日本映画界を代表するプロデューサー・奥山和由製作の映画『女たち』(6月1日公開)の公開祈念イベントが、5月21日(金)に都内で行われました。登壇したのは主演の篠原ゆき子と共演の倉科カナ。さらに、MCとしてフリーアナウンサーの笠井信輔も参加し、その“激しすぎる”撮影現場を振り返りました。

「ある程度、酔っぱらいました」

役作りのためロングヘアーを約40センチもカットして登場したのは、主人公の親友・香織を演じる倉科。女優魂を感じさせる、こんなエピソードを語ります。

「私から『切らせてもらえますか?』と聞いたら、『いいの!?』と奥山さんも、(内田伸輝)監督も、ビックリしていました。この髪の短さはいままでにありません」

ワインを暴飲するシーンでは撮影時にボトルを2本空けたそうで、倉科は「髪の毛を切ったこともそうですが、『そんなに特別なことなのかなあ?』と。役が酔っぱらっているのであれば、本物のお酒を飲んでいるほうがリアル。なので、ある程度、酔っぱらいました」と体当たりの撮影を振り返りました。

『ハチ公物語』(1987)、『ソナチネ』(1993)、『GONIN』(1995)などで知られる伝説的なプロデューサー・奥山が手がけた最新作の舞台は、コロナ禍にあえぐ山あいの田舎町。

主人公の美咲(篠原)は、東京の大学を卒業したものの、夢破れて故郷に戻ってきた40歳目前の独身女性。母の介護をしながら、地域の学童保育所で働いています。罵詈雑言を浴びせ続ける毒母に反発しながらも、自分を認めてもらいたいと心の奥底で願う美咲。しかし、そんな彼女が唯一心のよりどころとしていた親友・香織(倉科)が突然、命を絶ってしまい――と、それぞれに事情を抱えた女たちの抑圧と解放を描いた作品です。

「この人、闇あるかも!?」

倉科は、ふだんの明るいイメージとは裏腹に、心に闇を抱える香織に共感するところもあった、と言います。

「むかしの自分を見ているような感覚でした。いまは自分をコントロールできているけれど、若いころは『お酒を飲んで飛び降りることだって、なんだってできるぞ!』みたいな感覚がありました。生きるって“シーソー”。そこをどう踏みとどまるかだと思います」

そんな倉科の印象について、主人公・美咲を演じる篠原はこう語ります。

「天真爛漫なイメージがありましたが、初めてお会いしたときに『この人、闇あるかも!?』と思いました。とても美しい方ですが、女性としての痛みを、笑顔で乗り越えてきたような何かを感じます」

一方、自分のことについては、「むかしからの鼻炎が影響をしているのか、私は記憶力が悪いので、けっこう図太いです。過去のイヤな思い出もすぐに忘れるので、負の蓄積がありません」と付け加えて、笑わせました。

篠原は「円形脱毛症」を告白

劇中では、“女たち”の体当たりの演技が光ります。篠原と母親役の高畑淳子が取っ組み合いになるシーンでは、「まるで『キングコングVSキングギドラ』みたい」と振り返る倉科に、篠原も「高畑淳子さんと思えないくらい、顔が違いました」とベテランの熱演に感銘を受けた様子。

イベントでは、自ら脚本づくりに参加し、ハードな役柄を演じた篠原が、撮影後に「円形脱毛症」になったと衝撃告白も。「撮影はコロナ禍だったので、撮影終わりにみんなと食事にも行けず、役と離れる時間がありませんでしたから……」と打ち明けると、倉科は「すべてをさらしている。ポーズではなくて、心のパッションで芝居をしていました。かっこいいし憧れます」と、その迫真の演技を称賛しました。

映画概要

『女たち』

公開日:6月1日(火)
出演:篠原ゆき子、倉科カナ、高畑淳子、サヘル・ローズ、筒井茄奈子、窪塚俊介
製作:奥山和由
監督・脚本:内田伸輝
配給:シネメディア、チームオクヤマ


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