明石家さんまが原作小説にほれ込んで5年越しで企画・プロデュースした劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)がついに完成し、その報告会が5月26日(水)に東京・六本木のグランドハイアット東京で開催されました。壇上には、声優として参加した大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹ら超豪華キャストがズラリ。さんまとの絶妙なやりとりで会場を沸かせました。

出典:ⓒ2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

「再婚したほうがいいですか?」

イベントは、オンラインで生配信されるなか、さんま、大竹、Cocomi、花江、そして渡辺歩監督、主題歌を歌う稲垣来泉が出席。笑みをたたえながら登壇したさんまは開口一番、こう言って会場に爆笑を誘います。

「久々にこういう記者会見のようなものをやらせていただいて、隣に大竹さんがいらっしゃって……再婚したほうがいいですか?」

そのうえで、今回の作品について、「自分の口から言うのはおかしいですが、100点いただいてもいいんじゃないか、と思う作品になりましたので、皆さんにも観ていただけたらと思います」と挨拶しました。

出典:ⓒ2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

直木賞作家・⻄加奈子氏の同名小説をさんまがほれ込み、自ら企画・プロデュースを担当した本作には、超一流が集結。アニメ映画界の巨匠・渡辺監督がメガホンをとり、アニメーション制作は、世界中に多くのファンを持つ STUDIO4°Cが手がけました。主題歌は吉田拓郎のデビュー曲『イメージの詩』を10歳の子役・稲垣がカバー、サウンドプロデュースとエンディングテーマはGReeeeNが担当しています。

アニメに命を吹き込む声優陣も超豪華。主人公・肉子ちゃん役に大竹、しっかり者の小学5年生の娘・キクコにモデルとしても活躍するCocomi、キクコの同級生・二宮役に大ヒットアニメ『鬼滅の刃』などで知られる人気声優の花江。そのほか、さんまとも親交の深いマツコ・デラックス、吉岡里帆、声優の下野紘らと揃い踏みです。

作品は「120点の出来」

本作は、企画から5年越しで完成させた意欲作。その“始まり”は、偶然でした。

さんまが書店で、西氏の直木賞受賞作『サラバ』を手に取った際、たまたまめくったページに「明石家さんま」の名前が。「そこをめくった縁」から西氏の小説を読み漁っていくなかで、『肉子ちゃん』に出合ったと言います。

その物語は、肉子ちゃんとキクコの母娘によるハートフルコメディです。食いしん坊で能天気な肉子ちゃんは情に厚くて惚れっぽいから、すぐに男にだまされる。一方、クールでしっかり者の11歳のキクコは最近、肉子ちゃんがちょっと恥ずかしい。北の漁港町に流れ着いたそんな母娘の秘密が明らかになるとき、2人に最高の奇跡が訪れる――。

肉子ちゃんとキクコのワケあり母娘が、大阪からとある漁港へ流れてきたいきさつや、母娘が2人で精一杯生きる姿に感動したさんまが、西氏に直談判して映画化が実現しました。

出典:ⓒ2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

西作品の魅力を、さんまが力説します。

「文章で大阪弁を伝えるのって難しいんですけど、大阪弁の使い方が非常にうまい。西加奈子さんはその技術がおありになって、“これや”と」

映画の出来については、「観たら観ただけ“ああしといたらよかった”って出てくるんですけど、それでも作品に(現時点で)120点を差し上げている。こうなると、150点にしたくなる。人の欲ってイヤですね」とこぼしました。

さんまと息の合った掛け合いで爆笑!

イベントでは、さんまと大竹の軽妙なやりとりも。

完成した映画について、大竹が「絵が美しいのと、ストーリーやちょっとした会話が心暖かくなるので、これは家族で楽しめる作品だなって思います」と語ると、さんまが苦笑い。「俺の前で“家族”っていう言葉を……」とつぶやくと、大竹は「ごめん。家族いないもんね」とバッサリ。さんまは、明るく「前はあったんやけど!」とポーズを決めます。

大竹は「本当に、家族がいる人も、いない人も、楽しめる映画だなって思います」とコメントを“訂正”して、笑いを起こしていました。

出典:ⓒ2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

一方、さんまは、主人公である肉子ちゃんの役について、スタッフからの推薦で大竹になったと告白。「俺は“イヤやな~”と思ったんですけどね」と笑いを交えつつ、経緯を説明します。

ところが、大竹はスタッフから違うアプローチを受けたようで、こう明かすのでした。

「(スタッフから)『さんまさんが“大竹さんでいきたい”っておっしゃっているんです』って言われて……。『本当ですか?』って聞き返したんです。それでも『“どうしても”っておっしゃっている』って言うから受けたんですけど、その日に本人に確かめたら『言っていない』って言われました」

Cocomi「母、妹、祖母は涙で目が充血」

声優初挑戦となったCocomi。全国を転々としてきたキクコは、さまざまな方言が入り混じっているため、演じるのが大変だったと言います。

「すごく難しかったんですけど、アフレコのときに、さんまさんが細かく丁寧に指導してくださいました」

当のさんまは、「そんなに大変じゃなかったんですよ。彼女はフルートをやっていて音楽がすごいんで、関西弁を音符で覚えよるんですよ」と感心した様子。一度聞いただけでOKテイクを出していった、と明かしました。

出典:ⓒ2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

アニメ好きで知られるCocomiは、もともとSTUDIO4°Cのファンだったとのこと。「いろんなところにフラグが立っていて、絵も綺麗」と話すと、すかさずさんまが「きみ、世渡り上手いね。親の顔が見たい!」とツッコんでいました。

そんなCocomiは家族で試写を観たそうで、「妹、母親、おばあちゃん、みんな目が充血していて、みんな泣いていた」と言うのを聞いて、さんまも感慨深げにこう語ります。

「おばあちゃんに喜んでいただいたのが非常に嬉しかったです。終わってから『まだ涙が止まりません』って言っていただいて……。おばあちゃんの涙顔を見て、私も本当に感動しました」

世界的なアニメ映画祭に出品

イベントの終盤には、この作品が、世界のアニメーション作品の最高峰とされる国際映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭2021」から正式招待を受け、特別上映が決定したことが発表されました。

ピクサーやドリームワークスなどの世界を代表するアニメ作品が招待された権威ある枠で、日本から上映されるのは本作のみ。「吉本という大きな力が動いた!」と信じられない様子のさんまでしたが、改めてクオリティー重視の映画祭だと説明されると「ウソ! そんなすごいん!?」と驚愕。渡辺監督やSTUDIO4°Cら制作陣の仕事ぶりに感謝しました。

出典:ⓒ2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

最後にさんまは改めて、アニメ制作にかかわった500人以上のスタッフに感謝を述べると、「それだけ魂がこもった作品になったのは事実だと思うので、ぜひ観ていただきたいと思います」とアピールしていました。

作品概要

『漁港の肉子ちゃん』

公開日:6月11日(金)全国ロードショー
企画・プロデュース:明石家さんま
出演:大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹、中村育二、石井いづみ、山西惇、八十田勇一、下野紘、マツコ・デラックス、吉岡里帆
原作:西加奈子『漁港の肉子ちゃん』(幻冬舎文庫)
監督:渡辺歩
主題歌:稲垣来泉「イメージの詩」(よしもとミュージック)
エンディングテーマ:GReeeeN「たけてん」(ユニバーサル ミュージック)
アニメーション制作:STUDIO4℃
配給:アスミック・エース
製作:吉本興業株式会社

公式サイトはこちらから。


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