゃん』(幻冬舎文庫)
監督:渡辺歩
主題歌:稲垣来泉「イメージの詩」(よしもとミュージック)
エンディングテーマ:GReeeeN「たけてん」(ユニバーサル ミュージック)
アニメーション制作:STUDIO4℃
配給:アスミック・エース
製作:吉本興業株式会社

公式サイトはこちらから。


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